芸能

フジ『グッディ』 視聴率上げたい焦りから現場は勇み足連発

 フジテレビは相変わらず絶不調が続いている。4月からスタートした新番組は軒並み低迷が続き、10話の予定だったAKB48の渡辺麻友主演のドラマ『戦う!書店ガール』は9話で終了。そして局内で一番問題になっているのは昼の情報番組『直撃LIVEグッディ!』(月~金・午後1時55分~)だ。フジテレビの社員は虚ろな顔でこう話す。

「『グッディ』はやることなすこと裏目に出ている」

 MCに安藤優子(56)と俳優・高橋克実(54)を配置し、サポート役にはミタパンこと三田友梨佳アナ(28)を起用。フジ復活の起爆剤としてスタートした『グッディ』だが、同時間帯のライバル『ミヤネ屋』(日本テレビ系、月~金・午後1時55分~)を脅かすどころか、連日視聴率1%台を記録する惨憺たる戦績だ。

 そもそも、安藤を昼のワイドショーに持ってくることには、最初から懸念があったという。

「主婦層がメインのワイドショーでは、庶民的な感覚が何より大事なんです。ところが安藤さんは放送開始の翌日から『普段は(犬のご飯は)手作りで、ササミとかサーモンとか、タイとか食べてますよ』なんて浮き世離れした発言をしてすっかり主婦層の反感を買ってしまった」(前出・フジ社員)

 なんとか視聴率を稼ぎたいという焦りからか、現場は勇み足を連発している。他の民放キー局関係者がいう。

「5月22日に行なわれた亡くなった萩原流行さんの妻・まゆ美さんの会見では、代理人の弁護士が生中継を禁止していたのに、『グッディ』だけが抜け駆け。途中で弁護士に注意されて中断し、フジは大恥をかいた。他局の面々からは“必死だねェ”と失笑が漏れていた」

 局内からはこんな不安の声が上がっている。

「SMAPの中居正広さんの会見では、『グッディ』のリポーターが肺がんで亡くなった父・正志さんのことを執拗に聞いたり、離婚報道のあった米倉涼子さんの自宅に押しかけたりと、強引な取材が目立つ。

 安藤さんのジャーナリズム精神の旺盛さと取れなくもないが、大手の芸能事務所所属タレント相手にあの調子じゃ危なっかしすぎる。あれでは局の上層部も冷や冷やものだろう」(前出・フジ社員)

※週刊ポスト2015年7月3日号

関連記事

トピックス

“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン