紀平梨花一覧

【紀平梨花】に関するニュースを集めたページです。

NHK杯で優勝した坂本花織選手
女子フィギュア五輪代表争い 「紀平復活」が待望される背景
4回転のない坂本選手優勝の裏で、欠場者続出 先日行われたフィギュアスケートのNHK杯(グランプリシリーズ第4戦)で、女子は坂本花織選手が優勝した。この優勝でグランプリファイナルへの出場権も確保し、北京五輪代表に近づいた。 女子フィギュアスケートは、来年2月に行われる予定の北京五輪代表争いがかつてないほど混戦状態になっている。日本選手の中で唯一4回転とトリプルアクセルを試合で決めたことのある紀平梨花選手が、怪我のため、NHK杯を欠場。これによって五輪「3枠」をめぐる戦いは激化した。 五輪選考基準には基本的に、全日本選手権、またグランプリシリーズでの結果が求められる(※)。グランプリシリーズを2戦とも欠場した紀平選手は、全日本一発で、結果を出さなければいけない状態だ。9月にコーチを変え、練習拠点をカナダへと移した。環境変化が演技にどのような影響を及ぼしているかも、いまだ未知数である。 トリプルアクセルと4回転に取り組んできた紀平に対し、坂本は、練習していた時期もあったが今季は高難度ジャンプを捨て、「安定感」と「質の高さ」で勝負する。その作戦が、NHK杯ではぴたりとはまった。ちなみに今回のNHK杯は、紀平だけでなく、ロシアの有力2選手も怪我のために欠場している(一人は、練習滑走中に負傷し棄権)。高難度ジャンプは怪我と隣り合わせだ。五輪切符をかけて「安定感」vs「高難度ジャンプ」 他の有力選手を見ていくと、坂本と同じく中野園子コーチのもとで練習を積んでいる三原舞依選手も「安定感」で勝負するタイプだ。体調不良による療養から見事に復活し、グランプリシリーズ2戦ともに4位の結果を残した。 対して大技で勝負するのが樋口新葉選手。トリプルアクセルの成功率と完成度は高いが、他のジャンプにミスが出たりと、プログラム全体をノーミスで滑ることができていない。パーフェクトな滑りを見せれば坂本選手を上回る力を秘めているがそれができるか。 もう一人、トリプルアクセルを跳ぶ河辺愛菜選手は、NHK杯で2位に入り込み、五輪代表へ名乗りを上げた。NHK杯でのトリプルアクセルはショートで成功、フリーでは転倒したが、攻めの姿勢を貫く伸び盛りの17歳に期待がかかる。 そして平昌五輪で4位となった宮原知子選手。ジャンプは高さが足りず回転不足の判定を受けることが多いが、洗練と熟練を極めた表現力は他の追随を許さない。元フィギュアスケート選手で現在NBCの解説などを務めるジョニー・ウィアさんも絶賛する。フィギュアスケートはほとんど「跳ぶ」競技 世界に目を転じれば、いま、女子フィギュアを席巻しているのはロシア勢である。4回転を、しかも数種類の4回転を跳ぶ選手が複数いる。フィギュアスケートに詳しいライターの土田亜希子氏はこう話す。「坂本選手がNHK杯で出した223.34点は、今シーズンのグランプリシリーズの中で上から6番目の得点です。坂本選手を上回る点数を出しているのはすべてロシア選手で、皆、4回転やトリプルアクセルを跳んでいます。とはいえ彼女たちも失敗することはあるので、失敗すれば坂本選手にもチャンスはあるでしょう。しかし、今のジャンプ構成では、五輪出場には近いけれど、五輪で自力でメダルを取るのは難しいと思います」 ゆえに大技を持つ紀平の復活が待たれるのだ。とはいえ坂本選手も「ショートもフリーもまだ伸びしろがある」と語っている。「ルッツジャンプがカギになるでしょうね。坂本選手はルッツが苦手で、NHK杯でもエッジ違反を取られました。ルッツは3回転ジャンプのなかでは最も基礎点が高いジャンプで、平昌五輪で金メダル(ザギトワ)と銀メダル(メドベージェワ)を分けたのもルッツジャンプでした。なんとかルッツを克服してもらいたいですね。 ただ、ロシア選手にはないスピード、ジャンプの大きさは坂本選手の魅力です。スポーツとしてのフィギュアスケートはほとんど「跳ぶ」競技になっていますが、基本にあるのは「滑る」行為で、坂本選手の演技はそれを思い出させてくれます。こういうフィギュアスケートもあるんだよ、ということを、五輪の場で世界に知らしめてほしいです」(土田氏) 4年前の平昌五輪では、4回転を跳ぶ選手も、トリプルアクセルを跳ぶ選手も、女子のメダリストにはいなかった。4年間で女子フィギュアスケートはかくも進化した。熾烈な五輪代表争いは選手たちを一層成長させ、ファンを熱狂させるだろう。※フィギュアスケートの五輪代表選考基準1人目/全日本選手権(12月下旬)の優勝者2人目/全日本選手権の2、3位の選手と、グランプリファイナル(12月上旬)の上位2選手、国際スケート連盟(ISU)公認のシーズン最高得点の上位3選手を対象に選考3人目/全日本選手権終了時点での世界ランキング、五輪シーズンの世界ランキングなどを考慮して総合的に判断
2021.11.16 16:00
NEWSポストセブン
紀平梨花は早稲田大学へ。写真は2020年の全日本(時事通信フォト)
紀平梨花は早稲田入り 大学フィギュアスケート部の存在意義とは
紀平梨花は早稲田へ 中京、関大、明治……フィギュア有力大学の変遷 昨年末、女子フィギュアスケートの紀平梨花選手が、来春、早稲田大学に進学すると報じられた。現在、スイスを拠点に練習を積む紀平選手は、人間科学部の通信教育過程に進学し、文武両道で北京オリンピックを目指すという。すでに知られている通り、羽生結弦選手もカナダを拠点にしながら早稲田の同学部で学び、昨年9月に卒業した。 アマチュアスポーツであるフィギュアスケートは、高校を卒業後、大学に進学して競技を続ける選手が多い。シニアで活躍する選手の多くは、「大学生スケーター」なのだ。 羽生の卒業、紀平の入学で注目を集める早稲田といえば、歴史的に「フィギュア王国」だった。トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんをはじめ、八木沼純子さん、井上怜奈さん、村主章枝さん、中野友加里さんら、世界で活躍するフィギュアスケートを輩出してきた。 だが、フィギュアスケートの人気に火が付き、テレビのゴールデンタイムに放送されるようになった頃から、大学の勢力図に変化が訪れる。女子の人気を牽引した安藤美姫さんと浅田真央さんが通ったのは中京大学だったし、シングルからアイスダンスに転向し、いまなお現役を続ける高橋大輔選手と、織田信成さんが通ったのは関西大学だった。 中京大学と関西大学は大学独自のリンクを開設し、練習環境を整えることで、その後、多くの有力選手が進学する「新・フィギュア王国」となった。中京大学では村上佳菜子さんや宇野昌磨選手が、関西大学では町田樹さん、宮原知子選手らが学んでいる。 最近ではさらに多様化が進み、一つの大学に有力選手が集中する傾向は薄れてきた。そのなかで存在感を増しているひとつが、樋口新葉選手と本田真凛選手が所属する明治大学だろう。未経験者でもウエルカム! 大学フィギュアスケート部の魅力 樋口選手と本田選手は、現在、明治大学体育会スケート部フィギュア部門に所属し、部のSNSにもたびたび登場している。この明治大学と法政大学は、一般の観客を入れて行う合同エキシビション「明治×法政ON ICE」を2019年から開催するなど、大学スケートを盛り上げている。 大学生スケーターたちが所属する大学の「フィギュアスケート部」の意義について、フィギュアスケートに詳しいライターの土田亜希子さんはこう解説する。