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「ホンマでっか!?」脳科学者「少女時代の歌で脳活性化する」

 大震災、原発事故からくる不安を解消する方法。それは、少女時代の曲『GENIE』を聴くことだ。そう語るのは、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・脳科学評論家の澤口俊之氏。

 * * *
 現在、被災されたかたたちはもちろん、被害の状況を毎日の報道で目にしている人たちの間にも不安や無力感が広がり、不安定な心の状態に悩む人も増えているようです。そんなときに一助となるのが、音楽と踊りです。

 脳科学では、音楽や踊りによる脳内ホルモンの変化や報酬系の活動変化が多く研究されています。これらの研究を通して、「音楽は脳内ドーパミンを活性化させる」「音楽は脳の(自発的にやる気が起きる)内的報酬系と(金銭などによってやる気が起きる)外的報酬系の両方を活性化させる」ことがわかり、また「体が対称であるほど、魅力的で踊りがうまい」「より男性的・女性的な人ほど踊りがうまい」「(そのような)上手な踊りを見ることで、脳の内的報酬系が活性化する」ということがわかってきました。

 つまり、脳を活性化する条件を満たした音楽と踊りを見たり聴いたりすることは、人間を元気にし、意欲を生み、かつ、判断能力や学習能力を高めることができるのです。

 この研究結果を踏まえて、私が条件に当てはまるものを探したところ、最近大人気の韓国のグループ、少女時代の『GENIE』という曲が、最も適していることがわかりました。

 他者の脳を癒す能力の高い女性を、あくまで外見的条件のみで考えた場合、バストやヒップが比較的大きく(ヒップとウエストの比は1:0.7が理想的)、身長が高く、手足や指も細く長く、体の左右対称性が高いことが重要です。

 この『GENIE』という曲では、モデル並みのスタイルを誇る彼女たちの手足の細さや長さ、そして指の長さをより強調する振り付けがされていて、それが脳にほどよい刺激を与えます。

 また、曲の音域も、がん細胞やウイルス感染細胞を殺す役割を果たすNK細胞が増加し免疫力が高まる、High-uplifting(気持ちを高めたり、楽しくさせる)になっているので、脳のみならず、体にもよい影響を与える曲であるといえます。

 とはいうものの、繰り返しプロモーションビデオを見たり、曲を聴いてしまうと、「飽きる」という脳機能が働くので、1日2、3回程度にとどめておきましょう。

※女性セブン2011年5月12日・19日号

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