うるしやま家は、亨パパ(53歳)、佳月ママ(47歳)、長男・葵くん(26歳)、長女・海音ちゃん(23歳)、次女・柚杏ちゃん(大4)、次男・凛くん(高3)、三男・璃くん(高2)、四男・瑠くん(高1)、三女・美心ちゃん(中3)、四女・菜夢ちゃん(中2)、五女・空蘭ちゃん(小6)、六女・月姫ちゃん(小4)、五男・碧くん(小2)、六男・叶くん(小1)、七女・春音ちゃん(4歳)の六男七女・計15人。 

 番組では2016年から9年間にわたって密着取材し、大家族ならではの生活や家族関係、家事や育児だけでなく、「佳月ママ2度の妊娠出産」「長男・長女の巣立ち」「高校・大学受験」「コロナ禍の暮らし」などのドラマティックなシーンを放送してきました。 

 なぜ令和の今、うるしやま家が人気なのか。最大の理由は「これまでの大家族モノのイメージを覆すような明るさ」と言われています。 

 美容室を経営しているため夫婦ともに土日が仕事で子どもと休みが合わないながら、うるしやま家のパパママはイベントが大好き。子どもたちと一緒になって盛り上がる姿は、夫婦ゲンカが付きものだったこれまでの大家族モノにはない底抜けの明るさを感じさせます。 

 さらに家族の人数が多いことから当然のようにみなされてきた経済的な貧しさを感じさせず、むしろ「裕福ではないか」と思わせる暮らしも人気のポイント。「子どもが我慢させられてかわいそう」という声があがることもなく、大家族の暮らしを気楽に見ることができます。 

子どもと過ごす期間限定の日々を凝縮 

 その立役者は「睡眠3時間」で家事・育児・仕事に奮闘する佳月ママ。どんなに忙しくても笑顔を欠かさず、家族と過ごせることを楽しむ姿で明るいムードを作り、子どもたちに好影響を与えている様子が伝わってきます。現在の視聴者はドラマやバラエティでも「重苦しいものは見たくない」「気楽に見て癒されたい」という人が多いだけに、うるしやま家が醸し出すムードはそのニーズにフィットするのでしょう。 

 また、佳月ママはそんな「スーパー母ちゃん」であり、明るくにぎやかな日々を過ごしながら、「『あとどれくらいみんなそろって過ごせるのかな』って考えるとやっぱり寂しい」などと寂しさをこぼすシーンがありました。「子どもと過ごす期間限定の日々」は大家族に限らず子どものいる家族すべてに共通する貴重なものであり、その二度と戻らない家族の時間を凝縮した貴重な番組とも言えます。 

 視聴者は「もし自分も大家族だったら」と想像したり、「ちょっとだけ憧れるけど無理だな」と自分の日常と比べたりなど、等身大の暮らしであるにもかかわらず別世界をのぞき見できるような面白さも人気を集める理由の1つでしょう。 

 さらに、放送するほど映像の変化や深さが出て面白くなることも人気のポイント。現在の姿に各年の映像を交えて成長や変化を映し出すことで、視聴者にそれを「一緒に見守っている」という愛着を感じてもらうことができます。 

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