「まず前提として、フィギュアスケートのシングルは個人競技であり、有力選手はそれぞれコーチについているため、大学に進学したからといって、選手は必ずしもその大学のフィギュアスケート部に所属するわけではありません。羽生選手のように海外を拠点にしている選手もいますしね。また、部に属したとしても、師事するコーチによってリンクが異なるなど、必ずしも選手全員の練習環境が同じにはならないようなのですが、それでも部に所属することで、競技を続けていく上でのよきライバルや仲間を得られ、一体感を得られることはあると思います」 フィギュアスケートを現地で観戦したことのある人なら、大学ごとの応援を耳にした経験があるかもしれない。たとえば全日本選手権だと、出場選手の多い大学、最近では明治大学や中京大学の応援が活発だ。熱い声援からは確かに、部活の意義が感じられる。 それからもう一つ、大学のフィギュアスケート部は、未経験者がフィギュアスケートを始める場として最適だと土田さんは語る。「フィギュア人気の高まりとともに、見ているだけでなく、自分でもやってみたいという人は増えていますが、いざ始めるとなると、どこで始めたらいいのか、誰に教わればいいのか、いくらかかるのかなど、ハードルの高いスポーツです。いま中学生や高校生の方なら、フィギュアスケート部のある大学に入って始めるのは一つの手だと思います。経験者の少ない競技なので、大学のフィギュアスケート部は初心者が多いんです。早稲田や明治などの有力校は経験者がかなり入りますが、初心者からでも始められる大学は多いですし、とくに国公立大学は、8割以上が初心者だったりします。 私の見てきたかぎり、大学から始めても、女子はアクセル、男子はダブルジャンプやダブルアクセルまで跳べますし、大会にも出られます。滑るだけではなく、曲を選んだり、衣装を作るなど、身体能力以外の能力も活かせます。これだけフィギュア人気が高まっているのですから、ファンだけではなく、選手も増えるといいなと思いますね」 海外に目を向けても、世界選手権2連覇中のネイサン・チェン選手はイェール大学で学び、先の全米選手権で2位に入ったビンセント・ジョウ選手も名門ブラウン大学の学生だ。学生スケーターを応援しつつ、自らが学生スケーターになる人が出てくることも期待したい。
2021.01.24 16:00
NEWSポストセブン
4回転サルコウを鮮やかに決めた紀平梨花選手(時事通信フォト)
4回転で全日本連覇の紀平梨花はロシア選手に対抗できるか
紀平梨花優勝の裏で、ロシア女子4回転連発の熱き戦い 先日行われた全日本フィギュアスケート選手権女子シングルで、4回転サルコウを成功させた紀平梨花(18)が2連覇を達成した。日本の女子選手が公式戦で4回転を成功させたのは、安藤美姫さん以来、17年ぶりとなる(2002-2003シーズンのジュニアグランプリファイナルで女子シングルとしては初めて成功)。一方、日本が快挙に湧くなか、ロシアでは、さらにハイレベルな戦いが繰り広げられていた。 全日本フィギュアとほぼ同時期に行われていたロシア選手権で、女子の表彰台に乗った3選手が、いずれもフリーで4回転を2回決めたのだ。優勝したシェルバコワ(16)は4回転ルッツと4回転フリップを、2位のワリエワ(14)は2本の4回転トーループを、3位のトゥルソワ(16)は、2本の4回転ルッツという、男子選手でも難しい構成を、コンビネーションも含めて成功させた。 なかでも、層の厚いロシア選手権を3連覇したシェルバコワの演技は圧巻で、ザギトワなど多くの有力選手を育て、その厳しさからロシアでは“鉄の女”と呼ばれるエテリ・トゥトベリーゼコーチが涙を見せるほど。国内大会のため参考記録ながら、ショート・フリー合せて264.10点というハイスコアを叩き出した。 一方、こちらも国内大会のため参考記録ではあるが、全日本フィギュアの紀平の得点は234.24点だった。紀平選手にあってロシア選手にないもの 昨年のグランプリファイナルで、金・銀・銅をロシア勢が独占したように、現在の女子フィギュアはロシア選手が席巻している。4回転を手にした紀平はロシアに対抗できるのか。あるいはロシア選手のように複数の4回転が必要なのか。全日本とロシア選手権を見比べたフィギュアュアスケートに詳しいライターの土田亜希子氏はこう見る。「紀平選手は4回転サルコウのほか、4回転トーループも練習しているという報道もありましたが、現状でもロシア選手と戦う力はあると思います。全日本で決めた4回転サルコウは大変質の高いジャンプで、世界大会でも加点が付くはずです。それから紀平選手にはトリプルアクセルがあります。今回、フリーでは回転不足となりましたが、ショートではきっちり決めています。調子が上がれば、フリーでは2本入れる実力がありますから、4回転と2本のトリプルアクセルがあれば対抗できると思います」 ロシア選手たちもトリプルアクセルを試合で跳んでいるが、まだ紀平選手ほどの安定感はない。練習で跳ぶことができていても、試合で安定して成功させるには、相応の場数が必要になる。ジュニア時代からトリプルアクセルを試合に組み込んできた紀平選手には一日の長があるのだ。もう一つ、ロシア選手の課題を土田氏は指摘する。「体形変化が起きる年齢です。15歳で金メダルを獲ったザギトワ選手が、翌年から苦労したように、女子は16~17歳くらいで体型変化が起き、ジャンプが跳べなくなることがあります。若いロシア選手が、そこを乗り越えて跳び続けられるかどうかが、今後、課題となるでしょう。安藤さんが初めて4回転を成功させたのも14歳のときで、シニアになってからも跳んでいましたが、回転不足の判定を受けるなど苦労していました。現在18歳での紀平選手は、体型変化を上手く乗り越えつつ、質のいいジャンプを跳んでいると思います」ステファン・ランビエールコーチが授ける芸術性 元フィギュアスケーターの中野友加里氏は、本サイトのインタビューで「トータルバランスという点では、たとえば紀平選手をはじめ日本の選手たちは、ロシアの選手より優れていると思います」と話していた。ジャンプが注目される紀平選手だが、ショートプログラムのステップでインパクトのある「片手側転」を披露するなど、高い身体能力を活かして表現の幅を広げている。現役時代、表現力に定評のあったステファン・ランビエールに師事するようになったことで、今後、さらなる向上が期待できるだろう。 4回転時代とはいえ、4回転だけで勝てるわけではない。ロシア女子でも、跳んでいる4回転ジャンプの難易度で言えば一番高いのはトゥルソワだが、演技構成点は上位2人より低いなどが響き、結果は3位だった。土田氏は今後にこう期待する。「いまや4回転は勝つための必要条件であり、十分条件ではありません。全日本で2位に入った坂本花織選手(20)も4回転を練習中ですが、坂本選手の3回転のジャンプの高さと幅は、女子選手ではトップレベルです。ジャンプの質で勝負できる選手ですから、その強みも活かして戦ってほしい。紀平選手も坂本選手も若いのですが、もっと若いロシア選手に対して、日本選手は成熟した魅力で勝負していくという、戦略性が求められると思います」
2020.12.28 16:00
NEWSポストセブン
発売した写真集は続々重版(写真/アフロ)
練習不参加の羽生結弦、コロナでナイーブになり籠城生活
 新型コロナ感染拡大の影響で、次々と大会やイベントが中止になる中、羽生結弦選手(25才)は一瞬たりともファンを退屈させなかった。 6月中旬には世界五都市で開催が予定されていたものの、中止になった「ファンタジーオンアイス」の公式SNSで、元気な姿と動画メッセージを公開。ファンを和ませた。さらに写真集が3冊も発売され、7月1日からはオンラインで写真展が開催される。 こうなると、次に期待してしまうのは、「スケーティング姿」だが、羽生選手に“異変”が起きているという。スケート関係者が話す。「羽生選手は2月の四大陸選手権の後、練習拠点のあるカナダ・トロントに戻りました。その後、コロナの影響で最大の目標だった3月の世界選手権が中止に。例年なら大会後に日本に帰国し、リフレッシュしてから次のシーズンに備えますが、帰国することができなくなってしまったんです」(スケート関係者) カナダは3月初旬から新型コロナの感染者が急増。中旬頃から徐々に規制が設けられ、スケートリンクを含む公共の施設や、ショッピングモールが閉鎖になり、「ロックダウン」といわれる状態が続いた。 その成果もあり、感染者は4月半ばには減少傾向に。羽生選手が拠点とする名門スケートリンク「クリケットクラブ」も、5月27日に再オープンした。「感染防止のために“1回にリンクに上がれる選手は5人まで”と決めて再開させました。多くの選手たちが順番待ちをするなか、羽生選手は早々に練習メンバーに入りましたが、なぜかリンクに来ていないんです。ほかの選手は『TEAM Cricket』と書かれたマスクを着けて練習しているのですが…」(前出のスケート関係者) 通常、スケート選手は遅くとも6月には、秋に始まる新シーズンに向けて動き出す。ほかの選手たちが新型コロナによる遅れを取り戻そうと躍起になっているなか、羽生選手はリンクに上がってさえいないというのだ。そこにはある理由があった。「練習場に姿を見せない羽生選手に対し『ボイコット』を危惧する声もあがりましたが、実際は持病を気遣ってのことでした。彼はもともと喘息の持病があるため、新型コロナの感染拡大以降、人一倍気をつけていましたが、あるニュースを耳にしてからはさらに外出にナイーブになりました。それは、“若い人でもコロナに罹患すると重症化する”というもの。自粛期間中はほぼ家から出ず、お母さんと一緒に過ごしていたそうですよ。 再開後すぐにリンクに立たないのは、自分がほかの選手にうつすようなことはあってはならない、という彼なりの思いもあるようです」(別のスケート関係者) リンクが閉鎖されている間は、ブライアン・オーサーコーチと新しい振り付けの確認などをテレビ電話で行っていたという。 羽生選手の練習状況について、練習拠点となっているクリケットクラブは、「選手のプライバシーに関してはお答えしていません」 と言うのみだった。「本来なら6月中に新しいプログラムを習得し、7月はその精度を高める時期にあたります。紀平梨花選手(17才)が7月から羽生選手と同じくオーサーコーチに師事することが決まり、彼女も7月からカナダ入りします。選手たちの練習が本格化するなか、羽生選手は相当焦っているようです」(前出・別のスケート関係者) 9月から始まるスケートシーズン。これまで羽生選手はカナダで開催される国際大会「オータムクラシック」からシーズンインすることが多かった。「大会の2か月前に開催が決定するので、開催の可否は間もなく発表されると思います」(スポーツ紙記者) 苦境を乗り越えた後、羽生選手はどんな演技を見せてくれるだろうか。※女性セブン2020年7月16日号
2020.07.03 07:00
女性セブン
「コロナ休校」で家庭教育が進化?
紀平梨花も在籍、コロナの影響受けぬ「N高校」 5500人入学
 新型コロナウイルス感染拡大傾向のなか迎えた新年度。都市部を中心にさらなる休校延長の決定が相次ぎ、学校再開を待ち望んでいた子供からも親からも、不安な声が聞こえる。教育評論家の石川幸夫さんはこう懸念する。「3月の休校に伴う授業の遅れは、通常通り新学期が始まればなんとか取り戻せたでしょう。それでも子供には大きな負担です。それがGW明けまで長引くとなれば、休校中の過ごし方次第で、子供たちの学力に大きな差が生じることは否めません」 外出自粛、イベント中止、日々の生活に閉塞感を感じる一方で、教育現場は待ったなし。コロナ休校で見えてきた国や学校、家庭で取り組む「テレ教育」とは。◆非常時に強いデジタル機器導入校 東京都渋谷区は2017年から区立小中学校の全児童生徒約8500人と教職員にタブレット端末を貸与し、授業はもちろん、普段から家庭に持ち帰り予習復習に活用してきた。「自分のタブレットには顔認証で簡単にログインでき、オンライン学習ドリル『スタディサプリ』や、友達同士で意見交換できる『コラボノート』などのツールを活用しています。3月の休校中も学校から課題が出たり家庭学習に活用していました。4月も学習支援ができるよう進めています」(渋谷区教育指導課) 渋谷区のようなタブレットのほか、パソコンや電子黒板などのハードウエアからeラーニング、デジタル教科書などのソフトウエアなどのICT(情報通信技術)を活用した教育に取り組む自治体や学校は、ごく一部に限られる。 一方で、コロナ騒動の影響をほとんど受けない学校もある。“ネットの学校”こと通信制の私立高校『N高等学校』だ。フィギュアスケートの紀平梨花選手(17才)が在籍することでも知られ、年齢制限はなく、オンラインで授業が受けられるネットコースと、実際の校舎に通う通学コースがある。同校を運営する角川ドワンゴ学園の担当者は言う。「もともと授業やホームルーム、部活も友達とのおしゃべりもインターネット(以下ネット)でできるのが当校の特徴です。休校要請前の2月末から通学コースはオンライン登校に切り替え、自宅で継続して学べています」 今年度の入学式では、5500人を超える新入生全員がニコニコ生放送を視聴してオンラインで参加する予定だ。※女性セブン2020年4月23日号
2020.04.10 07:00
女性セブン
世界ジュニアフィギュアで優勝したカミラ・ワリエワ(SPUTNIK/時事通信フォト)
フィギュア界にロシアから天才少女 もう日本人は勝てないのか
◆北京五輪の星・ワリエワの強さ 新型コロナウイルスの世界的拡大にともない、羽生結弦(25)や紀平梨花(17)が出場予定だった世界フィギュアスケート選手権は中止となった。だが、ジュニアの世界選手権は、今月頭(3月2日~8日)に行われた。ここで日本勢は、男子は鍵山優真(16)が2位表彰台に上がるも、女子の最高位は河辺愛菜(15)の11位。女子で圧勝したのが、ロシア13歳の新星、カミラ・ワリエワだった。 ワリエワのコーチは、現在の女子フィギュアを牽引するエテリ・トゥトベリーゼ氏だ。今季、ジュニアからシニアに上がり、グランプリファイナルで1、2、3フィニッシュを飾ったアリョーナ・コストルナヤ(16)、アンナ・シェルバコワ(15)、アレクサンドラ・トゥルソワ(15)、「天才少女」3人のコーチでもある。しかし、これら天才少女3人をも上回る可能性を、13歳のワリエワは見せた。 ワリエワの能力の高さについて、フィギュアスケートに詳しいライターの土田亜希子氏はこう解説する。「13歳とは思えない完成度の高さです。まずジャンプは、フリーで4回転を2回跳んで、1回目はステップアウトしましが、2回目はきっちり決めました。ワリエワのジャンプは、素直な回転をしているので美しく、加点がつきやすい。次にスピンです。