今、サウナは新しい局面を迎えている
多様化するサウナ
タナカ氏はコロナ禍を経たサウナ施設の変化についても指摘する。
「2019年には『サ道』がドラマ化されたけれど、同時にコロナ禍にも突入してしまうんです。温浴業界は大きな打撃を受けたそうですが、一方で、健康意識の高まりや『サウナに行きたいけど行けない』という状況で、さらにブームが加速した面もあったと思うんですよ。
集客のために、施設側も工夫しだした。たとえば、予約制の貸切営業をしてみたり、個室のプライベートサウナを作ったり、キャンプブームが後押しして、テントサウナもいろんなメーカーから出てきました。
すごいスピードで多様化していて、いろんなニーズに応えられるようになったと思います。まだまだ、変化していくと思いますよ」
「ブームは終わりつつある」という見方もあるが、ライフスタイルに合わせて変化し、従来とは異なる形でリラックスやエンタメを提供しているサウナ。さまざまに形を変容させながら、生活の一部、文化として定着する過渡期にあるのかもしれない。
(後編に続く)