秘密講義が流出した(GettyImages)
不老不死のため研究所を設立
不自然な形で削除されることとなった“不老不死発言”の瞬間。荒唐無稽の話のようにも聞こえるが、彼らは実際に、不老不死を実現するために行動を起こしているようだ。
「プーチン大統領は以前、老化を食い止める効果があるという “鹿の血風呂”に入っていると報じられたことがあります。さらに2024年、プーチン大統領がロシアの優秀な科学者たちを集め、『老化を防ぐための研究を行い、不老不死を実現するための秘法を開発せよ』という指示を出したと、イギリスのメディアが報じています」(別の国際部記者)
さらに、金一族が圧倒的な権力を握る北朝鮮でも、不老不死の研究がさかんに行われている。
「北朝鮮の初代国家主席である金日成は1976年、『金日成長寿研究所』を設立。そこでは北朝鮮北部から選抜された10代の処女たちから金日成へ、輸血が行われていたといいます。10代の処女の血には白血球やヘモグロビン、良質なたんぱく質が豊富に含まれているとかで……。ほかにも、オットセイのペニスなどを主成分とする老化防止の秘薬も開発されていたようです。この研究所は現在も存在していますが、場所や研究者数は極秘。高さ約3mの壁に取り囲まれ、厳重な警備体制が敷かれているそうです」(国際ジャーナリスト)
こうした研究所を持つ北朝鮮で開発された薬は、一般の市場にも出回っているという。
「北朝鮮は、外貨獲得のために自国で製造した医薬品や健康補助食品を一部、国外に流通させています。今年1月には、中国で流通していた北朝鮮製の解熱効果を謳う医薬品『安宮牛黄丸』から基準値の4万倍を超える水銀が検出される事案が発生しました。北朝鮮から日本に正規ルートで薬が輸入されることはありませんが、旅行先などでは注意が必要です」(前出・国際部記者)
はからずも、独裁者たちの志向の一端が明らかになった今回の騒動。近隣国の独裁者たちの生への渇望が、日本に不穏な影を落としかねない。
※女性セブン2025年9月25日・10月2日号