現職大学院教授が収賄容疑で逮捕された事件を受け、記者会見で頭を下げる東京大の藤井輝夫学長ら(時事)
バニーガールの高級店「価格はおよそ8万円から」
「視察は3日間。初日の夜に、佐藤は接待つきの“クラブ”でコーディネーターらと飲食をした。このクラブは飲み食いとは別にホテルで“お楽しみ”ができるタイプのいわゆる“グレーな店”で、彼はその日に現地の女性を『お持ち帰り』したそう。この頃からすっかり風俗にハマり、理事の男性に“おねだり”するようになった」
当時すでに接待が始まって1年近くが経っていたが、佐藤容疑者側からの要求が止まる気配はなかった。容疑者は会食とは別に、“風俗接待”するよう匂わせるようになったという。
男が気に入っていたのは、東京・吉原のソープランド。バニーガールをコンセプトにした店で、価格はおよそ8万円からの高級店。ホームページによれば在籍している女性は20代がメインで、〈ハイクラスな女性による高級ソープランドのサービスと、アロマエステが融合した至極のおもてなし〉を提供する店だという。
「佐藤はこの店のある風俗嬢に夢中になっていて、常にその子を指名していた。高いときは一度に20万円近く払わされることもあったそうです。家庭にバレないようにするためか、日中に店を予約するよう理事に求めてもいたとか」(同前)
すでに削除されているが、この“お気に入り”の女性店員のSNSなどを見ると、
〈吉原高級152センチ天然Gカップ〉
〈色白すべすべボディと日本人離れした腰高ボンキュッボンスタイル ちっちゃい峰不二子です〉
〈明るく自然体で素直な子 ぽかぽかオイルマッサージが得意です〉
などの記載が確認できた。日中は高級ソープで楽しみ、夜は一流店の料理に舌鼓を打つ──。こうした“おねだり”が日常になっていたとみられる。
しかしあるトラブルでこの関係性はあっけなく幕を閉じる。
「おととし8月ごろ、代表理事は会食の場で佐藤容疑者から『講座を潰されたくないなら早く金を持ってこい!』などと叱責されたことをきっかけに、警察に相談。東大の相談窓口にもすべて打ち明けた。関係は悪化の一途を辿り、翌年3月には『臨床カンナビノイド学社会連携講座』も閉鎖されている。刑事とは別に、損害賠償請求裁判も係争中です」(前出・警視庁2課担当記者)
NEWSポストセブンは贈賄をしていたとされる男性が理事を務める「日本化粧品協会」にも取材をしたが、「弁護士と協議中のため、個別の対応を控えさせていただきます」とのことだった。
東大の藤井輝夫総長は25日、公式ホームページで「痛恨の極みであり、言語道断で、遺憾。極めて重いものと受けとめ、厳正に対処する」とコメント。2日後には東大病院の田中栄病院長が引責辞任を決めた。
今後の捜査の行方に注目が集まる。
