芸能

TV局はパニック状態 紳助後始末の費用は数億~十数億円の声

 テレビ各局やスポンサー、番組出演者らにとっても、まさに“寝耳に水”だった島田紳助の引退会見。それは、紳助が抱える6本のレギュラー番組のオンエアが前日夜に2本、当日夜にも2本あったため。

 これは番組を予定通り放映するためのやむを得ない処置だった。夜10時からとなったのも9時54分までテレ東系で『開運! なんでも鑑定団』があったからだ。

「すでに10月期の改編作業はほとんど終わっていて、これから新番組を立ち上げるのは無理。すでに収録済みの放送分をどうするかも含めて、テレビ局はパニック状態になっている。

 吉本はさんまやダウンタウンなど、代わりを務められるタレントを立てて、損害を最小限にしようと必死だ」(テレビ関係者)

 とはいえ、番組の差し替えや撮り直しなど、その後始末にかかるカネは少なくとも数億円から10数億円にのぼる可能性もある。

「テレビ局への補償をどうするかは今のところまったく不明。ただ、CM契約を結んでいるボイラー機器メーカー・三浦工業は、吉本興業との間で違約金や損害賠償などの問題が出てくるでしょう」(芸能関係者)

「明日から一般人」と会見でうそぶいた紳助だが、この余波は当分続くことになる――。

※週刊ポスト2011年9月9日号

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