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【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会3】来季巨人の展望 桑田真澄二軍監督の電撃辞任の内幕 「補強しないと来季はBクラス」「5位はあるよね」「あるある」

今の巨人に必要なのは?(阿部慎之助・監督)

今の巨人に必要なのは?(阿部慎之助・監督)

 セ・リーグでは巨人を含め他球団の追随を許さず独走した阪神だが、日本シリーズはソフトバンクに完敗した。第2戦からの4連敗での終幕を受け、江本孟紀氏(78才)、中畑清氏(71才)、達川光男氏(70才)による本誌・週刊ポスト名物企画「ENT座談会」を開催。今季の裏話から辛口提言まで、大物OBが語り尽くした――。【全3回の第3回。第1回から読む

桑田は結果を出してない

達川:巨人は桑田真澄・二軍監督が電撃退任した。

江本:阿部がスポ根で桑田が理論派だから仲違いしたと報じられたけど、そんなバカな理屈はない。スポ根も理論も両方大事なのに、どっちがいいの悪いのと言うのが野球界の一番ダメなところ。

達川:じゃあなんで辞めたんですかね。

江本:どうなの清さん。

中畑:2人の考え方の違いは理由の一つだろうね。もともと原(辰徳・前監督)が桑田を一軍コーチに招いたけど、実績も出てない時に阿部が桑田を二軍監督に落とした。巨人の山口寿一オーナーは桑田が好きなんだけどね。

江本:理論派だから評価するんだろ。“何が理論派だ!”と言いたいよ。

中畑:解説ではエモやんが一番、理論を言ってるじゃない(笑)。

達川:たしかに桑田は理論派だけど、本人はよう練習しとったよ。

中畑:人に練習させることは否定するんだよ。引退後に大学で研究して、“投げ込み走り込みのスパルタでは野球界がダメになる”という理論をアマ野球で実践したけど、ひとつも成功していない。結果が出ていないのに我々の時代を否定しないでもらいたいね。

江本:その通り。今は先発が完投するとテレビで解説者が「昭和ですねぇ」とバカにしたように喋って、自分を賢く見せようとしている。アホですよ。

中畑:その意味で一番いいのは日本ハムの新庄(剛志)。良い野球を目指している。ピッチャーは先発完投の理想を実践し、若手の大型選手がたくさんいて魅力がある。

江本:新庄の野球はチャラけていそうで本質をついている。今の日本の野球に何が足りないかを教えてくれます。

達川:徹底して基本を鍛えてますよ。オープン戦でカープの選手がライトフライを打った時、ランナーおらんのにライトがカットマンまで矢のような返球をして驚きました。

中畑:巨人も日ハムを見習ってほしいよ。

江本:阿部ももっとガンガン鍛えればいいんです。

中畑:とにかく巨人は戸郷(翔征)はじめ投手があれだけ揃わなかったらダメでしょ。補強しないと来季はBクラスかも。

達川:ヤクルトがいるから6位にはならんけど、5位はあるよね。

江本:あるある。

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