本人が、誰にも負けないものは『スピン』、とインタビューで答えているように、高い柔軟性を活かした独創性のあるスピンは素晴らしく、大きな加点がつきます。 そして表現力。スケートをしていなかったらバレエをやっていたというほど、身体にクラシックバレエの基礎が沁み込んでいる。加えて抜群のスタイルに、儚げな容姿。3拍子も4拍子もそろった、フィギュアスケートをするために生まれてきたような選手です」 もちろん今季シニアに上がった上記3選手の強さも際立っている。数種類の4回転(シェルバコワ、トゥルソワ)、質の高いトリプルアクセル(コストルナヤ)を装備する彼女たちは、強靭なメンタルをあわせもち、今季、グランプリシリーズで負けなしの活躍を見せた。それでもファンに「エテリ(コーチ)の最終兵器」と呼ばれるほど、ワリエワの演技は、見るものを虜にする。ちなみにワリエワは、北京五輪を15歳で迎える。これは、平昌で金メダルを獲得した時のアリーナ・ザギトワ選手と同じ年齢である。◆日本人ジュニアチャンピオンは本田真凛が最後 選手層の厚いロシアに対し、日本はどうか。 冒頭に挙げた河辺愛菜のほか、昨年末の全日本フィギュアで3位に入り、期待された川畑和愛(15)は14位。二人とも、フリープログラムは、上位6人が滑る最終グループに残ることすらできなかった。ちなみに最終グループに残ったのは、ワリエワを含むロシア3選手、韓国2選手、アメリカ1選手だ。「河辺選手は、紀平梨花選手と同じく濱田美栄コーチの指導を受けていて、トリプルアクセルを跳べる選手です。今回の世界ジュニアでは失敗し、それが響いたのか、ジャンプの失敗が続きました。トリプルアクセルを成功させていたら、順位は大きく違っていたかもしれません。 ただ、ロシアのみならず、韓国も良い選手がたくさん出てきています。それに比べると、日本選手の現状はちょっと淋しいといえるかもしれませんね。いま、フィギュアスケート人気は世界一といえる日本ですが、女子ジュニアの結果に限って言えば、この人気が、選手層の厚さにつながっていないように見えます」(土田氏) 世界ジュニアで日本女子が優勝したのは、2016年、本田真凜が最後になる(本田は、翌年は銀メダル)。過去に遡れば、安藤美姫、浅田真央、村上佳菜子が、男子では髙橋大輔、織田信成、小塚崇彦、羽生結弦、宇野昌磨がジュニアを制しており、世界ジュニアは、その後シニアで活躍するための登竜門であることが伺える。今、日本のジュニア勢には何が足りないのか。土田氏はこう指摘する。「一番はジャンプです。ワリエワは4回転を跳びますし、3位のアリサ・リウ(アメリカ、14歳)は4回転とトリプルアクセルを跳びます。ただし、難易度ではなく、高さや質、安定感で勝負することも可能で、2位に入った選手に4回転はありません。 一方、日本勢でいえば、たとえばジュニアで優勝して、一躍スターになった本田選手はシニアに上がり、ジャンプの安定感が欠けるようになりました。元々ジャンプより、表現力に定評のある選手でしたが、本田選手に限らず、女子選手は年齢を重ねて体型が変わると、ジュニアのときのように跳ぶのは難しくなります。だからこそ、ジュニアのときに、4回転など難易度が高いか、あるいは質の高いジャンプを身につけておくことが重要になります。もちろんフィギュアはジャンプだけではありませんが、表現力は後からついてきても、ジャンプを後から磨くのはとても難しいからです。今、シニアで活躍している紀平選手、坂本花織選手(19)、樋口新葉選手(19)らはみな、元々ジャンプが得意な選手です」 男子は鍵山、佐藤駿(16)というジャンプを得意とする選手が育っている。女子が後に続くことを期待したい。
2020.03.15 07:00
NEWSポストセブン
紀平梨花vsロシア3人娘 会見マナーでは紀平の圧勝
紀平梨花vsロシア3人娘 会見マナーでは紀平の圧勝
 フィギュアスケート界を“ロシア3人娘”が席巻している。昨年開催されたグランプリ(GP)シリーズ(10~12月)は全7大会の優勝をアリョーナ・コストルナヤ(16)、アレクサンドラ・トルソワ(15)、アンナ・シェルバコワ(15)のロシア勢で独占。GPファイナルではその3人が表彰台を飾り、日本のエース・紀平梨花(17)は4位、平昌五輪(2018年)金メダルのアリーナ・ザギトワ(17)は最下位の6位に沈んだ。「昨季のGPシリーズでは紀平がトリプルアクセルを武器にファイナル含めた3大会で優勝しました。ところが状況は変わり、今季はロシアの高い3枚の壁に紀平が抑えこまれている構図です」(スケート関係者) 3人娘と紀平が次に対決するとみられるのが3月の世界選手権だ。「ロシア勢に対抗するため、紀平は4回転サルコウに挑んでいます。ただ、ロシア3人の勢いはまだ止まらないでしょう」 そう話すのは、フィギュア担当記者だが、一方でロシア3人娘にはこんな不安もあると指摘する。「3人ともロシアの名門クラブでエテリ・トゥトベリゼ・コーチに師事していますが、ザギトワと平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(20)、さらにソチ五輪ロシア団体金メダルのユリア・リプニツカヤ(21)も同じでした。シニアデビューで一気に注目を集めても、調子が悪くなるとすぐに同門から次のエースが飛び出す、選手生命の短い“使い捨て”指導法だと批判もあります。10代前半で厳しい練習を課され、精神的に未熟なまま栄冠を掴むので、メンタル面から崩れていくのが早いといわれています」 記者の間では、若きメダリストたちのこんな行動が話題になっているという。「会見中にテーブルの下に隠し持っているスマホを覗き見していることが増えているんです。GPファイナルではコストルナヤがそうして視線を落としたまま記者の質問に答え、トルソワは愛犬を膝に抱えていました。かたや、紀平はそんなことはなく会見の質問には目を見て丁寧に答えています。メンタル面ではいい意味の鈍感さがあり、怪我や調子が悪くても強い気持ちを保てるので、長く活躍できるはずです」(同前) 3月の対戦で微笑むのは誰?※週刊ポスト2020年1月17・24日号
2020.01.04 16:00
週刊ポスト
週刊ポスト 2020年1月17・24日号目次
週刊ポスト 2020年1月17・24日号目次
週刊ポスト 2020年1月17・24日号目次国論真っ二つの大激論21・安倍首相は「4選目指すべき」か「早期退陣すべき」か・東京都知事は「小池百合子」か「それ以外」か ・小泉進次郎は「総理候補」か「その器にあらず」か ・日韓外交の路線は「親韓」か「離韓」か ・米大統領選  ・安倍首相の訪朝  ・女性天皇 ・真子内親王と小室圭氏  ・介護を受けるなら ・日経平均株価  ・70歳定年  ・買い物は「現金」か「キャッシュレス」か ・高齢ドライバー  ・コンビニ24時間営業  ・セ・リーグにDH制 ・東京五輪マラソン代表  ・白鵬に一代年寄  ・芸能人の薬物使用 ・大河ドラマ  ・ED治療薬  ・女性グラビア 特集◆ヤクザ、在日、芸能、西成…  裏面の「大阪学」◆横尾忠則「山田洋次監督にアイディアを盗まれた」◆MEGA地震予測令和2年最新版「東日本大震災前と同じ異常変動が現われた」◆【完全総括】平成の企業合併53万2125人が翻弄された有名企業45社の「成績表」◆野村克也「我が教え子監督」を査定する◆言ってはいけない東京五輪「メダルの価値」◆2020年の制度改正“気をつけること”カレンダー◆薬と食事「危ない組み合わせ」総覧チェックリスト◆3分でわかる「血管年齢」チェックシート◆現役女優47人がガチンコ投票で選びました──史上最高のセクシー女優ランキング◆[調査報道スクープ]五輪に巣食ったシロアリ役人ワイド◆川口春奈×二階堂ふみ◆中山美穂×森高千里◆渋野日向子×鈴木愛◆紀平梨花×ロシア3人娘◆伊藤美誠×石川佳純◆三原じゅん子×田村智子◆田中みな実×宇垣美里グラビア◆大学入試センター試験 笑いと涙満点のドラマ◆歴史を変えた女子アナたち◆マインズ ALLSTARS  招福カレンダー2020◆保存版超豪華PHOTO BOOK富士出版 白い下着の女◆「日の丸」と日本人◆浅草 食・芸・神めぐり◆田中道子 オンナっぽい◆斎藤ちはる「羽鳥さん、今日はほめてくれますか?」