ホテルから出てきた際に黒縁眼鏡をかけている小川市長(証拠動画より)
既婚部下X氏とのラブホ通いが発覚した後も、擁護の声がある。小川市長の支援団体幹部である松村健助氏は、報道が出た後の取材にこう答えた。
「私は彼女を信じているよ。報道後に数回電話をして『軽率な行動だったな』と怒ったら『申し訳ないです』と謝罪していたけど、その後に『私は潔白だから続投する。大丈夫』と言っていた」
松村氏には小川市長を支援する理由も聞いた。
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ。ビジュアルがいい。だから受かったんだよ。でも、ビジュアルもさることながら、オーラもあるんだよね。人を引きつける力。春のタケノコ掘りには毎年参加してくれて、ドデカいタケノコを抱えて笑顔を振りまく。そんな市長、なかなかいないよ。突然振った挨拶にもサッと気の利くことを喋ってくれてさ」
そうした支持に加え、X氏の妻が14日になって代理人弁護士を通じてコメントを発出。「正直申し上げると小川市長に対して、今回の件に関し快く思わない面もある」としながらも、夫であるX氏の「男女の関係は一切ない」とする説明を事実だと受け止めており、「市長を訴えることは考えていないし、謝罪も望んでいない」とした。
これがただの不倫問題であれば、妻のコメントで問題が収束するのかもしれないが、問題は小川市長に政治家としての資質が問われていることだ。
すでに本誌・週刊ポストが指摘してきたように、記録的な大雨で市民に注意喚起がなされていた時にラブホにいたこと、公用車を使っていたことは問題だし、有権者への説明責任が果たされているのかという観点を忘れてはならない。
しかし取材班が入手した“証拠動画”は、小川市長が行った釈明会見への疑義を炙り出すのだ――。
(後編に続く)
※週刊ポスト2025年10月31日号
