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《子育てしながら病院勤務》カーリング女子『フォルティウス』“金髪司令塔”吉村紗也香選手、スポンサーゼロの危機を乗り越えて掴んだ「五輪切符」

一度は引退も考えたという吉村(時事通信フォト)

一度は引退も考えたという吉村(時事通信フォト)

「五輪で金メダルという目標を掲げて歩み続けてきました。そのスタートラインに立つことができてワクワクしています」──昨年12月にカナダで行われた五輪最終予選を勝ち抜き、ミラノ・コルティナ五輪の切符を手にしたカーリング女子日本代表「フォルティウス」。

 ジュニア時代から“カーリングの天才”と呼ばれるほどの逸材だったスキップ・吉村紗也香選手(34)にとって、ライバルで仲間だったロコ・ソラーレを倒して掴んだ、念願の舞台だった──。

 現在、「フォルティウス」は近江谷杏菜(36)、小野寺佳歩(34)、小林未奈(32)、小谷優奈(27)、そして吉村のメンバーで構成されている。前回の北京五輪でロコ・ソラーレが銀メダルを獲得、その歓喜の裏で、フォルティウスの吉村は厳しい現実が突き付けられていた。スポーツ紙記者が語る。

「2021年9月、フォルティウスは『2022年北京五輪』をかけた代表決定戦でロコ・ソラーレと戦い、先に2勝したが3連敗で五輪出場を逃しました。その2カ月後には前スポンサーの北海道銀行との契約が終了。

 スポンサーゼロの危機に陥っていたが、昨年2月に行われた日本カーリング選手権の決勝戦では北海道銀行を下して4年ぶり3度目の優勝を果たすなど結果を残し、現在は20社以上からサポートを受けています」

 フォルティウスの強さはどのようなところにあるのだろうか。前出の記者はこう語る。

「メンバー間の信頼関係が厚く、年齢差があっても敬語は使わない。意見を率直に交わすなど団結力が強いんです。また試合では積極的に得点を狙う攻撃的なスタイルが特徴的です。

 それに加えて、侍ジャパンのヘッドコーチとしてWBC世界一にも貢献した元プロ野球選手の白井一幸氏(64)をメンタル・チームビルディングコーチとして招聘し、精神面や組織力の強化に取り組んできました」

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