◆デジタル写真集で鮮烈復刻『GORO』素足のアイドルたち◆子年生まれグラドル10人のセクシー大新年会連載・コラム◆中川淳一郎「ネットのバカ 現実のバカ」【小説】◆平岡陽明「道をたずねる」【コラム】◆二題噺リレーエッセイ 作家たちのAtoZ◆須藤靖貴「万事塞翁が競馬」◆広瀬和生「落語の目利き」◆堀井六郎「昭和歌謡といつまでも」◆秋本鉄次「パツキン命」◆戌井昭人「なにか落ちてる」◆春日太一「役者は言葉でできている」◆大竹聡「酒でも呑むか」◆鎌田實「ジタバタしない」◆綾小路きみまろ「夫婦のゲキジョー」◆高田文夫「笑刊ポスト」【ノンフィクション】◆井沢元彦「逆説の日本史」【コミック】◆やく・みつる「マナ板紳士録」◆とみさわ千夏「ラッキーな瞬間」【情報・娯楽】◆のむみち「週刊名画座かんぺ」◆恋愛カウンセラー・マキの貞操ファイル◆ポスト・ブック・レビュー◆医心伝身◆ポストパズル◆プレゼント◆法律相談◆大前研一「ビジネス新大陸」の歩き方 新春スペシャル◆ビートたけし「21世紀毒談」◆椎名誠とわしらは怪しい雑魚釣り隊◆坪内祐三の美術批評「眼は行動する」
2020.01.04 07:00
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織田信成の教え子保護者が告発、「彼からモラハラ受けた」
織田信成の教え子保護者が告発、「彼からモラハラ受けた」
 何度も涙を流しながら、プロスケーター・織田信成(32)がモラハラを受けていたことを告発した。しかし、その“一方的な主張”を聞いた人たちからは疑問の声が上がっている。その言い分を聞くと──。「先日、子供から“モラハラって何?”と聞かれたんです。リンクのロッカーで、子供同士でそういう話をしているみたいで…動揺は子供たちにも伝わっています」 織田に対するモラハラ騒動。その舞台となったアイスリンク「関西大学たかつきアイスアリーナ」に通う、あるジュニア選手の母親はこうつぶやいた。 リンクでは関西大学(以下、関大)の学生だけでなく、紀平梨花選手(17才)らが所属する「関西大学カイザーズフィギュアスケートクラブ」のジュニア選手たちも練習している。その保護者の1人はこんなことを言う。「信成先生にはすごく期待していたのに、結果的にまともな指導を受けた選手は少ないのではないでしょうか。むしろ、彼からひどい仕打ちを受けたという声もあるんです」 * 11月18日、織田は会見を開き、関大アイススケート部の監督を辞任に追い込まれた理由は濱田美栄コーチ(60才)によるモラルハラスメントだと明かした。そして、精神的苦痛を受けたとして濱田コーチに1100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。 織田は2017年4月に関大アイススケート部監督に就任。タレントやプロスケーターの活動をしながら監督業を行っていたが、今年9月に監督を退任した。 会見で織田は、監督就任前後から濱田コーチと“確執”があったことを明かした。訴状などによると、2017年2月、選手に危険が及ぶ練習方法をやっていると感じて濱田コーチに意見すると、濱田コーチが激高。その後、無視や陰口、悪い噂を流されるなどのモラハラ行為が続き、(今年の)3月頃から体調が悪化し、8日間入院したという。 そして、「年が30才ほど離れていて、何も言えなかった」など、約2年半にわたりモラハラを受けていたと主張。監督でありながら「パワーバランスがあり、決定権はなかった」と涙ながらに訴えた。「濱田コーチの教え子には宮原知子選手(21才)や紀平選手ら世界レベルで活躍する選手が多くいます。確かに織田さんとはキャリアは違う。しかし、濱田コーチは選手の個性に応じた指導法に定評があり、モラハラをするような人ではないと思うんですが…」(スポーツライター) 織田が主張する2017年2月の“激高事件”について「関西大学たかつきアイスアリーナ」で指導する田村岳斗コーチ(40才)も首をひねる。「濱田先生が織田さんに激高したのは見たことがありません。確かに、織田さんが練習方法について“危ないからやめるように”と言ってきたことはありました。しかし、その朝の練習中に濱田先生はおらず、コーチとしてリンクにいたのは私だけでした。しかも、むしろ危険だったのは、自分のアイスショーの曲をかけて練習をしていた織田さんでした。すごいスピードで滑っていましたからね」「関西大学たかつきアイスアリーナ」には、3組の指導体制がある。1つは織田と織田の母・憲子さん(72才)をコーチとする「織田組」、本田武史コーチ(38才)と長光歌子コーチ(68才)が中心の「本田・長光組」、もう1つが田村コーチもいる濱田コーチを中心とした「濱田組」だ。「この一件があった日の夕方、午後からリンクにきた濱田先生と織田さんと憲子先生、長光先生と私の5人で今後の練習について話し合いました。織田さんは濱田先生に意見を言ったら激高されたと主張していますが、むしろ逆で、濱田先生は織田さんの練習ルール変更の意見を尊重しました。そもそも、この話し合いの場を設けたのは濱田先生です。なぜ織田さんが事実と違うことを話しているのか理解できません」(田村コーチ)◆「あなたは親失格」と言われた人も 一体、何が真実なのか。織田を知る多くの保護者や関係者に話を聞いた。ある選手の保護者はこう打ち明ける。「五輪にも出た選手ですから、彼の滑りを見ただけでも勉強になると、選手や保護者は織田さんの就任を心待ちにしていました。実際、フィギュアを習いたいということで新しく入ってきた子もいました。 しかし、織田さんは監督やコーチというよりあくまでプレーヤーでした。指導者という立場の自覚は残念ながらあまりなかったのではないでしょうか」 トッププロとして活躍しながら、大学の監督を担うのはかなり厳しい状況だったようだ。別の保護者が続ける。「織田さんは濱田コーチから『モラハラ』を受けたと主張していましたが、激高がモラハラというなら彼からモラハラを受けたという保護者や生徒は多いはずです。 成績がよくない学生に“価値がない選手”と言ったり、海外から練習に来た子に“自分の国に帰れ”と怒りにまかせて言うことを聞いたこともあります。 ある保護者は“今時の子は挨拶もできない”と長時間にわたって説教を受けたうえで“親として失格”とまで言われ泣いていました。厳しい指導もスポーツにおいては必要だというのは理解していますが、織田さんがああいう形で主張するのは天ツバといいますが、あまりにも違和感がありました」 保護者だけではない。関大関係者も織田の発言をこう非難する。「2年前になりますが、織田さんに“コーチとしてもっとアドバイスしてほしい”と食い下がった学生と保護者がいました。自分の練習に力を入れてないがしろにされていると感じたようでした。その保護者にむかって織田さんは“このリンクはぼくと大ちゃん(高橋大輔選手・33才)のために作られた。きみはそのレベルにないです”と言った。この発言は発破をかけるというレベルのものではなく、波紋を呼びました」 織田への違和感を口にする保護者が多かったが、なかには彼への感謝を口にする保護者もいた。「“トップにいきたいから教えてほしい”という教え子に、織田さんは熱い口調で“ぼくがちゃんと教えてあげるから”と話していたところを見たことがあります。確かに、いつも子供たちの側について教えてくれるわけではありませんでしたが、世界のトップで戦ってきた選手がその場にいることに意味があると思いました」 織田は2018年3月、あるイベントで「スケートの指導者になることがいちばんの目標」と言い、「(指導者としては)まるっきり(松岡)修造さんタイプ」「諦めない気持ちや努力することで乗り越えていける喜びを伝えてあげたい。心に訴えかけられる指導者になりたい」と熱く語っていた。 選手や保護者に対する厳しすぎるような言葉も、選手への熱い思いから出たものかもしれない。しかし、自らがモラハラ告発をする以上、保護者からの告発の真偽も含め、自身の発言への責任もしっかりとるべきだろう。織田をよく知るスケート関係者はこう話す。「プロとしてアイスショーに出る以上は、相当な練習を積まなければいけない。一方で監督として選手の指導にも力を注ぎたい。難しい立場にあったのは事実だと思う。自分の思い通りにいかないことからくる焦りが、今回の騒動の根底にあったのかもしれません」 保護者たちの言い分について、織田はどう答えるのか。12月上旬、自宅から出てきた織田を直撃した。しかし、何を聞いても、「ごめんなさい、何もお答えできません」の一点張りだった。 一方、織田に1100万円の損害賠償を求められた濱田コーチはこう話す。「弁護士と対応を協議しているところなので、今はお話しできません。しかし、近いうちに必ず私の方からきちんとお話しさせていただきます」 フィギュアスケートシーズン真っ只中の争いは、氷の上だけにすべきだろう。※女性セブン2019年12月19日号
2019.12.05 11:00
女性セブン
涙ながらに被害を訴えた織田信成(共同通信社)
織田信成のモラハラ訴訟 「なぜ今?」と関係者から異論噴出
「なぜこのタイミングなのか…後輩たちへの影響を誰よりもわかっているはずなのに今回ばかりは不可解です。周囲は会見することも、訴訟を起こすことも直前まで反対していました。でも、どうしても本人の気が済まないようで…」(スケート連盟関係者) フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦のNHK杯が11月22日から北海道・札幌市で始まる。羽生結弦選手(24才)や紀平梨花選手(17才)にとって、GPファイナルに向けた“最終決戦”の直前に、織田信成(32才)が濱田美栄コーチ(60才)を提訴した。 発端は9月。織田が2017年から務めていた関西大学アイススケート部監督を退任したことだった。大学側はその理由に織田の多忙を挙げたが、織田は濱田コーチの無視や陰口といった“モラハラ”があったと主張。精神的苦痛によってリンクに立てなくなり、それが退任の原因だったと反論していた。 織田は11月18日に会見を開き、濱田コーチに慰謝料など損害賠償1100万円を求めて大阪地裁に提訴したことを明かした。 会見では涙を流しながら、「年が30才ほど離れていて、激高されることもあり、何も言えなかった」と語っていた織田。一部では、濱田コーチを“関大の女帝”と称するメディアもあったが、関大関係者は違和感を拭いきれないという。「濱田コーチは練習しない選手には厳しく、練習する選手には自分の時間をすべて注いで向き合います。指導している宮原知子選手(21才)や紀平選手の開花も、濱田コーチのそうした手腕の成果です。そもそもフィギュアスケートは、選手同士で力を合わせるものではなく、コーチと二人三脚で臨む競技。熱心な指導は不可欠です。その点、濱田コーチはバランスの取れた指導者だとされていました。 濱田コーチはモラハラをする人には見えない。織田さんは関大のリンクにあまり来ていなかったので、そんなに接点があるようにも見えないのですが…」(関大関係者) その織田については、こんな声も聞こえてくる。「織田さんはコメンテーターとしての話術は天才的。松岡修造さんのように感情豊かで、勝っても負けても泣くところは、本当にスケートを愛しているんだなと感じます。一方で感情の起伏が激しく不安定と見る人もいます。選手時代も演技の出来が極端でしたし、些細なことでも気になることがあると、冷静さを失いがち。今回の訴訟も、もう少し周囲の状況を見てほしかった、というのが正直なところです」(別の関大関係者) 今、羽生選手らにとっては重要な時期。このタイミングでの提訴を重く見る向きもある。「NHK杯直前ですからね。織田さんの友人でもある羽生選手にとっては、今シーズン好調のライバル、ネイサン・チェン選手との頂上決戦を前に、世界最高得点を奪取するための大事な試合です。女子では、織田さんの“教え子”にもあたる関大所属の紀平選手も出場します。4回転を跳ぶロシア選手との差をどう縮めるのかが注目されている彼女にとって、ファイナル進出をかけて絶対に落とせない試合。それをわかっていて彼女のコーチを訴えるというのは、あまりにも寂しい」(前出・スケート連盟関係者) 関大は「アイススケート競技がシーズンに入り、多くの選手が懸命に取り組んでいるこの時期に提訴がなされたことは、大変残念です」などとコメントしているが、法廷での争いが銀盤には及ばないことを願いたい。※女性セブン2019年12月5・12日号
2019.11.21 07:00
女性セブン
赤と黒の衣装で大トリとして再びリンクに登場した(写真アフロ)
羽生結弦と共演のToshl、アイスショー当日曲変更の裏側
 5月24日、千葉・幕張イベントホールの特設アイスリンクにて「ファンタジー・オン・アイス2019」(以下FaOI)の初日公演が開催された。FaOIは、2001年から開催されている国内外のトップスケーターが一堂に会する華やかなアイスショーだ。 今回も紀平梨花(16才)、宮原知子(21才)ら日本のトップ選手に加え、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17才)や、“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(36才)ら世界の舞台で活躍する面々がそろった。その豪華な顔ぶれの中でひときわ熱い声援を浴びていたのは、羽生結弦(24才)だった。 FaOIの最大の見どころはアーティストの生演奏とスケーターとのコラボレーション。今回はToshlがサプライズ登場し、羽生とコラボを見せたが、舞台裏ではアクシデントが起きていた。 実は、初日はToshlが歌う『クリスタル・メモリーズ』でという楽曲で羽生選手が踊る予定だったのだが、急遽『マスカレイド』という楽曲に変更されたというのだ。「前日のニュース番組がリハーサルの様子を報じた際、練習する羽生選手のバックで『マスカレイド』が流れていたんです。