大竹しのぶ一覧

【大竹しのぶ】に関するニュースを集めたページです。

井上公造氏インタビュー「スキャンダルを起こした人のほうが芸能人はおもしろい」
井上公造氏インタビュー「スキャンダルを起こした人のほうが芸能人はおもしろい」
 芸能リポーターを3月いっぱいで卒業した井上公造さん(65才)。芸能ニュースの第一線で走り続けたこの36年、いろいろなことを見聞きしてきました。現場主義だからこそ知る芸能人との秘話とこれからの芸能界への思いとは──放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、井上さんに話を聞きました。これが「最後のインタビュー」です!張り込み現場で宮沢りえチャンに顔バレした山田:3月いっぱいで、東京、名古屋、大阪、福岡でのレギュラー番組すべての降板を決断されたのは、いつ、どういう理由だったんですか?井上:芸能リポーターを辞めるということは50才くらいのときから考えていました。だから15年ほど前ですね。 その頃から、自分が思い描いていた芸能リポーター像みたいなものの限界が見え始めていた。自分でネタを仕込んで張り込みをして裏取りをして、本人に直撃を試みたり、プロダクションサイドと掛け合ったりしてモノにしていくには時間もお金もかかることが皆さんにもおわかりいただけると思うんですが……テレビの世界でそれができなくなってきた。山田:予算との折り合いがつかなくなったってことですね。わかります。井上:もう1つの理由は、テレビ出演が増えたことでぼくの知名度が上がってしまって、張り込み現場で“顔バレ”することが多くなっちゃって。もう時効だと思うからお話ししますけれど、賀来千香子サン(60才)が宅麻伸サン(65才)と結婚する前、別の男性と交際していましてね、飯倉の『キャンティ』の向かい側で張り込んでいたんです。山田:芸能人御用達のイタリアン!井上:そうです。そこでデートしているという情報があって、カメラも呼んでスタンバイしていたら、賀来サンより先に宮沢りえチャンが店から出て来て。「あ、井上さんだ。誰を張っているんですか?」って。ダメだ、こりゃ……って思いました(笑い)。山田:でも、井上さんをテレビで見られなくなるのは本当に寂しいです。共演されている皆さんは、なんて?井上:『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)で初共演した26年前からぼくを鍛え続けてくれた宮根(誠司)さん(58才)や、公私にわたってお世話になった(島田)紳助さん(65才)は、「やっと?」とか「待ってました」という反応でしたけれど、『ウラネタ芸能ワイド 週刊えみぃSHOW』(読売 テレビ)から、いまも『上沼・高田のクギズケ!』(同)でよくしてくださっている上沼恵美子サン(66才)だけは残念がってくださって……。上沼サン自身、この2年ほど、仕事の整理をされていますから、お感じになることがあったのではないかと。山田:思えば、ワイドショーで扱う芸能ネタも様変わりしていますよね。在京局では、もう何年も前から大物の訃報しか扱わない番組さえある。井上:スキャンダルはやらなくなりましたよね。例えばぼくが、俳優のAさんと女優のBさんが結婚間近という情報を掴んでスクープとして番組で扱うとします。すると「なんで本人たちからのコメントを待ってあげないの?」と怒られるんですよ。これを政治スキャンダルに置き換えてみたらよくわかると思うんです。正式発表まで待っていたらマスコミの役目はなくなってしまいますよね。24時間パスポートを手放すなと言われました山田:昔は、交際のウワサが出ただけでも直撃に行きましたよね。最近、テレビでは、ヒロミさん(57才)と松本伊代サン(56才)の結婚前のVTRがよく流れるんですけれど、おつきあいしているだけなのに空港などで囲まれていた。井上:それで結婚が早まりましたよね、あのおふたり(笑い)。でも、いまは「そっとしておいてあげて」となるワケなんです、ものすごい大ネタであってもね。たとえば菅田将暉クン(29才)と小松菜奈チャン(26才)の結婚って、すごいニュースじゃないですか。でも、1回報じたら、それでもう終わり。山田:昔はもっと擦りましたよねぇ。井上:それこそ、サッチー(野村沙知代さん・享年85)・ミッチー(浅香光代さん・享年92)騒動で1年以上やっていた(笑い)。山田:ほかの芸能人が、「サッチー派」「ミッチー派」と宣言して応戦したり、沙知代さんに経歴詐称疑惑がもちあがったとき、ワイドショーは……井上:コロンビア大学まで取材に行きましたからね(苦笑)。芸能人が海外で挙式したり出産したりというネタがあれば、間違いなく現地にカメラマンとリポーターが殺到しました。あの頃、ぼくらは24時間パスポートを手放すなと言われていたんですよ。山田:“パスポート”“井上さん”といえば、お正月のハワイですよね? 私も1度だけご一緒したことがありますが、誰が何時に出てくるかとか、マスコミを避けたいタレントが団体口から旅行客に交じって出てくるという情報を井上さんがすべて把握されていたことには感動しました。井上:(笑い)長くやっているとね。旅行代理店や航空会社にも知り合いができるんですよ。ハワイの芸能人エピソードでもっとも有名なのは、神田正輝サン(71才)と松田聖子サン(60才)が映画『カリブ・愛のシンフォニー』の撮影で訪れたとき、飛行機のファーストクラスで1枚の毛布にくるまって手を繋いでいたんですって。それを見たのが当時、内田裕也さん(享年79)の愛人だったCAさんで。その話を裕也さんが積極的に広めたせいで多くのマスコミが知ることになった(笑い)。これも時効ということで、お許しを。山田:そして空港で思い出す、ワイドショー史に残る名場面といえば、山田邦子サン(61才)と井上さんのバトル!井上:「あんた、モテないでしょ。彼女いないでしょ」ってブチ切れられて。その後、手打ちしましたけどね。山田:ほかに名場面というと?井上:風吹ジュンさん(69才)が離婚したとき、確実な裏が取れていたぼくはご自宅前で直撃をしたんです。でも「なんですか? それ」と言われて……。「すみません、●日に離婚届を提出されましたよね?」と言ったら、「なんで知ってるの?」と驚かれました。“恋多き女”として知られる大竹しのぶサン(64才)のご自宅前では連続して13日間、張り込んだことがあります。(明石家)さんまサン(66才)と離婚して野田秀樹さん(66才)と噂が出始めた頃ですね。大竹サンがご自宅にいるかどうかはなかなかわからなかったんですが、毎日、二千翔さん(37才)やIMALUちゃん(32才)は学校や幼稚園に通うため出てくるんですよ。 IMALUちゃんはまだ4才ぐらいだったんですけれど、だんだん顔見知りになってしまって、忘れもしない13日目。2階の窓からIMALUちゃんが顔を出して、「ママ、もうすぐ出てくるよ」ってぼくに教えてくれたんです。IMALUちゃん、そのことをずっと覚えていたそうで、番組共演で聞いたときには、ちょっと恥ずかしくなりました(笑い)。 でもそれよりもインパクトがあったのは大竹しのぶサンです。「野田さんとおつきあいされているそうですね?」と聞いたら、開口一番、「はい、おつきあいしています」と。どうせ否定されると思っていたので面食らってしまって……、次の質問がなかなか出なかったのを覚えています。 やっぱり大竹サンのスケールの大きさっていうのは本当にすごいんですよ。結婚もキッパリ、「しません」。「これ以上、子供の名前を変えられないから」とカメラの前で言うんですから。山田:脚を挟まれたのはこのとき?井上:そうです。ぼくは師匠の梨元(勝)さん(享年65)から「車に乗った人を直撃するときにはドアの間に体を挟め。絶対に発車されないから」と教えられてきたんです。その日も車に乗った大竹サンが座っている側のドアに体を挟んでインタビューしていたんですが、3~4分経ったあたりから大竹サンが顔はニコニコしながら、車のドアをガンって閉めるんです。そこから何度も。閉める力もだんだん強まってきて(苦笑)。7~8分のバトルでしたけれども、その間、大竹サンは、ずっと笑顔! プロだなぁと忘れられない取材です。 いまは芸能人もプロダクションも「スキャンダルを起こさない方がいい」と思っているでしょうけれど、スキャンダルを起こした人のほうが芸能人は絶対、おもしろいんですよ。 その最たる人が勝新太郎さん(享年65)。スターといわれる大物は芸能マスコミとの上手なつきあいかたも知っています。人間関係は疑っていたら先に進まないのでね。 4月以降はこれまで培った人脈と経験をもとに、コンサルタントに近い“コネクター”をする予定です。ハワイにもたくさん知り合いがいるので、旅行とか結婚式とか任せてください。山田:また、たくさん情報が入りそうです。こっそり教えてくださいね。井上さん、本当にお疲れ様でした!!構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ〜テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
