空き家となっていた志村さんの自宅。現在は取り壊されてしまった
「(遺品類は)業者さんが横流ししないように、念書を取って処分しました」「(思い出の品も)あったけど全然、何も持って帰らなかった。愛用していた帽子1個、持って帰ってきたのはそれだけだよ」
2026年1月、NEWSポストセブンがその跡地を訪ねると、物件の骨組みが組まれ、閑静な住宅街に「カン、カン」と工事の作業音が響いていた。不動産関係者によると、「すでに新たな物件が建設されています」という。
「現在は土地を分割して戸建て住宅が2軒、建設中になっています。ともに2階建ての3LDKで、販売価格は約9000万円ですね。
最寄り駅からは徒歩15分、周辺には緑豊かな公園があるなど閑静な立地で、建設会社が急ピッチで建設を進めています。今年3月には工事が終わる予定とのことです」
志村さんの思い出の地は、徐々に姿を変えつつある。出身地である東村山の駅には彼の銅像が設置されているほか、記念樹として3本のケヤキが植えられているが、こちらも「今後駅の再開発の影響を受ける可能性がある」(市関係者)という。
「それでも志村さんの思い出を訪ねて来てくれる人はいる。銅像と、ケヤキは3本すべてとはいかないが1、2本は残す予定だと聞いています」(同前)
形あるものはいずれ姿を変える。それでも、志村さんの思い出は色褪せない。
