大阪でネット販売をしている『クー・ド・ラパン』のカラフルな鳩型クッキーを前列に並べて、アイドルのライブ風にステージを作った時の写真
生き残るためには我慢が必要な時期
最前線でクッキーの製造現場を見続けている高橋さんからすると、洋菓子屋さんを取り囲む現状は厳しいものがあるのだろうか。
「昔は、家族イベントや、人への贈り物をする際に、クッキーなどの焼き菓子を地元の洋菓子店で買うことが多かったですよね。それが今ではどこでも買えるようになりました。通信販売、コンビニやスーパーなど、選択肢がとても広がっています。
実際に商店街の中にある洋菓子店で、以前は20種類ほどあった焼き菓子が、数年の間に10種類程度まで減っているという光景を見かけることもあります。
だから、洋菓子店や個人商店のみなさんには、なんとか販売価格を上げるなどして、物価高騰が落ち着くまで耐えてほしいです」
