芸能

水嶋ヒロ 小説出版の裏でイケメン広告マンらが活躍していた

 空前の大ヒットとなった水嶋ヒロの処女小説『KAGEROU』。 出版の経緯について、ある芸能関係者はこう切り出した。

「そもそも作家デビューは、万策尽きた水嶋にとって“最後の手段”だった」

 水嶋が芸能界引退を発表したのは2010年9月のことだが、実はそれ以前、2009年の秋のドラマ『東京DOGS』(フジテレビ系)への出演以降、長く仕事を干されていた。その最大の原因は、2009年4月に緊急会見して発表した同じ芸能プロダクション所属の絢香との結婚だった。

 この芸能関係者が続ける。「ふたりは事務所への相談すらないまま入籍を発表し“既成事実婚”に踏み切ってしまった。当然、事務所側は激怒したが、水嶋には反省する態度も見られず溝が深まっていったんです。追い詰められた水嶋は、その間に別のプロダクションへの移籍も画策していた」

 しかし、それは「芸能界の掟」を破る暴挙だった。

「所属事務所とケンカ別れしたタレントが、独立して芸能活動を続けることを許していたら商売にならない。水嶋の所属事務所は、業界でも大きな影響力を持つ大手だっただけに、水嶋に関わろうとするプロダクションはなかった。八方ふさがりとなった水嶋が選んだのが、かねてより憧れていた小説家への道だった。かなり早い段階から、『KAGEROU』の原型となる小説を書きまとめていたようだ」

 しかしズブの素人がいきなり「作家」を名乗ったところで相手にされるわけがない。水嶋と所属事務所のトラブルは業界中に知れ渡っているから、よくある「タレント本」を出すわけにもいかない。

 水嶋に近しいある関係者がいう。

「困り果てた夫を見かねた絢香さんは、複数の友人や関係者に、今後の相談をしたようです。その中で最も積極的に動いたのが、絢香さんと関係の深いワーナーミュージック・ジャパンの社員A氏だった。しかしA氏は一連のトラブルのさなか、突如として会社を辞めて海外に移住してしまった。

 実はこのA氏は、2010年10月7日に自殺した同社の吉田敬社長の腹心で、吉田氏と一緒に別のレコード会社から移籍してきた人物。吉田氏はうつ病の治療で通院していたが、これらのトラブルにも胸を痛めていたといわれる。A氏が海外に移って以降は、ある広告代理店の営業マンB氏が一番の相談相手となりました」

 B氏は29歳。水嶋と同じ慶応大出身で、やはり留学経験があるという。広告業界では「若いのにヤリ手」と評判の人物だ。

 ある広告代理店社員はこう語る。「とにかく芸能界やマスコミに人脈が広い。フィギュアスケートの高橋大輔に似たイケメンです」

※週刊ポスト2011年1月7日号

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン