小野洋平容疑者が”監禁部屋”として使っていたと見られるマンションの一室(読者提供)

小野洋平容疑者が”監禁部屋”として使っていたと見られるマンションの一室(読者提供)

「頂きおじさん」の“一夫多妻生活”

「警視庁は12月16日、男と同容疑で妻の晴香容疑者(28)と、内縁の妻で養子の凜容疑者(23)も逮捕している。2人は男と共謀し、歌舞伎町のホテル室内の天井に火災報知器型の盗撮カメラを設置し20代女性を撮影した疑いがある。

 さらに行為後、晴香容疑者が居室内に乗り込んで『不貞行為だ』などと言いがかりをつけて、女性に300万円の慰謝料を要求していたことも判明しています。こうしたいわゆる“逆美人局”を、複数人に対し行っていた可能性がある」

 小野容疑者らの逮捕で明るみになったのは、不気味な“一夫多妻生活”だ。男は自身を「頂きおじさん」と称して、晴香容疑者と凜容疑者をそれぞれ「ペンギン」「ウサギ」と呼び、支配下においていた。

「男は晴香容疑者らを“洗脳状態”にしていたとみられ、逮捕後もまだ洗脳が解けていないような状態だったといいます。小野容疑者は調べに対して『将来的に4人の妻をもって子どもをつくるつもり』などと供述している」(同前)

 NEWSポストセブンは“監禁部屋”があったとされる新宿区のマンションを発見した。マンションはJR新大久保駅から徒歩3分の距離で、大久保通りを一本路地に入った好立地にある。物件紹介サイトによれば、男の部屋と同じタイプの部屋の賃料は12万円から14万円ほどだ。

 冒頭の10代被害者は、このマンションの3階に住まわされていたというが、近隣住民らは「叫び声が聞こえたり、警察沙汰になったことはない」などと口を揃えるばかりだった。

 しかしあるマンション住民は、「気になることがあって……」と話す。

「この写真を見てもらえますか。昨日、容疑者の人が使っていたと思われる部屋を確認しにいったら、玄関がバールで“こじ開けられた”ような跡があったんです。経年劣化とかではなく、明らかに外側から何か強い力を加えたような……。事件とは関係ないかもしれませんが背筋がゾッとしました」

 謎が多い今回の事件。警視庁は余罪がある可能性も視野に捜査を進めている。

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