逮捕を受けてインスタグラムは非公開に
もうひとつの「お蔵入り」
逮捕時、清水が出演していたCMはなかったが、NEWSポストセブンの取材で、事前に制作を中止した企業があったことがわかった。自動車メーカー・Honda(ホンダ)だ。事情を知る関係者はこう明かす。
「ホンダは高級車『アコード』のCMに清水被告を起用する予定でした。2025年の秋以降の放送予定で撮影も終わっていたのですが、清水被告の逮捕前にホンダの判断で制作中止に。
社内ではCM制作の決定権を持つ人間が“この映像では『アコード』の魅力が視聴者に伝わらないのでは”と難色を示したことが最大の原因だと言われています。もしあのまま制作が進み、放送されていたら危なかった……と、関係者のあいだでも話題になっていました」
同社に問い合わせたところ、「『アコード』のCM撮影を実施したのは事実です」(広報部)とした上で、制作を中止した理由については「CM制作の中止はHondaの開発上の都合であり、また、制作中止の判断も事象(編集部注 清水の逮捕)の発覚前であり、清水尋也氏の事象とは無関係の要因によるものです」と回答した。
2025年12月26日、今回の判決をうけて、清水が出演する映画『炎上』(2026年春公開予定)は、公式サイトで「来春にて国内劇場公開を決定いたしました」と発表。
芸能人の不祥事となれば、広告に起用した企業はさまざまな対応を迫られる。そうしたなか、知ってか知らずか“危機”を回避していたホンダの「判断」は正しかったのかもしれない。
