芸能

あさが来た 新登場・はつの長男が「妾問題」解決キーマンか

 NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の勢いが止まらない。12月4日にはまたしても自己最高視聴率を更新する27.2%を記録。これは大ブームとなった『あまちゃん』や『花子とアン』をも上回る数字で、別次元の“国民的ドラマ”に化けつつあるといっても過言ではない。

 ドラマは12月に突入し、いよいよ前半最大の山場である、あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)の娘の出産シーンを迎えた。

「あさが多忙であきらめていた子供が生まれるという新次郎の喜びを、玉木さんが実に魅力的に演じていました」(番組制作関係者)

 この出産が、『あさが来た』の一大転機となる。

「いままであさと新次郎が親の世代にいろいろなことを教わり、その恩恵を受けて育ってきましたが、年明けからは、世代交代し今度は彼女たちが下の世代の人たちを育てていくことになります」(同前)

 その世代交代を印象づけるように、12月3日、今後登場する『あさが来た』の新キャストがNHKから発表された。「銀行の神様」といわれた渋沢栄一役に三宅裕司、あさの娘・千代役にはあさの子供時代を演じて人気を博した鈴木梨央が再登板と、意外なキャスティングが話題になっている。

 だが、本誌が注目したのはそこではない。NHKの番組公式サイトには、新キャスト発表に伴い、それぞれのキャラクターに簡単な人物紹介が書かれている。注目は、あさの姉・はつ(宮崎あおい)と惣兵衛(柄本佑)の長男である藍之助役(森下大地)の発表に添えられた一文だ。

〈まじめで勉強ができ、ソロバンが得意。家族と一緒にみかん作りをしていたが、商売人になりたいという思いを抑えられず、あさの元に現れる〉

 はつの一家はみかん作りのために和歌山に移住したはずだが、長男の藍之助は、「商売人になりたい」と大阪にいるあさの元にやって来るというのだ。もしかしてこの展開は、本誌が提起した“問題”を解決する起死回生の一手になるのではないか。

◆はつの子が養子に!?

 その問題とは、妾である。

 史実では、あさのモデルである広岡浅子と夫・信五郎の間には娘しか生まれなかった。そこで浅子の実家から呼び寄せた女中を妾にして、彼女が産んだ男児が、後に浅子が創業する大同生命の社長になる。

 ドラマでの展開も、娘が生まれるところまでは同じ。では今後、史実のとおりに妾を登場させるのか。

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン