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2011.02.22 10:00  週刊ポスト

スペインで「大麻インストラクター」という職業が成り立つ理由

 沢尻エリカ(24)の“新恋人”として突如注目されたのが、バルセロナ出身のスペイン人、セルヒオ氏。日本での騒動が大きくなった一因は、彼の“仕事”にもあった。「大麻栽培インストラクター」とはどんな職業なのか。

 氏のフェイスブックには、特殊な人工照明に照らされ、換気装置が備わった室内に、大麻の鉢が何十と並ぶ場所の写真が掲載されている。セルヒオ氏によると、そこは彼の兄弟が開いている大麻栽培の店だという。他にもセルヒオ氏がアパートの屋上や自宅内、ベランダ等で大麻を栽培する姿や大麻を吸う姿が映っていた。

「僕は兄弟の店で大麻の正しい栽培方法や使用法を教えている他、専門誌にもそのことを書いている」

 セルヒオ氏は本誌取材にそう語ったが、“ドラッグの売人”と呼ぶにはあまりにも大っぴらすぎる理由には、日本とスペインの大麻に関する温度差がある。

 日本スペイン法研究会会長で南山大学法学部教授の黒田清彦氏が解説する。

「スペインの刑法では、売買の他、栽培や加工も禁じられていますが、市民安全保護法25条には『公共の場所での使用は、市民生活に対する重大な違反である』とあります。要は私的空間での自己使用は事実上合法で、売買しなければ自己栽培もOKということ」

 とはいえ、良質の大麻を栽培するには照明や温度調節などの設備が必要で、誰でも簡単にできるものではない。それゆえ「大麻栽培インストラクター」なるグレーゾーンの職業が成り立つわけである。

※週刊ポスト2011年3月4日号

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