「そもそも、今オフはメジャーのFAマーケットの展開が非常に遅く、資金力豊富な球団と本格的な交渉に入るまえにポスティングの期限を迎えてしまった。メジャーのFAランキングベスト10のうち6人が決まっていない状況ですからね。
特に、今オフは三塁手がマーケットに多かった。レッドソックスからFAのブレグマン、49本塁打を打ったマリナーズのスアレスがいて、ここに村上と岡本が入る。あと韓国からソン・ソンムンが来てパドレスと契約した。同じポジションなら上の選手から決まっていきます」
岡本の代理人のスコット・ボラス氏はブレグマンやヤンキースからFAになったベリンジャーの代理人も務める。「そちらにかかりきりで、岡本の契約は一応格好がつくようにしたものの、それでも安かったと思われる」(友成氏)という。
「いちばん早く交渉期限が来たのが村上で、全く予想もされていなかったホワイトソックスに決まった。そのため、これは短期の“腰掛け移籍”だと見られています。骨を埋めるために選んだとは誰も見ていないでしょう。
西武からアストロズにポスティング移籍した今井達也を含め、今オフは他の選手も短期契約が多い。特に村上と今井は成績の出やすいチームに行って実力を見せつけ、商品価値を高めようという作戦が透けて見えます。
メジャーの代理人たちの常套手段で、村上の代理人のケーシー・クロース氏の狙いもそのあたりにあるでしょう。実際、村上も今井の1年目から毎年オプトアウト(契約破棄条項)が設定されている。商品価値を高めて改めて市場に出て、当初の目標だった1億5000万ドル程度の契約を結ぶことを目指すのではないか」(友成氏)