「インド人と結婚」がトレンド1位に…
今年2月にインドでの結婚式の写真がSNS上に流出した高槻。この写真について自身の結婚式の写真であることを認めた上で、経緯についてこう語る。
「私は芸名なのですが、式場を予約するときに現地の親族が本名を知らなかったので、ひとまず“高槻かなこ”で予約してもらったんですよね。その後、本名を式場に伝えてもらったのですが、結婚式当日、新郎新婦の名前が書かれたボードが芸名のままで。
で、参列者が私の名前を調べたらInstagramが出てきて、アカウントをタグ付けしちゃった。その人も悪気がなかったと思います。すぐに私が見つけて、タグ付けを消したんですよ。(タグ付けから消すまで)30分くらいの間だったはずですが、ばっちりスクショも撮られていて(苦笑)」
人気声優がインドの民族衣装を纏い、華やかな結婚式を挙げる姿はSNSでは祝福、驚き、そして“ネタ”としても扱われ、長時間にわたって「インド人と結婚」がXのトレンド1位に残った。高槻もすぐにマネージャーに連絡したというが、出てしまったものは仕方なく、マネージャーも「もうなんか、ウケるね」と笑い話にするほかなかったという。
「結婚発表もしていたので、隠そうというつもりもなかったのですが、一般の方なので国籍など詳しい情報をお伝えする必要もないと思っていました。
私自身もX上で、ユーザーの投稿を目にしましたが、最初は“叩かれた”とは思ってなくて、“面白がって遊ばれているなあ”という気持ちが強かったんですただ、だんだん“インドの王族と結婚した”“もう日本での仕事は出ない”“これから海外で暮らす”みたいな想像でものを言う人たちが出てきて。
私が発言せずにいたことで、まるでそれが事実かのように自分たちのことが SNSの世界で広まっていくことに怖さは感じました。また、“インド”という人種をいじる投稿が一部であったことはとても悲しかったです」
こうした投稿は日本人ユーザーのものだけでなく、韓国語、中国語による投稿も少なくなく、なかには誹謗中傷としか思えないものも見受けられた。これもまた、空前の声優ブーム、そして『ラブライブ!』という大人気コンテンツの影響なのだろうか。
「私だけでなく旦那のSNSもタグ付けされていたので、名前が特定されてしまって。プライベートから仕事のSNSまで、色んな人の足跡がつくようになってしまい、一時期、旦那もアカウント閉じることになったんです。
旦那は怒ったりせずに『大変だね』とは言ってくれましたけど、すごく申し訳ない気持ちになりました。私は良くも悪くも話題になることは慣れているのですが、旦那は一般人なので」