2022.04.03 07:00
女性セブン
日本映画のじわりと染み入る「辞世の言葉」を紹介/(C)「痛くない死に方」製作委員会
映画に学ぶ辞世の言葉 『父と暮らせば』『天国までの百マイル』ほか
 死の間際に残す言葉には、その人の人生が凝縮して現われるという。銀幕の世界では、戦争や任侠などの華々しい死ばかりでなく、認知症や闘病生活の末の、一般的な暮らしの中にある死が描かれることも決して少なくはない。 しかし、映画の中で最後の別れの言葉に「名言」とされるセリフはあまり見当たらないと話すのが、映画評論家の寺脇研氏だ。「洋画では『愛している』という言葉がよく使われます。しかし、日本ではどんなに家族や恋人を大切に想っていても『愛している』はめったに使いません。言葉ではなく、まなざしや仕草などで伝える以心伝心のような描写が日本映画には多いのです」(寺脇氏) ストレートではない分、「心にじわりと染み入るセリフが多いのが日本映画なのです」と言う。いずれ誰もが迎える「死」。あなたなら、どんな言葉を残したいと思うだろうか。寺脇氏が、数ある映画の中から心にじわりと染み入る「辞世の言葉」を紹介する。「一度だけ 浮気しました 許せ妻」『痛くない死に方』(2021年、渋谷プロダクション)より監督:高橋伴明 出演:柄本佑、余貴美子、宇崎竜童【あらすじ】在宅医師の河田仁(柄本佑)は、判断ミスから末期がん患者を苦しみながら死なせてしまったことで自分を責める。その2年後、河田は再び末期がん患者の本多彰(宇崎竜童)を担当することになった。「自分の意思を尊重できる最期を在宅医とともに求めていく物語。最期に残した俳句には、口では言えない、飾りっ気のない自分が表現されています。それを『知ってましたよ』と笑って許せる奥さんも素敵です」(寺脇氏)「人間のかなしかったこと、たのしかったこと、それを伝えるんがおまいの仕事じゃろうが」『父と暮せば』(2004年、パル企画)より監督:黒木和雄 原作:井上ひさし 出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信【あらすじ】昭和23年の広島。図書館で働く美津江(宮沢りえ)は、原爆から生き残ったことに負い目を感じていた。そこへ原爆で死んだはずの父・竹造(原田芳雄)が魂となって現われ、娘を癒やし、前向きに生きさせようと語りかける。「原爆は一瞬で多くの命を奪い去った。最期の言葉を残す時間すらなかった人たちにとって、この言葉は今を生きる人たちに、そして自分の子や孫、ひ孫にまで伝えたい言葉でもあると思います」(寺脇氏)「お母ちゃん、たぶん死ぬだろうけど、息が上がる時に、こうして手を握っててほしいの。救急車の中でも、病室でも、手術室でも」『天国までの百マイル』(2000年、日活)より監督:早川喜貴 出演:時任三郎、八千草薫、大竹しのぶ【あらすじ】バブル崩壊で会社と妻子を失い、さえない日々を送る城所安男(時任三郎)。そこへ、母・きぬ江(八千草薫)が入院したとの知らせが入る。母を救いたい一心で、安男は名医のもとへ母を連れていく決意をする。「主人公は、兄や姉は立派に巣立っているが、自分一人だけ落ちこぼれというコンプレックスを持っています。しかし、息子への母の愛は少しも変わりません。死の恐怖に立ち向かう気持ちと、息子への愛情とが混じった言葉です」(寺脇氏)「ええ一生じゃった」『あの、夏の日 とんでろじいちゃん』(1999年、東映)より監督:大林宣彦 出演:小林桂樹、厚木拓郎、勝野雅奈恵【あらすじ】認知症が始まりかけた祖父(小林桂樹)の面倒を見るために、小学5年生の由太(厚木拓郎)は夏休みの間、尾道を訪れることに。祖父と過ごす日々は不思議なことの連続で、由太は少しずつ変わり始める。「孫に『死ぬとどうなるの?』と聞かれ、『死んだことがないから分からん』と答えた祖父は、生きていた頃のことはよく覚えていると昔を思い出し、いい一生だったと振り返ります。なかなか言える言葉ではありません」(寺脇氏)「そぉかぁ。そーれーぞーれーだぁーなー」『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008年、シネカノン)より監督:新藤兼人 出演:柄本明、豊川悦司、大竹しのぶ【あらすじ】売れない脚本家の山崎良人(豊川悦司)は、かつての恩師である市川義夫(柄本明)の定年祝いを兼ねた同窓会に出席し、30年ぶりに恩師や旧友らとの再会を果たす。その数年後、恩師が脳梗塞で倒れたとの知らせが入る。「市川先生はもう、ろれつがまわっていません。先生はふと『蟹はなぜ横に歩く』と哲学的な問いを投げます。山崎の答えは、『生き物も人間もそれぞれです』。師弟という関係から、もっと距離の近い関係になった瞬間として描かれています」(寺脇氏)取材・文/小野雅彦※週刊ポスト2021年6月11日号
2021.06.03 16:00
週刊ポスト
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憧れの元夫婦第1位!さんま&しのぶ 憎しみ合わない円満離婚
《知り合ってから30年以上が経ち、色んな事があり、それでもこうしてお互いに仕事ができるというのは、幸せな事だなと思います。彼が人生において一番望んでいるのは、「笑う事」「人が優しい気持ちになる事」です。そんな映画になるよう、頑張ります》 そんなメッセージとともに、3月2日、女優の大竹しのぶ(63才)は自身のインスタグラムに、明石家さんま(65才)とのツーショット写真を投稿した。満面の笑みの2人の間には、さんまが初の企画、プロデュースを務めるアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開予定)の台本が握られている。 しのぶは、この映画で主人公の肉子ちゃんの声を演じる。日本一有名な「元夫婦」の仲睦まじい姿に、しのぶのインスタグラムのコメント欄では、「素敵すぎて涙が出る」「永遠の憧れ」と数多くのコメントが寄せられた。 女性セブンは1528人を対象に「憧れの『元夫婦』は?」というアンケートを実施。そのランキングで「さんま&しのぶ」は、ぶっちぎりの得票数で1位を獲得している。「私の周囲で離婚した人たちからは憎しみのこもった悪口しか聞かないけど、さんまさんとしのぶさんはテレビでもお互いを悪く言わない」(46才・パート)と、さんまとしのぶの仲のよさに驚く声が集まった。 時代が令和になり、「結婚したら女性は家庭を守り、男性は生活費を稼ぐ」という昭和の家庭像はとっくに崩壊し、近年は夫婦の形が多様化し続けている。 今年3月には、ファッションモデルの牧野紗弥(37才)が夫と離婚し、「事実婚」の関係となったことが情報番組で特集され話題になった。結婚して12年、3人の子供を持つ牧野が「事実婚」を選んだ理由は、家庭内の性差をなくして夫と対等になるためには、「夫婦別姓」が必要だと考えたからだという。 俳優の窪塚洋介(41才)は、2012年に一般人女性と離婚。2015年にダンサーである現在の妻と再婚したが、前妻と2人の子供を交え、「家族5人」で食事を楽しむ様子をたびたびインスタグラムに公開している。婚姻関係だけが夫婦の形ではない。さんまとしのぶが離婚したのは30年も前だが、昨今の風潮の先駆けだろう。 離婚後、子供の親権はしのぶが持つことになったが、さんまは血縁関係のない長男・二千翔さん(36才)と、長女でタレントのIMALU(31才)と定期的に顔を合わせ、父親としての役割を果たしてきた。