電撃解散総選挙「予想獲得議席数」
■広島3区/公明代表が直面した危機
公明党の斉藤鉄夫・代表は自民党の協力がなければ当選は厳しい情勢に。
「高市首相は連立離脱の際に斉藤代表から後ろ足で砂を掛けられるかたちとなった。自民県連は前回、比例単独で当選した現職を広島3区支部長とするよう求めている。高市首相が斉藤氏に対立候補を正式に立てるか注目され、代表が選挙区落選となれば、公明党が小選挙区への候補擁立をやめて比例政党への道を選ぶきっかけになるのではとの見方が広がった」
それが立憲との新党結成を視野に入れ、今回の総選挙で公明が小選挙区から撤退という話が出る流れにつながったわけだ。
■福岡11区/「反高市」の大物復活へ険しい道
前回は裏金批判のなか選挙に臨み、維新候補にまさかの敗北、復権を目指す自民の大物が武田良太・元総務相だ。2024年総裁選で石破逆転勝利の原動力となり、自民党で“反高市”の1人と見られている。
その武田氏に立ちはだかるのが高市自民と連立を組む維新現職。与党同士の潰し合いになる。
「高市内閣の支持率は高いが、自民党支持率が回復しているわけではない。高市首相と距離のある印象が定着した武田氏が、自民公認を得たからといってどこまで票を取り戻せるかは見通せない部分もある」
「解散は総理にとって孤独な決断」といわれる。1人で冒頭解散を決断し、選挙戦も1人で担う高市首相が賭けに勝って自民党に衆院過半数をもたらせば、党内で強力な権力を握る。後ろ盾とされる麻生副総裁にすら頼らない高市政治が始まることになる。一世一代の大博打に審判が下る日は近い。
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※週刊ポスト2026年1月30日号
