高校時代は甲子園まで応援も(前列中央の上)
「ありがたいことにグラビアは20歳くらいまでやってたんですけど、事務所に『もう私グラビアは向いてないです。すみません、続けられません』と、この仕事を辞める覚悟で言ったんです。理由は水着の布の面積です(笑)。撮影するたびに水着の面積がちっちゃくなっていくんですよ。これ以上いったら次どうなります? みたいな(笑)。
これ以上は絶対にできませんって相談しました。私は昔から結婚願望が強かったので、相手もいないのに『これは将来結婚した時に義母に見せられない』って思ったんです」
──事務所の反応はどうでしたか?
「グアビアの仕事を続けようとは言わなかったし、事務所を辞めろとも言われませんでした。『じゃあ、1回テレビの仕事をやってみたら』と軽く言ってくれた言葉に救われました」
──そもそも、あきえさんが芸能活動を始めたきっかけは何だったんですか。
「子どもの頃から親戚のおじさんに『あきえは芸能やれよ』って言われてたんですけど、私は本当に興味がないし、『やめて、おじちゃんウザいっ』て感じでした。でも、高校3年でチアを引退した時、燃え尽き症候群で心に隙間というか穴ができちゃって、ちょうどその時におじさんが芸能関係の人を勝手に家に連れてきちゃったんです。
もともと高校卒業後は、子どもが好きなので保育の専門に進学する予定だったんですが、短大に行くか芸能界に入るかで、鈴木家大会議が開かれまして、その時『大学は何歳でもいけるけど、芸能は今この瞬間じゃないとできないかもよ』って親に背中を押してもらいました。面接を受けて『まずは1年間だけやってみよう』と、気づいたら20年経ってました」