NHK連続テレビ小説『あんぱん』主演の今田美桜
四半世紀前に共演したコンビの言葉に涙が出た
そして、もうおひとり、“無双”という言葉が闊歩したのは二宮和也くん(42才)です。主演映画『8番出口』は低予算“なのに”興行収入50億円を突破。『ニノさん』(日本テレビ系)、『ニノなのに』(TBS系)でのMCも絶好調で、1月1日放送の『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)では“2代目”司会者を務めます。初代のみのもんたさん(享年80)による顔芸や、ためてからの一言などは確かにいまの二宮くんにはやれるでしょうね。
その二宮くんと『ニノさん』や、YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』で共演する菊池風磨くん(30才)も“2025年の顔”のひとり。
男性アイドルグループがさらに激戦状態となった2025年にあって、中心で輝き続けたtimeleszを牽引し、バラエティー界もCM界も席巻。嵐の櫻井翔くん(43才)を筆頭に、先輩たちとのすばらしい関係を築きながら、かわいがられもするという希有な存在です。12月14日に第2弾が放送された『菊池風磨のスポーツキングダム2025』(カンテレ・フジテレビ系)を見ていて思ったのは、風磨くん……ミラノ・コルティナ2026 冬季五輪にも絡むのかしら?ということ。楽しみが膨らみますね。
そして子役界ではドラマでもバラエティーでもCMでも永尾柚乃ちゃん(9才)の独り勝ちだったように思います。7月期に放送されたドラマ『誘拐の日』(テレビ朝日系)主演の斎藤工さん(44才)は、共演した柚乃ちゃんを常に絶賛されていました。
過去の天才子役ちゃんと同じく、バラエティーやイベントに出たときのアドリブ力がすばらしい柚乃ちゃん。特に『明治プロビオヨーグルトR-1』のCMでは私、いつも仲間由紀恵さん(46才)よりも柚乃ちゃんの方を追いかけてしまいます。
最後にバラエティー班からは、ダイアンの津田篤宏くん(49才)を挙げさせてください。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の「名探偵津田」から誕生した「長袖をください」は、2025年の「新語・流行語大賞」30選にノミネートされ、2025年10月期と2026年1月期のTBS系ドラマに立て続けに出演。三井住友銀行『Olive』のCMでの演技は、日本最大級の広告アワード「2025 65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」フィルム部門Bカテゴリーの最高賞にあたる「総務大臣賞/ACCグランプリ」を受賞したのですから。
約四半世紀前、読売テレビの深夜の番宣番組で共演させてもらった多くのお笑いコンビの中で、唯一なかなか売れず、東京進出も果たせなかったダイアンがいまや全国区となり、タワマンに住み、「芸能界、やらせてもらってますから」と語る津田くんの言葉には涙が出ました……。
2026年も皆さんのさらなる活躍に期待しています。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2026年1月8・15日号
