大谷翔平が別荘について語る動画が削除されている(HPより、現在は削除済み)
“黒塗り部分”が暴露されるリスク
大谷サイドはこれまで、主張や証拠を含む多くの書類を裁判所に提出。前出・在米ジャーナリストは「大谷サイドも本気になって原告側の主張を否定してきている」と解説する。
「裁判の行方は大谷のビジネスの信頼性に関わるため、かなり積極的に訴訟の棄却を求めている。一方、もし棄却されずに原告側の証拠開示の申立てが認められた場合、大谷サイドは大きなリスクを負うことになります。
これまで両者が開示してきた書類については黒塗りの部分も多く、特に大谷とバレロ氏が結ぶ契約部分や、このリゾートプロジェクトの実際の契約内容については不開示情報となっていた。もし証拠開示要求が認められると、そういった情報が表沙汰になる可能性があります」
今回、大谷サイドが怒っているとみられる「写真の不正利用」の裏には、今年1月の“騒動”がある。別荘の着工式の日、販売会社のホームページに、大谷と当時妊娠中だった妻・真美子さんの写真が一時的にアップされ、すぐ削除される“トラブル”があったのだ。
「大谷は家族のプライバシーが晒されることにセンシティブです。証拠開示要求が認められると、家族や代理人・バレロ氏との関係や契約内容が“暴露”される可能性もある。
大谷は元専属通訳の水原一平受刑者(41)との裁判でも、水原氏側からの資料によって真美子さんとの婚前契約というプライバシーが暴露された。大谷サイドとしては、訴状の棄却申立てをなんとか通したいところでしょう」(同前)
後編記事では、この裁判の展開が大谷のビジネスや新たな「ファミリー財団」の活動に及ぼしうる影響について詳報する。
