9月上旬に開催されたブラジルツアーの様子
ロックシンガーの相川七瀬(50)が20年以上連れ添った夫との離婚を明かした。元夫・A氏とは人気絶頂だった2001年に結婚し、これまでに3人の子どもをもうけている。A氏は相川の個人事務所役員を務め、彼女を公私にわたってサポートしてきたが、2年ほど前からA氏とは別の家での生活をスタート。そして昨年夏に自ら離婚を切り出した。
別居生活で環境を変え、何度も話し合ってきた2人だったが、昨年に夫婦が出した結論は「仲のいい家族でいるための別れ」だった。歌手生活30周年を迎え、離婚という大きな決断を下した相川さんが思い描く“これからの人生”とは──。【全5回の第5回。離婚の詳細を告白した記事から読む】
──ビジネスパートナーでもあるA氏とは、「相川七瀬」としての今後の方針についても話し合うことが多かった。
「そうですね。結婚生活では家庭内のこと以上に仕事の話が多かったと思います。それが結果的に、考え方の衝突に繋がっていったのかもしれません。私の今後についても、彼は『今までと同じ自分で同じ音楽をやっていけばいい』というスタンスでしたが、30周年を迎えたいま、『夢見る少女じゃいられない』を発表した頃の私でいつづけるのはどうしたって難しいし、新しい挑戦もしてみたかった。
例えば、やったことのない47都道府県ツアーにも挑戦してみたいと相談すると、彼は『7大都市ぐらいがちょうどいいんじゃないか』と。歳を取るにつれてできることは狭まっていく、というのはすごく地に足がついた意見かもしれないけれど、やっぱり私の考え方とは違ったんです」