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【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会2】阪神の来季展望 5年25億円の近本は「代わりがいないから金で引き止めざるを得ない」「最大の不安材料はクローザー。来季も岩崎だと怖い」

来季の阪神はどうか?(藤川球児・監督)

来季の阪神はどうか?(藤川球児・監督)

 セ・リーグでは巨人を含め他球団の追随を許さず独走した阪神だが、日本シリーズはソフトバンクに完敗した。第2戦からの4連敗での終幕を受け、江本孟紀氏(78才)、中畑清氏(71才)、達川光男氏(70才)による本誌・週刊ポスト名物企画「ENT座談会」を開催。来季の阪神の展望について、大物OBが語り尽くした――。【全3回の第2回。第1回から読む

岡田の「アカンやろ」連発

江本:阪神の来季は選手のレベルが心配だよ。今季より上がりそうにないからね。

達川:大きな声では言えませんが、ソフトバンクの連中は「6番バッター以降は顔と名前が一致しない」と言っていました。

江本:そこなんですよ。

中畑:ただサトテル(佐藤輝明)は一本足打法からスリ足に変えて覚醒した。このまま行けば、さらにスケールの大きい選手になれるはずだよ。

江本:森下(翔太)も若いから可能性はあるけど、コケるかもしれない。もうちょっと打率を上げないと苦しい。近本(光司)は5年25億円で残留したけど阪神はどこにそんな金があるんですかね。

中畑:近本は今年31歳だから5年後は36歳か。

江本:右肩上がりとはいかないからね。ただ代わりがいないから、金で引き止めざるを得ない。

中畑:でも、投げるほうはいいじゃない。石井はいいよ。何であんないいの。

江本:不思議でしょうがないね。オレが総監督の独立リーグ・高知ファイティングドッグス出身だけど、知らんかった。フォームに無駄がないパワーピッチャーで四球がほとんどない奴は珍しい。問題は岩崎(優)の代わりに石井を抑えにするかどうか。藤川はJFKで最初8回を任されてから抑えに転じたけど、同じ道を歩むのかな。

達川:いやぁ、同じ1イニングでも8回と9回は全く違いますよ。絶対に本塁打を許せない重圧で配球も制限される。

中畑:阪神の最大の不安材料はクローザー。来季も岩崎だと怖いよ。

達川:とはいえ、石井を後ろに回したら7回や8回がしんどくなるけん、難しいところです。連覇に向け盤石とは言えない。

江本:オフの動きでは空席だったヘッドに元監督の和田(豊)を持ってきた。藤川は全部自分でやろうとするけど、ヘッドコーチは絶対必要。ただ、和田という人選の意図はよくわからない。

中畑:先輩がいるのはやりづらいと思うよ。

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