若かりし頃の久米さん(1998年、時事通信フォト)
爆問・田中が明かした久米さんとの交流
「無線室」のバイトは、こうした先輩たちが大学の後輩に声をかけて繋がっていき、その中に、爆笑問題の田中もいたというわけだ。
田原俊彦や近藤真彦ら、80年代アイドルの大ファンで、久米さんの代表番組として迷わず『ザ・ベストテン』を挙げる田中は、久米さんが早口で曲紹介をし、最後の一言が、歌手の歌い出しに少しかぶる様子を「革命的なイントロコール」と言い、それを久米さん本人に伝えたことを『サンジャポ』で熱く語っていた。その際、久米さんからも「あの瞬間が快感だった」と言われたことを宝物のように振り返った田中。
アナウンサーを目指し、アナウンスの勉強もしていた田中は、マイクに乗る美声を誇りながら、現在も『サンジャポ』の“手カンペ”を流暢に読み進め、コメンテーター全員に話を振り、限られた時間内で生放送を完璧に回している。
そんな田中もまた、久米宏さんに憧れ、久米さんの一挙手一投足を真似した“アナウンサーの卵”だったというワケだ。
テレビとラジオの兼営局であるTBSのアナウンサーだったからこそ、全国のテレビ局、
ラジオ局の男性アナウンサーに多大なる影響を与え続けた久米宏さん。その精神は、これからも多くの後輩アナウンサーが引き継いでいくことだろう。そして田中裕二も……。
◆山田美保子 『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