離婚した夫婦とは思えない仲のよさに、世間では幾度となく復縁説がささやかれてきたが、しのぶは、さんまとの関係を「友達以上、家族未満」ときっぱり断言している。現代の夫婦の「理想形」といわれるさんまとしのぶのヒストリーを、まずは振り返っておこう。いきなり3才の子の父親になる気持ち、わかりますか 2人が仲を深めたのは、大ヒットドラマ『男女7人夏物語』(1986年放送、TBS系)での共演だ。当時、しのぶはTBSの敏腕プロデューサー・服部晴治さんと結婚していたが、ドラマをきっかけに、さんまと家族ぐるみのつきあいが始まった。「がんで倒れた服部さんが、亡くなる直前、『しのぶをよろしく』とさんまさん宛てに手紙を送ったことは有名な話です。共演者として仕事面のサポートという意味だけでなく、妻子の将来を託したいという思いもあったのではないでしょうか」(番組制作関係者) そして、1987年7月に服部さんがこの世を去ると、悲しみに暮れるしのぶをさんまが支え、さらに仲を深めていった。夜眠れないしのぶが電話をすると、さんまは深夜でも話し相手をしてくれたという。《いま考えてみると、初めて会ったときから好きだったように思います》 入籍会見でさんまがそう語ったように、2人の熱愛は、さんまのひと目ぼれから始まったとされる。『男女7人~』で共演する以前、関西のワイドショー番組でしのぶと初めて対面したさんまは、「笑いのテンポ、間の取り方、空気を感じる能力、ベストの反応を選ぶ瞬間的早さ、どれをとってもほかの女優さんとは数段違いますよ。ほんとにすごい才能です!」と、しのぶの「笑い」の才能を絶賛していた(『週刊明星』1988年10月13日号)。 1988年9月29日に入籍すると、さんまはしのぶが服部さんとの間にもうけた長男である二千翔さんの父親となる。会見の翌日に生出演した『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で、客席から「お父さーん!」と声援が飛ぶと、「皆さん、いきなり3才の子の父親になる気持ち、わかりますか」と真剣な表情で投げかけた。 自身も幼少期に実母を亡くし、義理の母に育てられてきたさんまは、ステップファミリーの父として義理の息子と真摯に向き合う。「まだ3才だった二千翔さんに気を使ったさんまさんが、『お父さん』ではなく『ボス』と呼ばせるようにしたことはテレビでも語られています」(前出・番組制作関係者) 結婚から翌年の1989年9月には、長女のIMALUが誕生。しかし、子煩悩で、「昔ながら」の家庭を理想とするさんまと、妻・母である以前に、生粋の「女優」であるしのぶとの間で、徐々にすれ違いが生じていく。当時をよく知る芸能担当記者が語る。「しのぶさんは海外ロケで長期間自宅を留守にすることや、ドラマの撮影で帰宅が夜中になることも多かった。スイッチが入ると周囲が見えなくなってしまう“憑依型”の女優であるしのぶさんは、プライベートでも演技のことばかり考えて、家族と話していても上の空だったといいます」 別の記者も話す。「IMALUちゃんの妊娠中、家事ができないしのぶさんのことをさんまさんは嘆いていた。自らスーパーへ買い物に行き、『いい男が買い物かごをぶら下げて、食料やらジュースやら、かごいっぱいに入れて歩くほど惨めなことはない』とこぼしていたそうです」 ジェンダー格差が指摘される現代なら瞬く間に炎上する発言であるが、いまもさんまが老若男女から支持される理由は、30年も前に“主夫”業をこなしていた経験があるからかもしれない。 しかし、女優としてしのぶが活躍の幅を広げる一方で、さんまは低迷期を迎えていた。伝説のバラエティー番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の放送が1989年に終了すると、翌年には、5年連続で男性部門1位に君臨していたNHKの「好きなタレント調査」で首位から陥落。家庭を優先するため、さんま自身が仕事をセーブしていた側面もあるが、男が家庭に入ることが「みっともない」とされていた当時、さんまにとっては生きづらい環境だったのかもしれない。「家の中でのプライベートな話を外でしないでほしいというしのぶさんの希望もあり、結婚前までタブーなしだったさんまさんのトークは精彩を欠いた。楽しそうに仕事をするしのぶさんを見て心穏やかではなかったけれど、すねていると思われたくなくて、何も言えなかったそうです。 一方のしのぶさんは、そんなさんまさんの気持ちを察して、撮影の打ち上げで花束をもらっても見つからないように隠して持って帰っていたそうです」(テレビ局関係者) 当時のことを、しのぶは後に、こう振り返っている。《離婚は子供のことだけとか仕事のことだけという単純なものではなくて、いろんなことが重なっているし、価値観の違いっていうのもあったんだと思います。 そして、「私は“自分は正しい”という価値観を相手に押し付けちゃっているんじゃないか」「この人を苦しめているんじゃないか」、そう思うことで、どんどん気持ちが引いていっちゃって。向こうは向こうで、同じように思っていて、それでお互いに気を使いすぎたようなところがあって……》(『週刊文春』1992年10月1日号) 深い溝を埋めることは難しく、電撃結婚から4年目の1992年9月に離婚。会見は同じ日に同じ場所で時間をずらして行われたが、直前まで2人は同じ控室にいた。 さんまは額に「×」印を1つつけて取材陣の前に登場し、これをきっかけに“離婚1回=バツイチ”という言葉が流行語になる。離婚さえ笑いに変えるのはさすがだが、一転、会見で語ったのは、「すべてぼくに原因がある。相手の仕事の量とかで、お互いの気持ちにズレができた」という、元妻への気遣いの言葉だった。一方のしのぶは「女優と主婦の調整がつかなくなってしまった」と語った。前出の芸能担当記者が話す。「憎しみ合って別れたわけではありません。それを表すように、離婚会見でさんまさんが着たシャツは、しのぶさんがアイロンをかけて整えているし、会見当日の夜も、目黒の自宅で一緒に夕食を食べたそうです」 家庭と仕事の両立が、いま以上に難しかった時代の円満離婚だ。※女性セブン2021年4月15日号
2021.04.05 07:00
女性セブン
大竹しのぶ 主演舞台に喜び「コロナ禍の悲しみ忘れない」
大竹しのぶ 主演舞台に喜び「コロナ禍の悲しみ忘れない」
 舞台『女の一生』(11月2~26日)の製作発表会見が9月 30日に行われ、主演を務める大竹しのぶ、共演の高橋克実や風間杜夫に加え、出演・演出の段田安則が登場した。 今年4月に主演として出演予定だった舞台『桜の園』が中止になったことついて大竹は、「ゲネプロまでいって中止になったときの喪失感やセットが散っていく悲しみは一生忘れません」とコロナ禍での心境を吐露する場面も。 さらに大竹は、久々の舞台となる今作の見どころについて「主人公が一日、一日を懸命に生き抜こうとする姿を見てほしい」と力強く語った。撮影/矢口和也
2020.10.10 16:00
NEWSポストセブン
二世タレントの芸能界入り「パパ友会」が重要な役割果たす
二世タレントの芸能界入り「パパ友会」が重要な役割果たす
