今年2月に直腸がんが見つかり10ヶ月に及ぶ闘病生活を語ったラモス瑠偉氏
今年2月に直腸がんを患い、7時間以上にわたる大手術を乗り越えていたことを明かした元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏(68)。現役引退後は、ユース選手の育成やタレント活動などマルチな活躍をしていたが、2016年に脳梗塞を発症。ラモス氏にとって2度目となる大病との闘いだった。
2011年に前妻を転移性肝がんで亡くし、傷心のラモス氏を支えたのが2015年に再婚した俊子夫人だった。彼は20歳年下の妻のことを「命の恩人」と、感謝の言葉を繰り返す。ラモス氏が術後から復帰までの日々、そして闘病で苦しんでいる人々へ向けてエールを送った。【前後編の後編】
直腸がん発覚後、放射線治療と点滴による抗がん剤投与でがん細胞が縮小し、今年7月29日に内視鏡で“がんの芯”を除去する大手術を行ったラモス氏。それから3週間程度の入院で自宅に戻った。妻は、がん告知後からすぐに食事面の勉強を行い、夫を献身的にサポートした。
「妻には本当に苦労をかけています。この10年間、脳梗塞、そしてがんと……一番辛かったのは妻だと思います。一緒に検査についてきてもらっていたのですが、まさか彼女も私がこの病気にかかるとは思ってもいなかったので、本当にショックを受けていました。
腸内環境を悪化させてしまうため、今はパスタやピザなど小麦粉を使用するような料理はダメで、揚げ物とか、コーヒー、甘いものとかも食べられません。私は甘いカプチーノが好きなので辛いですね」
現在は妻が手作りする魚料理を中心に、ごはん、みそ汁、赤身のお肉などを食べているという。
「妻は勉強して、私のために献立を考えて作ってくれています。今は人生で初めて1日3回食べていますよ(笑)。現役時代は1食みたいな生活で、がんになる前は外食も多く、お肉料理中心で魚なんてほとんど口にしなかったのですが、妻が食事のことを勉強してくれているので、毎食きちんと食べています。
彼女は本当に命の恩人です。2度も助けられたんですから、頭が上がりません。妻がいなかったら、この病気も乗り越えられなかったと思います。一生懸命にサポートしてくれる姿を見ると、本当に頑張れます」
