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『セカンドバージン』脚本家 40代女は性的欲求最も高まると説明

 結婚・出産・離婚を経て20年も男を遠ざけてきた40代の女性が、17歳年下男との不倫愛で“2回目のバージン”を乗り越える―そんな大人の女の赤裸々な姿を描いたNHKドラマ『セカンドバージン』(火曜夜10時~)が話題を呼んでいる。

 主婦たちは「セカバー見た?」と口々に共感を語り、OLたちは火曜日の夜は飲まずに家に帰る。いったい何が彼女たちをそこまで引きつけるのか。脚本家・大石静さん(59)が、男が知らない女の心と体を語った――。

 * * *
 17歳も年下の男を相手に設定したのはなぜなのか。

「私は40歳過ぎた女性がステキだと思うし、若い子よりもキャリアを重ねた女が、若い男から見ても素敵だというのは、私の夢でもあり、理想でもありました。だから、そういう設定を作ったんです」

 夫からすれば、40過ぎの妻が若い男と恋愛関係に走るなんて、想像もつかないことかもしれない。だが現実に年上女性と一回り以上も年下のカップルは増えている。

 そして大石氏によれば、40代の女性こそが、恋愛へのより強い欲求を抱いているという。

「更年期を迎えると、女性ホルモンのバランスが崩れ、やがて閉経を迎えますが、40代はホルモンが減ってくる時期なんです。閉店前の大売り出しというと語弊があるかもしれませんが、女でいられる時間を逆算して、自分でさえ気づいていなかった性的欲求が最も沸き上がって来るのが40代なのだと思う」

 消えることのない女としての誇りと欲望。その一方で、セックスや自分の体への不安から、踏み出すことができない焦りと葛藤。そんな思いを胸に、40代女性は生きているという。

※週刊ポスト2010年12月10日号

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