 芸能界では多くの「二世」たちが大活躍。最近では、あのサッカー界の超大物の長男も俳優デビューを果たした。そこで、放送作家の山田美保子さんが、昨今の「二世タレント」について分析する。 * * *「キング・カズ」こと三浦知良サン(53才)・三浦りさ子サン(52才)ご夫妻の長男、三浦りょう太(りょう=けもの偏に「寮」のうかんむりなし)クンが芸能事務所「トップコート」さんの所属になったと報じられましたね。 りょう太クン、15才でブラジルにサッカー留学した経験もあるのですが、サッカーではなく、俳優さんの道へ。田原俊彦サン(59才)をはじめ、芸能界にも幅広い人脈をもつ父上の影響でしょうか。昨年は、木村拓哉サン(47才)主演の『グランメゾン東京』(TBS系)に出演していらしたんですね。ごめんなさい、二世でいうと、佐藤浩市サン(59才)Jr.の寛一郎クン(23才)に気をとられ、りょう太クンのことはチェックしきれませんでした。 そうそう、三浦知良サンと木村拓哉サンの“ご縁”については、木村クン本人から聞かせていただいたことがあります。『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の第1シリーズの外ロケ中、停車中の車のパワーウィンドーがサーっと開いたので、木村クンは「マスコミか?」と一瞬、警戒したそうなのですが、顔を出したのがカズさんで、「『BG』を見ています」「面白いです」と言ってくださったのだとか。その翌年、『グランメゾン東京』にりょう太クンが出演することになったのは、まさにご縁ですね。 りょう太クンは“ワークショップオーディション”にて「トップコート」の渡辺万由美社長と知り合い、所属することになったと聞きました。「トップコート」さんといえば“カメレオン俳優”の筆頭、中村倫也サン(33才)や、「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李サン(31才)、菅田将暉サン(27才)も所属していることで話題。私が推している杉野遥亮クン(24才)、さらには新田真剣佑クン(23才)ら若手の超人気者もいらっしゃいます。 万由美社長は昨年、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)で、そのお仕事ぶりがクローズアップされ、所属俳優さんや女優さんをじっくり丁寧に育てていくことでも知られています。同事務所の公式YouTubeにて“お披露目”を行ったりょう太クン。強制終了させられたものの、尾崎豊さん(享年26)の歌マネで“ツカミはOK”。昨年、多くのコンテストで評価された「アタックZERO」のCMは、先輩の松坂サン、菅田クン、杉野クンも出演していることですし、“後輩役”として加わる可能性があるかも。 二世ということでいえば、渡辺謙サン(60才)の娘・杏サン(34才)や、水谷豊サン(67才)・伊藤蘭サン(65才)ご夫妻の娘・趣里チャン(29才)ら、大物二世の女優さんが所属している「トップコート」さんです。りょう太クン、本当に素晴らしい事務所に所属されましたよね。二世ブームに拍車をかけた「二世・三世会』 それにしても、ここ数年、二世タレントさんが次から次へとデビューされてますよね。まぁ、りょう太クンのようにご両親共に有名人だったり、そんな有名人のご子息が大勢通う私学に幼稚園や小学校から通っていれば、芸能界は決して「遠い世界」ではないハズです。 昔から「ステージママ」という言葉があるので、二世タレントさんの場合、お母様が子供さんのデビューに熱心かと思いきや、“山田調べ”では、男のコ、女のコに限らず、お父様のネットワークによって芸能界入りを果たす二世の方が多いようにお見受けします。 というのも、前述の“私学”には、パパたちが担任の先生を囲む「父の会」とか「パパ友会」というのがあって、先に子供さんをデビューさせている有名人パパに、ほかの有名人パパが質問を浴びせる…という話も聞いたことがあります。 それにしても、です。最近では、あまりにも二世タレントさんが多すぎて、「二世」であることは知っていても、親御さんが誰だったか、すぐに出てこないことがあります(苦笑)。 私が構成にかかわっている『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、ずいぶん前から「二世大会」がキラーコンテンツです。そもそも、明石家さんまサン(64才)・大竹しのぶサン(62才)“元”ご夫妻の長女・IMALUチャン(30才)がデビューしたことは、芸能界二世ブームの大きな“きっかけ”と言えます。 その後、「IMALUチャンの気持ちがいちばん理解できるのは私」と、大和田獏サン(69才)・岡江久美子さん(享年63)ご夫妻の娘さんの大和田美帆サン(36才)が食事会を開催。そこに関根麻里チャン(35才)、大沢あかねチャン(34才)らが加わって「二世・三世会」が発足したことが、さらにブームに拍車をかけました。“血縁”にこだわり、“家系図”に順番がある日本の場合、「お父さん(お母さん)にソックリ」とか、ご両親や祖父母、曽祖父母に至るまで有名人の二世、三世は、それだけで大きな注目を集めます。あ、賀来賢人サン(30才)と賀来千香子サン(58才)や、りょう太クンの母・三浦りさ子サンと『BEAMS』代表取締役の設楽洋さんのように、「叔母」「叔父」でもOK。昔から歌舞伎界では、こうした関係性を含めて取り沙汰されていましたから、芸能界でも今後は「遠い親戚」まで話題になる可能性が高いです。構成■山田美保子/『踊る!さんま御殿?』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。※女性セブン2020年6月25日号
2020.06.13 07:00
女性セブン
『ハケンの品格』、再放送視聴率はなぜ振るわなかったのか
『ハケンの品格』、再放送視聴率はなぜ振るわなかったのか
 新型コロナウイルスの感染拡大によって、春ドラマの撮影スケジュールが大幅に変更。撮影ができなくなくなった結果、人気ドラマの再放送が相次ぐこととなった。当然、過去の人気作なのだから、再放送でも高視聴率を叩き出すものが多かったが、一方であまり振るわなかったドラマもある。 リアルタイム放送時に大ヒットした篠原涼子(46才)主演の『ハケンの品格』(日本テレビ系、2007年、再放送は水曜22時)は、視聴率が2桁を記録することもあったが、まさかの1桁に落ち込むことも。同作は、本来ならばこのタイミングで続編が放送されるはずだったが、コロナ禍を受けての予定変更で、思わぬつまずきになってしまった。「この13年で働き方は大きく変わりました。描かれている派遣社員に対するいびりやいじめも、いまの世の中では絶対に許されません。時代にそぐわない描写が違和感を生んでしまい、視聴者離れにつながってしまったのだと思います」(ドラマ評論家の田幸和歌子さん) 今後放送される続編では、そうした違和感を払拭できるかどうかがカギになりそうだ。 竹内涼真(27才)が主演したミステリー『テセウスの船』(TBS系、2020年、再放送は毎日23時56分・24時20分)は、二転三転して犯人の予想がつかない展開が好評で、リアルタイム放送時には最終回で19.6%を記録。だが再放送は話題性を欠いている。ドラマ評論家の成馬零一さんはこう話す。「3月に最終回を放送した直後の5月に再放送。いくら好評だったドラマとはいえ、あまりにも近すぎたのでしょう」 山崎賢人(25才)や藤木直人(47才)が出演し、医療現場をきめ細かく描いた『グッド・ドクター』(フジテレビ系、2018年、再放送は木曜22時)も苦戦する。「当時の評判はよかったのですが、新型コロナによって医療現場が大きく変わってしまったことで、ドラマの内容に“現実はそれどころじゃない!”と、感情移入しにくくなったのが原因ではないでしょうか」(テレビ解説者の木村隆志さん) 再放送は新作を撮影できない中での苦肉の策だった。しかし、想定外の動きも出始めた。「あのドラマも、もう一度見たい」というリクエストが増えている。 熱望する声が多いのは、木村拓哉(47才)と山口智子(55才)が出演し、最終回で36.7%を記録した『ロングバケーション』(フジテレビ系、1996年)、トレンディードラマの元祖ともいわれ、その後、明石家さんま(64才)と大竹しのぶ(62才)が結婚するきっかけとなった『男女7人夏物語』(TBS系、1986年)、織田裕二(52才)と石黒賢(54才)がライバル外科医を演じた『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系、1993年)、松嶋菜々子(46才)の代表作『やまとなでしこ』(フジテレビ系、2000年)など、名作と呼ばれる作品だ。 これらが再放送されるなら、新作の撮影が遅れるのもそう悪くないかも。※女性セブン2020年6月25日号
2020.06.12 16:00
女性セブン
首相会見での質疑は記者クラブ側と事前に打ち合わせ済み…(時事通信フォト)
黒川賭け麻雀が炙り出した「記者クラブ」という癒着組織問題