その後のインタビューで羽生選手が『オペラ座の怪人の続編』と発言したこともあり、『コラボ相手はToshl? しかもマスカレイドで踊るの!? 見たい』という声がファンの間を駆け巡りました。 それを知った羽生選手は、当日になって『ファンの皆さんがToshlさんのマスカレイドで踊るのを期待して見に来る。その期待に応えたいんです』と曲の変更を依頼したところ、Toshlさんは二つ返事でOK。それで、初日と2日目の曲を入れ替えたんです」(フィギュア関係者)◆羽生が打ち明けた なぜマスカレイドか 高い歌唱力を誇るToshlといえども、当日になって曲目を変更するのは容易なことではない。それでも、彼が羽生の依頼を快諾した裏には、こんな思いがあったようだ。「初日のリハの時、Toshlさんが握手を求めると、真っ赤に腫れ上がった右手を羽生選手が差し出してきた。練習で何度も転び、冷たい氷に手をついていたからでしょうか。でも、彼は一切弱音を吐かない。Toshlさんが『体調は大丈夫?』と聞いても、『一生懸命やることしか能がないので』と笑顔で答えていたそうです。 満身創痍でも常にベストを尽くそうとする羽生選手の真摯な姿を見て、彼のファンへの思いやプログラムへのこだわりも知り、言葉を失ったそうです。その熱い気持ちに応えたかったんでしょう。当初、長期にわたるツアーでの体調を考慮し、キーを下げて歌う予定だったのに原曲のキーに合わせて歌う、と言い出したのは、羽生選手へのリスペクトの表れです」(前出・フィギュア関係者) その話を聞いた羽生は、Toshlに「原キーで歌ってるんですね! ありがとうございます! 原キーをずっと聴いていて、それが体に染みついているから、うれしかったです」と汗だくの羽生が屈託のない笑みを浮かべると、Toshlも「羽生くんが頑張ってるから、ぼくも頑張っちゃった」と優しく笑い返した。 翌日のリハ、羽生はToshlと真剣な表情で話し込んでいた。Toshlが描く楽曲の世界観が、自分の人生と重なるとして、こんな話をしていたのである。「『マスカレイド』も『クリスタル・メモリーズ』も歌の内容、それを超えて生き様というものが、ぼくの人生と重なるものがある。言葉の一つひとつに同じ思いになるというより、Toshlさんの中に入って踊っています。『マスカレイド』の最後、ぼくは仮面を脱いで氷に叩きつける演技をしていますが、それは『仮面を脱ぎ捨て、新たに生きていく覚悟』を表しているんです」 2日目の公演直後に放送されたToshlのニコニコ生放送の番組で、Toshlがそう語っていた。 一方のToshlは羽生に対してあるサプライズを用意していた。くまのプーさんが好きな羽生を驚かせようと、幕張公演の最終日、衣装の下に、プーさんTシャツを着込んでいたのである。「前日の夜、Toshlさんは普通のプーさんTシャツじゃ寂しいからと、スワロフスキーを付けてキラッキラに自らデコレーションしたのです。その作業は朝方まで続いたそうです。公演前、羽生選手にそのTシャツを見せると、彼は大喜び。『キラキラしててかわいい』とスワロフスキーに触れたところ、接着剤の付きが甘かったのか、ポロポロとアイスリンクにこぼれてしまい、2人とも慌てていました(笑い)」(ショースタッフ) 年齢も歩んできた道も異なる、2人の“表現者”の熱い思いが結実した夢のステージは、まだ始まったばかりだ。※女性セブン2019年6月13日号
2019.06.02 16:00
女性セブン
舌をペロッと出した瞬間をキャッチ(写真/アフロ)
羽生結弦の偉ぶらない素顔、アイスショーFaOIの舞台裏
 5月24日、千葉・幕張イベントホールの特設アイスリンクでは『ファンタジー・オン・アイス2019』(以下FaOI)の初日公演が行われた。 2001年から開催されているFaOIは、国内外のトップスケーターが一堂に会する華やかなアイスショー。今回も紀平梨花(16才)、宮原知子(21才)ら日本のトップ選手に加え、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17才)や、“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(36才)ら世界の舞台で活躍する面々がそろった。その豪華な顔ぶれの中でひときわ熱い声援を浴びていたのは、やはり羽生結弦(24才)だった。 このショーの最大の見どころはアーティストの生演奏とスケーターとのコラボレーション。今回はToshlと羽生のコラボが実現した。 迎えた本番初日。オープニングを控えた午後5時、スケーターたちがストレッチルームで集中を高めていた。途中、ハイテンションの織田信成(32才)に話しかけられ、集中を解いて一緒になってキャッキャッと談笑していた羽生だが、本番直前には勝負師の顔に早変わり。 オープニングで全スケーターでの滑走を終えると、羽生はバックヤードに下がり、ケータリングの料理が並ぶ会場へ。母親の横でバナナやサラダなどの軽い食事をとり、出番に備えていた。「ここでは、ほかのスケーターが演技している曲が聞こえてくるのですが、歌手のBENIさん(33才)が歌う『瞳をとじて』が流れると、羽生選手は『この曲、大好き。泣けてくるぅ~』と、音楽に合わせて体を揺らしていました。周囲の人にも『瞳をとじてのイントロって泣けてきますよね!』と同意を求めていました」(ショースタッフ) この日のケータリングメニューはラムチョップ、豚の角煮などの肉類、ラザニア、白米などのほか、サラダ、みそ汁、フルーツなどが並んでいた。「よほど食事が気に入ったんでしょう。ザギトワやエリザベータ・トゥクタミシェワ(22才)らロシアの女子選手は、ガールズトークをしながらおいしそうに頰張っていました」(前出・ショースタッフ) 一方、軽く食事を済ませた羽生は、ケータリング会場を出て控室へと戻る。午後7時、出番が近づくとストレッチルームでひとり、黙々とストレッチを始めた。「バックヤードはかなり狭く、大勢の人が出入りするので混雑しているのですが、羽生選手は、すれ違う際、常に前からくる人に道を譲っていました。世界的スターだというのに、全然偉ぶることがないんです」(前出・ショースタッフ) 先に出番が来たのはToshlだった。Toshlは羽生以外の選手の演技でも生歌を披露したからだ。「ほかの選手とのコラボには、昨年11月に発売されたToshlのカバーアルバムから、日本の音楽シーンを代表する名曲が選ばれました」(フィギュア関係者) 午後8時30分頃、Toshlがリンク上の特設ステージに上がると、会場からどよめきが。彼が歌う松田聖子の『赤いスイートピー』に合わせて舞ったのは、アメリカのジョニー・ウィアー(34才)。続いて尾崎豊の『I LOVE YOU』では、スイスのステファン・ランビエル(34才)が華麗な演技を披露。2人の美しい動きとToshlのハイトーンボイスの融合に観客は酔いしれた。 そして、午後8時45分。リンクについに羽生が登場すると、会場のボルテージは最高潮に。羽生は、Toshlが熱唱する『マスカレイド』のリズムに合わせ、仮面をかぶるジェスチャーや、スピン、ステップなどを随所に盛り込んだプログラムで観客を魅了。興奮が冷めやらぬうちにフィナーレを迎えた。※女性セブン2019年6月13日号
2019.06.02 07:00
女性セブン
芸術的な演技で観客を魅了した(写真/アフロ)
羽生結弦 Toshlとのコラボを熱望、アイスショーで実現
