患部である鼻の付け根が赤黒く膿んでしまった
自分の顔に異常が生じたみみたんは当時の心境について、「『自分の顔はもう戻らないんじゃないか』という不安しかなくて、食事も喉を通らなかった」と語る。施術を受けたクリニックにメッセージや電話で問い合わせたが、メッセージではやり取りがスムーズに行なわれず、電話口でも日本語が通じない。治療のために再び渡航することは考えられず、日本のクリニックに駆け込んだ。
「医師から薬を与えられ、外出も制限されたので、メンタル的にもかなり辛かったです。人に会うのも怖くて、それでも外出しなければいけないときにはコンシーラーで患部を隠しました。3か月ほとんど外出できなかったので、ずっと自宅でスマホを見る生活でしたね。治療やケアのための費用も想定以上にかかってしまいました。
クリニックでは、先生から『傷跡がカパッカパッって開くようになっていたよ。見たことがないくらい大きいプロテーゼ(シリコン製の人工軟骨)が入っていた』と説明を受けました」
整形のリアルを赤裸々に語るみみたん。今回の経験を経て、整形手術に対する価値観も変わったという——後編記事で詳報する。
(後編につづく)