 黒川弘務・前東京高検検事長の賭け麻雀事件が多方面に飛び火している。5月30日には事件を皮肉った市民らによる賭け麻雀大会「黒川杯」が企画され、検察庁前の路上で開催しようとして大勢の警察官が駆けつける騒ぎが起きた。安倍政権に近いと噂される黒川氏の「定年延長」に端を発する一連の問題は、「黒川氏と大手新聞記者による違法行為の発覚」という劇的な展開を迎え、渦中の黒川氏は罪に問われないまま職を辞した。この賭け麻雀事件が露わにした問題の本質とは何だろうか。 発端は、新型コロナによる自粛要請のなか、黒川氏が産経新聞の記者2人と朝日新聞の社員(元記者)と賭け麻雀に興じていたと週刊文春が報じたことだった。検事総長就任が噂されていた黒川氏は不起訴のまま辞任し、朝日社員は「停職1か月」の処分を受けた(産経は事実関係を調査中)。安倍首相に近いとみられた黒川氏が産経と朝日という大手メディア記者らと“ズブズブ”の関係にあったことは世に衝撃を与えた。 女優の大竹しのぶはインスタグラムで、〈検察官というのは法を犯した人を起訴できる唯一の仕事であるはずなのに、その人が、かけ麻雀をしていたなんて、しかも事実を伝えるべき仕事の新聞記者と。〉〈怒りを通り越して、恐ろしいと思いました。〉などと投稿した。今回の記者らの行為について、大手メディアで取材経験のある識者からは、「相手の懐に入るのが記者の仕事」といった擁護論も飛び交うが、一般の感覚は大竹に近いのではないか。 朝日の内部調査によると4人はこの3年間で月2〜3度賭け麻雀を行い、1回の勝ち負けは1人数千円から2万円ほどだった。どんな微罪であっても相手を逮捕・起訴できるという、強大な権限を持つ検察の幹部が法を破っていることを知りながら、権力を監視する役目を担う新聞記者が報じなかった罪は大きいと言わざるを得ない。いくら賭け麻雀のレートが低いからといって、検察幹部の違法行為を見逃していい理由にはならないだろう。 週刊文春によれば、黒川氏は昔から産経や朝日だけでなく、他メディアの記者ともしばしば賭け麻雀に興じてきたという。それなのに一度も違法行為が明るみに出なかったという事実は、この問題が産経と朝日にとどまらない可能性を示すのではないか。 大手メディアと権力の関係性について問題提起を続けるフリーランスライターの畠山理仁氏が指摘する。「もちろん記者が情報を取るために取材対象と親しくなったり、長い時間を過ごしたりすることはあるでしょう。しかし、あまりに関係性が近くなって貸し借りまで作るようになると、相手のことをきちんと報道できるのかという疑問が生じます。ましてや今回は、銀座のクラブなどで合法的に接待したのではなく、賭け麻雀という法律違反を犯した共犯関係です。記者たるもの、検事長と賭け麻雀をしたのなら、返り血を浴びてでもその事実を報じるべきですが、それをしてこなかった。これでは記者とは言えません」◆家賃・光熱費なしで間借りする記者クラブ“ズブズブ”の関係の根幹にあると考えられるのが、日本独自の制度である記者クラブだ。記者クラブとは、官公庁や自治体などを継続的に取材するために新聞社やテレビ局、通信社など大手メディアの記者が中心になって構成する組織であり、これまでも取材対象との関係性がたびたび批判されてきた。 多くの公的機関は記者クラブに記者室を提供しながら家賃は徴収せず、光熱費まで負担する。記者は与えられた部屋で長い時間を過ごしながら会見やレクなどに特権的に参加し、取材を通して関係を深める。とくに検察や警察の取材においては、あの手この手で幹部に近づき、そこから得たリーク情報を特ダネと称して他社に先駆けて報じる記者が優秀とされてきた。 今回、黒川氏と雀卓を囲んだ3人は産経の元検察担当記者、同じく産経の前司法クラブキャップ、朝日の元検察担当記者であり、裁判所内にある司法記者クラブを舞台に、検察幹部である黒川氏に食い込んだと思われる。 もちろん、取材対象に肉薄して情報を取ることは記者の本懐である。しかし一方で記者クラブは加盟社以外の記者会見参加や質問を拒むケースが多く、これまでたびたびフリー記者や海外メディアから批判されてきた。閉じられた記者クラブを舞台にした取材活動では取材対象との間に癒着が生じやすく、善悪に関するまっとうな感覚を失って、「誰のための報道か」という原点が見失われやすいのではないか。「記者クラブは当局から特権的な利益供与を受けながら、その特権を手放そうとしません。現場の記者は『取材相手とは緊張感を保っている』と主張しますが、特権を与えられていると取材相手の機嫌を損ねないようにという配慮が働いて、相手と良好な関係を維持することが優先されてしまう。その結果、批判ができなくなる」(畠山氏) 実際に、官公庁側が記者クラブへの「出入り禁止」を所属記者に課したり、あるいはチラつかせたりすることで報道をコントロールしようとした事例はこれまでも多数あった。 2002年に日本新聞協会編集委員会が出した見解には、〈記者クラブは、公権力の行使を監視するとともに、公的機関に真の情報公開を求めていく社会的責務を負っています〉とある。「しかし今回のケースでは、権力の監視を謳いながらズブズブの関係となり、一緒になって犯罪行為をしていた実態が明らかになりました。建前と実際の行為がかけ離れていることには怒りを覚えます。記者にとって最も大切なことは、読者に有益な情報を提供することですが、特権的に権力側と長い時間を過ごす記者クラブの記者は、権力側の拡声器となってしまう。それは記者ではなく、広報機関の仕事ではないでしょうか」(畠山氏)◆首相会見は「事前に質問を打ち合わせている」 権力と記者クラブの癒着を示す象徴的な例が、首相官邸の記者クラブである内閣記者会が主催する首相記者会見だ。第二次安倍政権が発足してから、フリーの記者は首相会見に出席できても質疑で指名されることはなかった。 事件が起きたのは今年2月29日の首相会見。内閣記者会に所属する大手メディアとの質疑を終えた安倍首相が会見場を去ろうとした際、フリージャーナリストの江川紹子氏が「質問があります」と声を上げて挙手したが、安倍首相は無視した。 後日、この対応について国会で問われた安倍首相は、「会見では事前に質問を記者クラブから伝えられ、内閣広報官と記者クラブが打ち合わせしている」という内容をあっさり認めた。つまり、一国のリーダーの忌憚のない意見が聞ける貴重な場であるはずの首相会見での質疑は、事前に記者クラブと内閣広報官が打ち合わせをしていた出来レースだったのだ。 この件が批判されると、(おそらくはネット世論を気にする官邸の配慮によって)首相会見でフリーの記者が指名されるようになった。そして迎えた4月17日の首相会見で指名されたのが畠山氏だ。安倍政権発足から首相会見で挙手するも、7年3か月以上にわたって無視され続けていた畠山氏が初めてつかんだ質問の機会だった。畠山氏は、記者クラブについて以下のように直球で質した。「限定された形での記者会見を可能にしている現在の記者クラブ制度について総理がどのようにお考えになっているのか、それから今後、よりオープンな形での記者会見を開いていくお考えがあるのか」 対する安倍首相の返答は、「記者クラブのあり方は私が申し上げることではない。まさに皆様方に議論をしていただきたいと思います」というものだった。畠山氏が落胆したのは首相の返答ではなく、その後の記者クラブの対応だった。「首相が記者クラブについての考えを述べた、価値のある返答でしたが、ほぼすべての大手メディアは質疑をスルーして報じませんでした。私の質問にニヤリと笑って答えた安倍首相からは、『どうせフリーには記者クラブの壁を超えられないだろう』との余裕を感じましたが、クラブの対応は予想した通りに終わって残念です。ただしこの件によって少しでも記者クラブの問題が社会に認知されたなら、質問の意義はあったと思います」(畠山氏) 時代が変わっても自らは変化の兆しを見せようとしない記者クラブ。内輪の論理で取材先との関係性を優先する姿勢が、黒川氏との賭け麻雀という違法行為を見逃し加担する記者を生む土壌となった。今回の賭け麻雀事件は、記者クラブの自殺行為であり、読者に対する裏切りである。この際、大手メディアは権力を監視するという本分と引き換えに、与えられている特権を手放してはどうか。「記者クラブは権力を監視するためによそ者の目が必要と言います。それは理解できます。しかしそのクラブに仲間しか入れないあなたたちも外から監視の目を入れるべき。そうすれば今回の賭け麻雀の問題はとっくに暴かれていたかもしれません。もういい加減に記者クラブは特権を手放して、記者会見やレクなどに全面的にフリーランスの参加を認めるような判断を下してほしい」(畠山氏) 記者クラブと権力側の癒着は、リークによる情報操作や冤罪の発生、匿名コメントによる責任の隠蔽や公務員の守秘義務違反など、多岐にわたる問題を孕む。米国のレーガン元大統領の就任演説の言葉をもじって言えば、「記者クラブ(政府)が問題を解決するのではなく、記者クラブ(政府)そのものが問題」なのである。●取材・文/池田道大(フリーライター)
2020.06.03 16:00
NEWSポストセブン
家ごもりGWはさんま主演『男女7人秋物語』を キャストに意外性
家ごもりGWはさんま主演『男女7人秋物語』を キャストに意外性
 自宅待機の中で時間を持て余す人も少なくないのではないか。その上、楽しみにしていた新ドラマの放送も延期となり、悶々とする日々──そんなあなたの心を満たすため、放送作家の山田美保子さんが「昔といまを見比べる」をテーマに過去の名作ドラマをセレクトした。 今回はキャスティングの妙で芸能史に名前を残す『男女7人秋物語』を紹介。リアルタイムで見てないかたはもちろん、見ていたかたも再見必至です【『男女7人秋物語』】・TBS 1987年10月~・出演:明石家さんま・大竹しのぶ・岩崎宏美・片岡鶴太郎 ほか・主題歌:『SHOW ME』森川由加里・脚本:鎌田敏夫・あらすじ:恋人の桃子(大竹しのぶ)が渡米してから1年。良介(明石家さんま)は音信不通になっている彼女を待ち続けていた。ある日フェリーの中でアメリカにいるはずの桃子と偶然再会。しかし彼女の隣には男性の姿が。ショックを受けた良介は貞九郎(片岡鶴太郎)と新しい恋を見つけようとするが、桃子を思いきることができず…。以下、山田さんの解説だ。 * * * いまでこそ、芸人さんがドラマで二枚目を演じるのは珍しくありませんが、その先駆けとなったのが、明石家さんまサン(64才)の『男女7人夏物語』(1986 年・TBS系)とその続編『男女7人秋物語』です。 まだ、さんまサンとお仕事をしていない頃の作品なので、見ると何だか照れてしまいますが(笑い)、この2作のさんまサンは本当にカッコイイと思います。 特に『~秋物語』は、視聴者の多くが応援していた「美樹」(岩崎宏美サン・61才)ではなく、すったもんだの末、「桃子」(大竹しのぶサン・62才)を選んだ「良介」(さんまサン)は素敵だったし、その後、プライベートで、おふたりが本当に結ばれてしまったのも、ドラマ史に残ることとなりました。別れちゃいましたけど(苦笑)。 でも、いまも、さんまサンとしのぶサンは「さんちゃん、しーちゃん」の頃同様、素敵な関係。芸能史に残る“元ご夫婦”だと思います。 キャストの豪華さや、「え? この人をもってくる?」という意外性は、『~夏物語』からの流れ。さらにさかのぼれば、同じ鎌田敏夫さん脚本の『金曜日の妻たちへ』(1983年~・同)シリーズからの流れでもあります。 オリジナルのドラマは、その時代の空気や特徴を鮮明に描いているものですが、この頃の「鎌田作品」に描かれた大人の恋愛には、「あぁ、みんな、こんなに一生懸命、恋していたんだなぁ」と思わされます。 ケータイ電話が出てくる前の話だから「ダイヤルを回した手を止めちゃう」(『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌)わけですよね。 そのケータイの出現について、さんまサンは『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)の後半で、「待ちぼうけ、すれ違い、はち合わせという恋愛の三大ドラマをなくした元凶」との名言を。さすがです!◆構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
2020.05.04 07:00
女性セブン
“因縁”再び?
大竹しのぶ&宮沢りえ 因縁越え6年ぶり共演もコロナで微妙
「この春いちばん注目の舞台と言えば『桜の園』。有名なチェーホフの作品で何度も上演されていますが、なんと言っても、今回はあの2人が共演するんですから」(舞台関係者) あの2人とは、大竹しのぶ(62才)と宮沢りえ(46才)だ。4月4日に初日を迎えるが、数々の舞台をこなす2人が共演を果たすのは実に6年ぶりとなる。なお、12日までの11公演は中止が発表された。「しばらく共演NGといわれていましたから、ようやく解禁なのだと関係者はホッとしました。もともと大竹さんとりえさんは、中村勘三郎さん(享年57)も交えて、なじみのお寿司屋さんに一緒に飲みに行くなど仲がよかったのです。ところが、勘三郎さんが2012年に亡くなり、さらにりえさんが離婚してから関係がぎくしゃくしてしまった。大竹さんはりえさんの前夫とも仲がよく、“りえちゃん許せない”と周囲に話していたこともありました。仲間で集まる飲み会に、りえさんだけ誘わなかったこともあったとか」(演劇関係者) さらに劇作家の野田秀樹氏(64才)との関係も2人の溝を深くしたという。「りえさんはあの頃毎年のように野田さんの舞台に出演していて、彼からの信頼も厚かった。大竹さんがそれに嫉妬したといわれています。大竹さんと野田さんは事実婚の時期も長かったですしね…。大竹さんがりえさんの舞台を見て演技を酷評していたこともあり、不仲、共演NGといわれるようになったわけです」(前出・演劇関係者) そんな2人の関係の修復のきっかけは、2018年にりえが森田剛(41才)と再婚をしてからだという。「その頃には大竹さんも、りえさんとの不仲が噂になっていたことを知り、“私が大人げがなかった”と反省もしていたようなのです。それに、大竹さんは、松本潤さん(36才)や二宮和也さん(36才)、長瀬智也さん(41才)など、ジャニーズのメンバーと仲がよくて、共演もしてきました。今後、同じ舞台に立つこともあるでしょう。森田さんだってそうです。ですから大竹さん、いままでのことを詫びてりえさんに歩み寄ったようです」(前出・演劇関係者) 今回の共演は、大竹の方から声をかけ、それをりえが快諾することで実現したという。 大竹の役どころは、没落した貴族の女主人。娘を連れて出戻ったが過去にしがみつき現実を直視できないでいる。りえが演じるのはその娘の家庭教師だ。 女主人と家庭教師──2人の大女優がいったいどんな対決を見せるのか注目が集まるが、「このコロナ騒動で、上演が揺れているのです」(前出・舞台関係者)。 やっぱり共演にはハードルが…因縁の2人には思いも寄らないドラマがいつも待ち受けている。※女性セブン2020年4月16日号
2020.04.03 16:00
女性セブン
あ
松重豊 蜷川幸雄さんから受けた教えを守って、恥ずかしがる
 大竹しのぶと松重豊が東京・渋谷のPARCO劇場で行われている朗読劇『ラヴ・レターズ ~こけら落としスペシャル~』の記者会見に登場。 男女の間で交わされる手紙を互いに読むこの朗読劇は、1990年の初演にはじまり、今回の公演で500回目を迎える。師匠・蜷川幸雄さんの教えにより“稽古段階でセリフを覚えているのが当たり前”と感じているという松重は、観客の前で本を読むのが恥ずかしいと語っていた。 同作には2人のほかに、井上芳雄&坂本真綾、市村正親&草笛光子、リリー・フランキー&橋本愛、加藤和樹&愛加あゆが登場。2月25日まで。撮影/浅野剛
2020.02.25 16:00
NEWSポストセブン
中居正広 SMAP解散時に打てなかった『。』を打った退所会見
中居正広 SMAP解散時に打てなかった『。』を打った退所会見
