松田聖子のモノマネでブレイクした
その後、Seikoが子宝に恵まれることはなかった。余命3か月を宣告されたいま、当時の選択を後悔しているという。
「今振り返ると、こうしてがん治療に臨む今も、優しい言葉をかけてくれる子供がいたらどんなに良かっただろうと思います。仕事ばかりを考えてそういう判断をしてしまった自分に責任はありますが、当時の環境に対する恨みの気持ちも出てきてしまう。産むことに前向きな言葉をかけてくれていたら、別の選択があったのかもしれない、と……。
今、芸能界で身を削って働いている女性にも、こういうことがあったんだ、ということが伝わってくれたら、嬉しいです。暗い話ですが、命が終わる前に、このことを皆さんに知ってほしかった」
身を削る思いで、当時の後悔を語ったSeiko。今は愛犬の世話をモチベーションに、懸命に治療に臨んでいる。
(了。前編から読む)
