芸能

長門裕之「俺を好きだった」故・池内淳子さんとの思い出語る

 俳優・長門裕之は1934年京都府生まれ。芸能一家に育ち、6歳で映画デビューする。1961年に女優・南田洋子と結婚。2009年に看取った。長門はプロインタビューアー・吉田豪氏のインタビューで女優の故・池内淳子さんについてこう答えている。

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――長門さんもいろいろ関係ありましたしね(笑)。

長門:いい友達だったんだよ(笑)。なんかのパーティのとき、ふたりで一緒に出て行くのは嫌だから、別々になって回転ドアを俺がバーンと開けて外に出たら、うしろで「痛てっ」て声がして、淳子ちゃんが指挟んでたの。ヤバいなと思って、ものすごく心配になったんだけど、ちょっと歩調を落としたら、ツーッとうしろから追っかけてきて、「もうお嫁さんになってあげないからね」って、これって優しいでしょ?

―グッときますよ!

長門:洋子の存在をきちんとわきまえながら、俺と仲がよかった。で、俺をそうやってイビるっていうか、男に自信を持たせる。俺が「そうか、この女はやっぱり俺を好きなんだな」って思わせてくれるんだもん。

※週刊ポスト2010年11月26日・12月3日号

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