 SNSでの発表で事足りる昨今の芸能界において、なぜ中居正広は記者会見を行なったのか──。2月21日、中居正広が東京・港区のテレビ朝日で会見を行ない、ジャニーズ事務所を退所し、新会社『のんびりな会』を設立すると発表した。独立の話題に留まらず、SMAPメンバーとの不仲説、2016年1月の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での謝罪についてなどの厳しい質問にも答え、記者もファンも満足する内容だったと言えるだろう。 芸能事務所から独立する際に記者会見を開くことは異例中の異例である。しかも、ジャニーズ事務所からの独立会見は、おそらく中居が初めてではないか。たとえば、田原俊彦は1994年3月1日に独立したが、2月17日の長女誕生記者会見で退所の話は出ていない。当時は、一般的に芸能事務所からの独立に焦点が当てられる時代ではなかった。記者からも独立に関する質問はなく、世間の興味もそこにはなかった。 そもそも、近年では芸能人が記者会見を行なうこと自体が珍しくなっている。1990年代の中頃までは、結婚や出産、不倫など何かあれば、芸能人は必ずといっていいほど会見を開かなければならなかった。誰が決めたわけでもないのに、そんな空気が充満していたのだ。しかし、徐々にFAXでの発表で済むようになり、今ではブログやツイッター、インスタグラムなどでの発信になった。 そんな時代に、なぜ中居正広は厳しい質問が飛ぶと想定されるにもかかわらず、会見を敢行したのか。根底に、ファンへの想いがあったからに違いない。2018年12月28日、翌年からプロデュース業に専念する滝沢秀明氏が『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系)に出演した時のことを振り返ろう。 番組後半、大竹しのぶが引退する滝沢氏の人生を思い、「ファンのために生きるわけじゃないですからね。自分のために」と言うと、中居は台本と思われる紙をめくる手を止め、咄嗟に「いやでも、ファンの子、大事です」と遮った。続けて、中居はこんな言葉を発した。「滝沢にも話しましたけど、僕は、僕個人は怠った人間であって……。『。』で幕引きというのが出来なかったので。僕はその幕引きの経験があったので、どうか、滝沢と(今井)翼……ね、2人には。やっぱりファンの子に。今まで応援してくれた人たちって、やっぱりすごく大事だから、その人たちが次に進める。 自分たちも進まないといけないけど、応援してくれた人たちやっぱり大事だから。その人たちへのメッセージとして、この番組と2人のショー。やっぱり見たい。最後がどれかわからない、引退試合がわからないまま引退されるようなタレント、選手じゃないと思っていたんで」 中居は、ファンのために、『。』を打つために、会見を開いたのではないか。 SNSはたしかに自分の想いを伝えられるが、一方的な発信であることは拭えず、自分に都合の悪いことをわざわざ書く必要もない。 中居は敢えて記者と対面して、相手が疑問に感じたことを直接聞かれる機会を作った。会見を開けば、どんな質問が飛んでくるか不明だ。シビアな問い掛けもあるだろう。だが、自ら『1媒体5問まで』というルールを設定し、最近の会見にありがちな一問一答ではなく、記者が答えを受けてから突っ込む余地を与えた。そのため、深い話が展開されたのだ。 ここ数年、ジャニーズ所属タレントの会見は何本かあったが、記者陣が忖度しているという疑念も持たれていたし、質問しているのは懇意にしているメディアばかりではないか、との意見もあった。 しかし、中居はどんな媒体からの質問も受け付け、しっかり答えた上で、線を引く所は引いた。SMAP再結成の可能性についても、「0ではないですし、『100%ない』とも言えないですね」と答えた。 中居正広は会見を開くことで、SMAP解散時に打てなかった『。』を自らの手で記した。それは、記者の向こう側にいるファンへの恩返しだったのかもしれない。文/岡野誠:ライター・松木安太郎研究家。著書に『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)。本人や関係者への取材、膨大な1次資料、視聴率などを用いて1980年代以降のテレビ史や芸能史を丹念に考察。田原俊彦と中居正広の邂逅、SMAPが1990年代にブレイクしていく過程を、社会の変化とともに記している。
2020.02.23 16:00
NEWSポストセブン
イベントでも「恋」について話したIMALU
恋人いる発言のIMALU 相手は「またミュージシャン」か
 明石家さんま(64)、大竹しのぶ(62)を両親に持つIMALU。30歳を迎えた彼女のさりげない発言が、芸能関係者たちの耳目を集めている。9月5日、元気寿司の商品開発コンテストの審査員役として出席したIMALUは「お付き合いしている彼はいるのですが、まだまだ胃袋はつかんでないんですね」と恋人の存在を明かした。写真はそのイベント後の姿だ。 では、まだ胃袋をつかみ切れていないIMALUの恋人とは一体誰なのか? 芸能関係者が語る。「今回も一般の方ではなく、音楽関係の方だという情報が出回っています。少し前には大物グループの方と噂になっていましたが……今回はかなり隠密に付き合っているようですね」 2011年には、元SPEEDで現・参院議員の今井絵理子氏(36)の元夫で、175RのSHOGO(39)との交際を報じられたIMALU。2年後には有名プロドラマーとの交際が発覚するなど、たしかに音楽関係者との交際が目立っていた。 2018年元日放送の特番では、「『またミュージシャンに行くのか』と言われるのがイヤで避けてる」と予防線を張りつつも、2017年秋から交際している6歳上の男性の存在を告白した。この男性もイケメンミュージシャンだった。 前出番組では「恋したら職業なんて関係ない」と恋愛観を明かしていたIMALU。一方で、男性アーティストとの接点が多いという環境もあるという。「彼女自身もメジャーデビューしているアーティストですから、音楽関係に話が合う人が多いということなのかもしれません。IMALUさんは付き合ったら両親に紹介するようです。さんまさんや大竹さんに交際宣言ができるほどの男性と考えると、一般の方だと難しいのかもしれませんね(苦笑)」(前出・芸能関係者) 恋愛エピソードに事欠かないIMALU。今の恋はゴールインに向かうか。
2019.11.02 16:00
NEWSポストセブン
大原麗子さん他、50周年『週刊ポスト』表紙女性 70年代編
大原麗子さん他、50周年『週刊ポスト』表紙女性 70年代編
『週刊ポスト』がこの8月で創刊50周年を迎える。創刊は1969年8月22日号。当初の表紙はイラストだったが、1か月経つとモデルを起用。1970年2月6日号からは、女優のポートレートで名を馳せた故・秋山庄太郎氏が撮影担当になった。 初回の大空眞弓をはじめ、1970年代前半は浅丘ルリ子や松原智恵子などの映画スターが次々と表紙を飾った。『スター誕生!』(日本テレビ系)の開始などを機にアイドルブームが起こり、1975年1月には小林麻美、山口百恵、桜田淳子、浅田美代子と4週連続で若者に人気のタレントがモデルを務めた。大ヒット曲を放った、ちあきなおみやジュディ・オングらも登場し、多彩な“時の女”たちが顔となった。 ここでは、1970年代に『週刊ポスト』の表紙を飾った女性たちを紹介しよう。◆大原麗子(1971年7月2日号) 1974年のNHK大河ドラマ『勝海舟』でのお久役など、ドラマ・映画で存在感を発揮した。◆岩下志麻(1970年7月3日号) 1969年『心中天網島』、1970年『無頼漢』など、篠田正浩監督の作品に出演。◆浅丘ルリ子(1970年8月21日号) 1955年より日活の看板女優に。1970年『戦争と人間 第一部』などに出演。◆吉永小百合(1970年9月25日号) 高校在学中の1960年に日活に入社。『キューポラのある街』『愛と死をみつめて』などのヒット作を続々と生み、日活黄金期を支えた。日本映画を代表する女優として歩み続け、2018年には映画出演120本目となる『北の桜守』がヒット。今年10月11日に新作『最高の人生の見つけ方』が公開される。◆関根恵子(1970年11月27日号) 1970年に大映に入社し、8月公開の『高校生ブルース』で主演デビュー。◆竹下景子(1973年7月20日号) 高校時代にNHK『中学生群像』に出演し、1973年の『波の塔』で本格デビュー。◆風吹ジュン(1974年5月31日号) 1973年に初代ユニチカマスコットガールに選ばれ、1974年5月に歌手デビュー。◆桜田淳子(1975年1月17・24日号) 1974年12月発売の『はじめての出来事』で自身初のオリコン1位を獲得。◆岡田奈々(1975年8月1日号) 1975年に『ひとりごと』で歌手デビュー。ポッキーの初代CMガールに。◆大竹しのぶ(1978年2月24日号) 1973年に女優デビュー。1978年には『事件』の映画版・ドラマ版に同役出演。◆夏目雅子(1978年3月31日号) 1977年、カネボウ化粧品のキャンペーンガールに選ばれ、CMで大ブレイク。●撮影/秋山庄太郎 文/岡野誠※週刊ポスト2019年8月16・23日号
