国際情報

ビンラディンにまとわりつく“生存説”は米国に好都合!?

 オバマ大統領ら米政府首脳はホワイトハウスでオサマ・ビンラディン急襲作戦の同時中継を見守っていた。当然、仕留めたビンラディンの姿も映像ないし写真に収められているはずだが、反米抗議活動を恐れて遺体写真を公開しないことを決めた。そのために“痛くない腹”を探られることになっている。

 国際ジャーナリストの河合洋一郎氏は、こう語る。

「どうやら目の下も撃たれたらしく、顔がかなり損傷しているといわれています。ただ、イラク戦争でサダム・フセインの2人の息子を殺害した時は、証拠としてかなりグロテスクな写真を公開しましたからね」

 もちろん、昨今の写真加工技術を考えると写真がそのままビンラディン殺害の証拠となるわけではないが、それでも生存説を押さえ込むだけの説得力は持ちうる。頑なに情報を出さない姿勢には何らかの意図を勘ぐってしまう。

「ビンラディンの無惨な写真を公開すれば、彼を信奉するイスラム過激派を激怒させることになりかねない。そう考えると、ビンラディン生存説が流布する余地を多少残しておくほうが米国にとっては都合がいいのかもしれません」(河合氏)

※週刊ポスト2011年5月20日号

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