次男の凛生君。ブラジルツアーでドラムを叩いた

──相川さんご自身、芸能界の厳しさも経験されてきたと思います。

「ええ。実は私、結婚して出産して、子育てをしていた30代から40代前半くらいまで、仕事が減ってしまって。まったく仕事がなかった時期があるんです。同期はみんな第一線ですごく活躍しているのに、私は家にいて、なんだか社会から置いていかれたような気持ちになって……。そういう時代は、やっぱりすごく苦しかったですね。

 ある時はたくさんお仕事をいただけますけど、ない時は本当になくなる。簡単な仕事じゃないっていうのは、自分自身が身をもって分かっています」

──そうした芸能界の厳しさを、凛生君には伝えていますか?

「『簡単な仕事じゃないよ』というのは、いつも伝えています。『趣味程度の演奏では誰も良しとはしないよ』って。ブラジルでドラムを叩く時も(相川のデビュー曲などをプロデュースしてきた)織田哲郎さんにオーディションをしていただきました。

 以前、彼がYOSHIKIさんのオーディションに出させていただいたことがありました。その際にYOSHIKIさんが直接彼に言ってくださったんです。『君はいいものを持っている。でも、今の10倍、20倍は練習しないとダメだ』って。本当にその通りだなと思いました」

──厳しいですね。

「私にはもう何も手伝うことができません。私が彼の代わりにドラムの練習はできませんから。彼が世の中に認めてもらえるかどうかは、すべて彼自身の努力にかかっています。努力をするというのなら、全力で応援したい。でも、『努力しないんだったら応援しないよ』とは、いつも彼に伝えています」

 元夫と子どもたちの行く末を見守り続ける相川。一方で自分自身の未来はどう考えているのだろうか。仕事、そして再婚の可能性についても尋ねた──

(第5回に続く)

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