正規品なら「ワケアリ」ダウンも人気(写真提供/イメージマート)

正規品なら「ワケアリ」ダウンも人気(写真提供/イメージマート)

「実は3年前にフリマアプリで買った中古品なんです。新品を買おうとしたら20万円以上して手が出ない。でも、先輩や同僚、部下まで、ファッションに気を使っている素敵な人たちがみんな高級ダウンだったからどうしても欲しかったんです」(食品会社勤務の女性)

 そう言うと、女性はボロボロになった袖口や、首周りの黒ずみを見せてくれた。一見すると高級なダウンジャケットだが、よく観察すると中古のボロ、なのである。おまけにクリーム色だから、黒い汚れがつけばやたらと目立つ。

「黒はシンプルになりすぎなのでクリーム色。汚れがついたら取れにくいので、上からファンデを塗って誤魔化したりしてます(笑)。友達から”ちょっと着させて”と言われても適当に誤魔化しますね、汚いのがバレるから(笑)」

 なんともたくましいというか、そこまでして高級ダウンにこだわるかと思わずにはいられないが、若者さえこの傾向だ。

「黒いワッペンのものは高いんです、友達の前では結構威張れますよ」

 都内在住の男子大学生も、愛用する「カナダグース」のダウンジャケットを自慢する。新品で購入すれば15万円ほどする高級品だが、実は「先輩」から購入したもで、こちらも「ワケアリ」だ。

「ギャンブルに買った先輩が何年か前に中古ブランド品店で買って、それを僕が3万円ほどで買って受け継ぎ、もう2年愛用してます」(男子大学生)

 このダウンジャケット、ロゴやワッペンまですべてが黒で統一されており、一見するとボロさは感じない。だが、大学生がジャケットを脱ぐと、異様なにおいが立ち込めた。

「高級品だから普通のクリーニングに出せず、専門店に出すと1万円以上取られる。なので、ずっと洗濯はしていません。だからすげえにおう(笑)。電車の中や教室でもにおうらしく、周囲からチラチラ見られたりする。それでも手放せないんですよ、あ、カナダグースだ、ってなるし」(男子大学生)

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