2019.08.06 16:00
週刊ポスト
稲垣吾郎の新しい主演舞台が「ファン垂涎」と言われるワケ
稲垣吾郎の新しい主演舞台が「ファン垂涎」と言われるワケ
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は稲垣吾郎について。 * * * ファン垂涎の主演舞台『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~』東京公演(日本青年館)を来月に控えるのが稲垣吾郎。 7月23日からの「チケットぴあ」「EVENTIFY」「イープラス」による一般販売を前にメディア取材に追われる日々である。 同演目は、稲垣がPARCO劇場において3度演じた『恋と音楽』シリーズのクリエイター陣が再び集結。稲垣とタッグを組んだ、大人のためのオシャレで贅沢なオリジナルミュージカル。 昨年8月の京都公演(京都劇場)に続き、今回の東京公演(日本青年館)と相成った。  気心の知れたクリエイター陣の筆頭は、それ以前から稲垣とタッグを組んできた作家の鈴木聡氏。氏による、いわゆる“あて書き”は、「吾郎ちゃんのプライベートって、もしかしたら、こんな風なのかもしれない」とファンをワクワクさせる台詞や設定が散りばめられている。◇軽やかなメロディーとスタイリッシュな稲垣がピタリとハマる そして音楽監督・ピアニストには、これまた稲垣に合わせて佐山雅弘氏が担当してきた。佐山氏をはじめ、音楽をこよなく愛するベテランミュージシャンらは、ファンが「エンジェル・ボイス」と呼び、酔いしれる稲垣の歌声や声量、音域を熟知。軽やかなメロディーと、スタイリッシュな稲垣はピタリとハマっていて、だから「ファン垂涎の主演舞台」なのである。 実は佐山さんは昨年11月に急逝。今作では、稲垣ファンも佐山さんへの追悼の想いと感謝をこめながら観劇するに違いない。 今作で稲垣の周りを囲むのは、安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙という、美しくてカッコよくてチャーミングな女優陣。昨年8月の京都公演で稲垣は自らを「はべらしゴロー」と称しており、心から楽しんでいる様子だった。 それにしても、「新しい地図」をスタートしてからの稲垣は、草彅剛、香取慎吾と共に、すこぶる順調といっていいだろう。 市井の人を演じた主演映画『半世界』は、「第31回東京国際映画祭」で「観客賞」を受賞。海外のマスコミからも高い評価を得た。 また、ベートーヴェンが稲垣に乗り移った舞台『No.9~不滅の旋律~』の再演や、2006年、大竹しのぶ、段田安則、ともさかりえと演じた4人芝居『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』と同じキャストの『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン』も大好評だった。 俳優・稲垣吾郎が世間に広く認められるようになったのは、映画『十三人の刺客』や、ドラマ『流れ星』(フジテレビ系)で、救いようのない悪役やダメ男を演じてからだろう。どちらも2010年のことだ。 役柄だけではない。どちらも稲垣の主演作ではなかったことにも世間がザワついた。「主役でなければならない」人たちが集まった唯一無二のグループに居ながら脇役で新たな一面を見せたことと、その演技力に高い評価が集まったのである。◇稲垣の魅力が凝縮された舞台はキュンキュン確実 SMAP時代は、年齢から「中間管理職」を自称していた稲垣だが、「新しい地図」では長兄的存在。世間で広く知られているように、香取と草彅は「しんつよ」とペアで呼ばれる機会が多く、公私にわたって仲良しという印象が強い。「新しい地図」の3人はグループではないものの、その2人に稲垣が加わったことで、いい意味での刺激が与えられたり、広がりが出たことは、草彅や香取のファンも認めるところだと思う。 プライベートでは、ワイン好きであることが有名だが、女性誌で映画評論の連載をもっていたり、番組終了時、多くの小説家が心から嘆いた『ゴロウ・デラックス』(TBS系)では読書家の一面が披露された。小説家との対談の仕事も増えているが、作家を心地よくさせるだけでなく、刺激を与えて帰す立派な書評家でもあるのだ。「新しい地図」のスタートと共に開始したSNSでは、「ブロガー吾郎」として、美意識の高いプライベートをAmebaブログにて公開している。始めるにあたり、色々な人のブログをチェックした結果、稲垣がもっとも感銘を受けたのが、なんとフランス在住の中村江里子のブログだったというから、そのオシャレ度の角度の高さがわかろうというものだ。 自宅に絶やさない豪華なフラワーアレンジメントや、センスあふれるインテリアや小物、ベランダに出るときに履くエルメスのサンダルなどなど素敵な吾郎ちゃんワールドが垣間見えるブログは、更新頻度は低いが、読み物としては超ハイクラスだ。 おそらく、稲垣ファンの多くは彼と同年代。そういえば稲垣は、『恋と音楽』初演の際、「僕のファンは美魔女が多い」とマネジャーに自慢していたと聞く。 子育てに一息ついたり、自分の時間ができたりして、若い頃から培ってきた見聞を自分のものにしながら、身の回りを稲垣ほどではないにせよ、好きなもので囲めるだけの美意識をもったファンたちは、吾郎ちゃんワールドに、しっかり「ついて行ける」大人の女性たちと言えよう。 そんなファンのハートを終始キュンキュンさせてくれるのが『君の輝く夜に~』と言って間違いない。  稲垣吾郎は、昼も夜も、そして朝も輝く。東京公演は8月30日~9月23日、日本青年館で行われる。
2019.07.17 07:00
NEWSポストセブン
南キャン山里&蒼井優結婚 なぜ女優は芸人に惹かれるのか
南キャン山里&蒼井優結婚 なぜ女優は芸人に惹かれるのか
 多くの男性を勇気づけたのか、それとも失望させたのか。お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(42)が射止めた相手は、人気女優の蒼井優(33)。山里と番組で共演する加藤浩次が「こんな、リアル美女と野獣みたいなのある?」と仰天する組み合わせだった。「蒼井はイケメン俳優らと浮き名を流してきた“恋多き女”。その彼女が行き着いたのが“非モテキャラ”で知られた山ちゃんだったわけですから、加藤が驚くのも当然です」(芸能記者) もっとも、お笑い芸人と人気女優の結婚といえば、とんねるずの石橋貴明&鈴木保奈美、木梨憲武&安田成美を始め、Take2の深沢邦之&田中美佐子、藤井隆&乙葉、アンジャッシュの渡部建&佐々木希など枚挙に暇がない。いまやプロ野球選手と女子アナ並みに“鉄板カップル”になりつつあるのだ。 なぜ女優は芸人に惹かれるのか。芸能レポーターの石川敏男氏が分析する。「ほとんどのケースは女優が芸人の仕事に対する姿勢に惚れるんですよ。表ではふざけていても、裏では一生懸命努力している姿や真面目な部分に触れて、女性の側が惹かれていく。蒼井優も会見で『尊敬している』と言っていましたが、恋愛感情は熱が冷めればなくなるけど尊敬は簡単には消えない。だから恋多き女優ほど、結婚相手には芸人を選ぶのでしょう」 ただし、“ゴールテープ”の先に落とし穴もある。芸人と女優の夫婦は、とかく離婚率が高い印象。古くは明石家さんま&大竹しのぶに始まり、東国原英夫&かとうかず子、木村祐一&辺見えみり、コアラ(アニマル梯団)&三原じゅん子、井戸田潤(スピードワゴン)&安達祐実、陣内智則&藤原紀香……こちらも枚挙に暇がない。「尊敬まで失われてしまえば何も残らないということでしょう(苦笑)」(同前) 結婚生活は山あり里あり。※週刊ポスト2019年6月21日号
2019.06.10 07:00
週刊ポスト

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