kurimaroさんの作る鳥型クッキー。フォルムや色を再現するだけでなく、鼻の色の違いでオス、メスを分けるなど特長や生態をも表している
サブレーを食べる人は減っていない
ケーキなどと比べると地味な見た目、消費者である子供の減少、スナック菓子など他のお菓子の種類の多様化などで、実際にクッキーを食べる人は減っているのかと高橋さんに聞いたところ、「けっしてそんなことはありません」との頼もしい返事が返ってきた。
「最近、40年以上前に発売された『たべっ子どうぶつ』が映画化され、また横浜に『たべっ子どうぶつLAND』というテーマパークもできました。今も変わらずクッキーが子供たちの生活の一部となっている証拠です。
そもそも、サブレーなどクッキーはいっときのはやりのお菓子ではありません。世界中で古くから愛されているお菓子であり、日本でもこの先もずっと変わらずに販売されていくと思います。
物価の高騰も落ち着く日が来るでしょうし、そうなるとまた、幅広い世代に愛されるお菓子として、洋菓子屋さんのレジ横に並ぶのではないでしょうか」