 5月24日午後6時。千葉・幕張イベントホールの特設アイスリンクにスケーターたちが次々と現れた。最後に登場したのは、羽生結弦(24才)。彼がいきなり4回転トウループを完璧に着氷すると、会場からは悲鳴にも似た歓声があがる。 そして午後8時54分、羽生は赤と黒の衣装に身を包み、大トリとして再びリンクに登場。Toshlが歌う『マスカレイド』に合わせて華麗に舞う。トリプルアクセルを美しく着氷すると、4回転ルッツにも2回挑戦。残念ながら成功とはいかなかったが、その後も芸術的な演技で観客を魅了した。演技終了後、大歓声に包まれた羽生は、背後で熱唱していたToshlに満面の笑みを投げかけていた。 この日、行われていたのは「ファンタジー・オン・アイス2019」(以下FaOI)の初日公演。2001年から開催されている国内外のトップスケーターが一堂に会する華やかなアイスショーだ。今回も紀平梨花(16才)、宮原知子(21才)ら日本のトップ選手に加え、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17才)や、“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(36才)ら世界の舞台で活躍する面々がそろった。その豪華な顔ぶれの中でひときわ熱い声援を浴びていたのは、やはり羽生だった。「羽生は、3月の世界選手権では足首のけがの影響もあり、アメリカのネイサン・チェン(20才)に敗れて2位に終わりました。4月の国別対抗戦を回避したため、今回のショーの出演も危ぶまれていましたが、本人の強い希望で、10回目となる出演を果たしたのです」(スポーツ紙記者) FaOIは、千葉・幕張公演を皮切りに、全国4都市で開催。どの会場もチケットは即完売の人気ぶりだが、事前情報の公開が制限されるなど、情報管理は徹底されていた。 このショーの最大の見どころはアーティストの生演奏とスケーターとのコラボレーション。今回、Toshlと羽生のコラボは当日まで公表されず、トップシークレット扱いだった。◆2人の接点は? ボーカリストとして国内外で活動するToshlは、最近「龍玄とし」に改名。バラエティー番組やCMへの出演を増やし、活躍の場を広げている。羽生との“夢のコラボ”は、羽生の熱い思いから生まれた。「これまでも羽生選手のコラボ相手には彼の意見が反映されていました。昨年は羽生選手が幼い頃から聴いていたCHEMISTRYとのコラボが実現。今回のToshlさんとのコラボも羽生選手サイドからのオファーによるものだったそうです」(フィギュア関係者) 羽生とToshl。ともに世界中のファンを魅了し続けてきた2人だが、どのような接点があるのだろうか。「Toshlさんは、2011年に『星空のネプチューン』というソロ曲を発表しています。これは、東日本大震災からの復興の思いを歌った曲。被災地である宮城県出身の羽生選手は、この曲に心を打たれ、Toshlさんとのコラボを熱望したそうです。『星空のネプチューン』は、ファンには有名な曲ですが、インディーズで出された曲なので、それを羽生選手が知っていたことにToshlさんは驚いていたのだとか(笑い)」(前出・フィギュア関係者) Toshlに依頼するにあたり、羽生は彼がソロで出したすべての楽曲を何度も聴き込んだという。そして、候補を『星空のネプチューン』『マスカレイド』『クリスタル・メモリーズ』の3曲に絞り込んだ。『マスカレイド』は『オペラ座の怪人』をイメージして作られた曲。『オペラ座の怪人』は、羽生が中学生の頃から好きだったという思い入れの強い曲で2014~2015年シーズンのフリープログラムにも採用している。一方『クリスタル・メモリーズ』は、壮大なスケール感ときらめくような華やかさを兼ね備え、羽生のイメージにピッタリの曲だ。「本来、コラボ曲は1曲なのですが、羽生選手は悩み抜いた挙句『すみません! 1曲に絞り切れません』とギブアップ宣言。結局、メジャー曲である『マスカレイド』と『クリスタル・メモリーズ』の2曲を日替わりで演じることになりました。当然、振り付けも2通り覚えなくてはならないので負担も増えますが、それが気にならないほど、大好きな曲で演じたいという気持ちが強かったんでしょう」(前出・フィギュア関係者)※女性セブン2019年6月13日号 
2019.05.30 11:00
女性セブン
紀平梨花vsザギトワ しのぎを削るフィギュア「4回転時代」
紀平梨花vsザギトワ しのぎを削るフィギュア「4回転時代」
“浅田真央の後継者”として日本女子フィギュアスケートのニューヒロインに躍り出た紀平梨花(16)。国際大会6戦6勝で挑んだ3月の世界選手権で、その紀平の連勝を阻んだのは、平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(16・ロシア)だった。スポーツライターが言う。「今季は紀平とザギトワのライバル対決に世界が注目しましたが、一方で4回転ジャンプを跳ぶ女子ジュニア選手が続々と現われ、令和の女子フィギュア界は4回転が跳べて当たり前という時代になろうとしています。それを見据えて紀平とザギトワも来季は4回転挑戦を明かしています。 が、ロシアの指導法では女子選手が“短命”と言われ、ザギトワは身長が伸びたことによる不調にも陥っていました。先日のアイスショーでもさらに女性らしい体つきになっていたこともあって、バランスのいい体型を保っている紀平の方が試合で4回転を成功させるのは近いとみられています」 さらに紀平にはトリプルアクセルという武器があることも大きいという。「現行のルールでは、女子はショートプログラムに4回転を入れられません。その中で高得点のトリプルアクセルをショートから組み込める紀平は有利です。ただ、今後、4回転を解禁するルール改正の可能性は高いと囁かれており、油断はできません」(同前)※週刊ポスト2019年5月17・24日号
2019.05.11 16:00
週刊ポスト
注目の美人姉妹(萌絵さんのインスタグラムより)
紀平梨花 リンク外で注目を集める「もう一人の紀平」
 フィギュアスケートの世界選手権(3月20日開催)を控え、2月の四大陸選手権を制覇した紀平梨花(16)に優勝の期待が高まっているが、実はいま、リンク外で注目を集めているのは“もう一人の紀平”なのだという。「紀平梨花の4歳上の姉、紀平萌絵(20)です。昨年来の大活躍で梨花のインスタグラムのフォロワーが激増しているのですが、よくアップされる姉の写真に注目が集まり、“可愛いすぎる!”と、大盛り上がりなんです。地元の兵庫では美人姉妹として有名でした」(スポーツ紙記者) 萌絵は大学生で、フィギュアスケートの経験もある。現在はAAAなどが所属する大手芸能事務所『エイベックス』の養成所に所属し、デビューを目指してレッスンを重ねているという。事務所関係者が語る。「彼女はダンサー志望。フィギュアスケートで培った表現力に光るものがあり、すでに有名アーティストのコンサートにダンサーとして出演した経験もある。妹さんがブレイクしたことでマスコミからの問い合わせが急増していて、社内でも注目が集まっています」 世界選手権を中継するフジテレビ関係者によれば、「すでに姉とのセット出演を狙う動きもある」という。浅田舞・真央以上の人気姉妹となるか。※週刊ポスト2019年3月29日号
2019.03.18 16:00
週刊ポスト

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