次男は今春、神奈川県内にある強豪高校の野球部に進学
11年ぶりに出産した第2子
交通事故によるケガで大半の仕事を失ってしまったが、翌2009年に次男を授かった。長男出産から11年ぶり、37歳で恵まれた第2子だった。
「長男の子育ては祖父母にずいぶん助けてもらいましたが、次男はほとんど私と夫・大久保の手で育てることができました。次男は幼い頃から野球をやっていたので、“母ちゃん”の私は毎日大忙し。食事も洗濯も量が半端じゃありませんからね(笑)。
食事でいえば、ウチは毎日お米を5合炊き、そのうち3合は次男のお弁当のおにぎりに。鶏の唐揚げを作るときは3、4キロ作り、飲み物は3リットル用意して持たせていました」
息子の成長とともに大東さんには向き合わなければいけないことがあった。2008年の事故以来、トラウマとなり、15年間できなかった「運転」である。
「自分が重傷を負った分、運転することが怖くなり、ハンドルを握ることができませんでした。しかし、次男が中学に上がったとき、今しかないと思い、試合会場への送り迎えのために15年ぶりに運転を再開しました。家族を乗せて徐々に距離を延ばしていき、2年が経ちました」
次男はこの春、野球の強豪高校に進学。ピッチャーとして甲子園を目指し野球部の寮に入った。大東さんは父母会の仕事には今も参加している。応援グッズの手配、選手の弁当の手配、練習試合では相手チームへのお土産を用意したり、お手伝いを父母が手分けして行うのだそうだ。