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薬物乱用頭痛 月に10日以上頭痛薬を飲んでいる人は要注意

日本人の4人に1人が悩んでいるといわれる頭痛だが、いま増えているのが「薬物乱用頭痛」。これって一体なに? ながしま脳神経・頭痛クリニック院長の長島正さんに聞いた。

「薬物乱用頭痛のある人は、もともと片頭痛をもっている人がほとんどです。片頭痛のつらさを恐れてついつい薬を使ってしまい、やがて頭痛が止まらなくなるケースが、最近、増えています」(以下、「」内は長島さん)

頭痛薬にも依存症があるということ!? ではどういう症状を引き起こすのだろうか。

「朝からほぼ毎日頭痛があり、薬をのむとすっきりはしないものの、ひどい頭痛にならずにすんでいる。しかし、ときどき薬をのんでも効かずに頭痛が悪化するため、同じ日に3回も4回も頭痛薬をのんでしまう。それでようやく治っても、次の日になればまた朝から頭が痛い…。このようなことを繰り返してしまう」

とのこと。あてはまるかも…と思ったあなたは要注意!

「頭痛薬は正しく服用してこそ効き目があらわれます」

よく考えてみれば、当たり前なのだが、記者同様、勘違いしている人も多いのでは?

「市販頭痛薬や片頭痛の特効薬トリプタンは、毎月10日以上、主に病院で処方される鎮痛薬は毎月15日以上、いずれも3か月を超えて使い続けると薬物乱用頭痛になるとされています」

※女性セブン2011年2月10日号

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