タレントとして地位を確立。_2004年の「TEPCOひかり」イベントにて
「私だけニヤニヤしていたり…」“注意してほしかった”シーン
『オーレンジャー』は“超世紀全戦隊20周年記念作品”だったから、監督はめちゃめちゃ気合いが入っていたんですよ。特撮監督、演技監督、アクション監督と3人いて、アクション監督の台本には書き込みがびっしり。私も期待にこたえようと、変身ポーズを何度も練習したり、少林寺拳法の達人という設定だったので、“オーピンク”のスーツアクターの村上利恵さんから、撮影の合間に教えてもらったりしました。擦り傷はみんな当たり前、という感じ。一番NGを出した人? 私かもしれません(笑)。
最後の撮影が終わったときは、「あ~がんばったな!」という晴れ晴れとした気持ちでしたね。最終回では、私たちも記念にオーレンジャーのスーツを着て、2カットぐらい演技をさせてもらったんですよ。思っていたより重くて、ちょっと歩いたりしただけで息苦しくて。視界も限られるし、音はこもって聞こえにくい。スーツアクターの方たちはこんな状態で飛んだり跳ねたりしてたんだな、と思うと、とんでもなくすごいことだな、って。
撮影当時は、テレビ放送をビデオ録画して、見られるときは見ていましたけど、全部は見られなかったと思います。今改めて見直してみると、5人並んだシーンで私だけニヤニヤしていたり、トンチンカンな表情をしているんですよ。なんでこれ、注意してくれなかったんだろうって(笑)。1日で撮影しなければいけないカット数が多く、日が暮れてしまったらできないので、いつも駆け足で撮っていて撮り直す時間がなかったのかな。
30周年記念イベントでは、5人揃って昔の衣装でファンのみなさんの前に立つことができました。20周年イベントのときは“オーブルー”の合田雅吏くんが忙しくて参加できず、5人揃ったのは久しぶり。みんなで当時の思い出や近況を伝えあい、LINEのグループアカウントを作っちゃいました。私と宍戸くん、合田くんは今も芸能活動を続けていますが、“オーグリーン”と“オーイエロー”は芸能界を離れ、今は地方で暮らしています。40周年や50周年もイベントができたら嬉しいな!
取材・文/中野裕子 撮影/岩松喜平
(後編につづく)
