(写真/共同通信)
「片山さんも、事件直前に10分程度、男に後をつけられていたことがわかっています。マンションのエントランス付近にある防犯カメラには、片山さんがオートロックを開けた直後、その扉が始まる前に谷本容疑者らしき男が侵入する様子が録画されていた」(同前)
男の逮捕前、 NEWSポストセブン取材班が片山さんの地元を取材すると、彼女を悼む声が多く聞かれた。片山さんと同じ小学校に通っていた同級生の女性が語る。
地元では悲嘆の声「同姓同名であってほしい」
「えっ。あのニュースって彼女なんですか。うそ……信じられないです。私は中学校で私立を受験してしまったので、最近の彼女のことはわからないけど、すごく勉強ができる、明るい子だったと記憶しています」
取材に同席した母親もショックを隠しきれない表情でこう話した。
「就職で神戸に出ていったばかりとは聞いていましたが……。娘が言うとおり、賢くて愛嬌のある女の子でした。ご両親にとても愛されていた印象です。まだまだこれからなのに……。どうして殺されないといけなかったんでしょう……」
関西の大学を卒業し、親元を離れて新たな生活をスタートしたばかりだった片山さん。別の同級生の母親もこう嘆いた。