ライフ

40代男 「遊び方知ってる」と世間知らずの女子大生から人気

2000回以上の合コン経験を持つ絵音さん

参加してもあんまりいい出会いがないし、なかなかカノジョもできない…ましてや“お持ち帰り”なんて――でも合コンで何とかモテたい! そんな男性は、まず合コンのキホンから知るべきかもしれない。過去5年で2000回以上の合コンをこなし、その経験から合コンセッティング会社まで設立した“合コンシェルジュ”絵音さん(28)にインタビュー! 第1回は最新合コン事情を聞いた。

――絵音さんが合コンに参加するようになったのはいつごろから?
絵音:いまから5~6年前ですね。その当時はまだIT企業に勢いがありましたので、IT社長やヒルズ族の羽振りがよく、彼らが派手に遊んでいましたね。シャンパンをバンバンあけたり、万札が飛び交ったりしていました。

――いまはどうなんですか?
絵音:IT業界では、世間を騒がすような事件もあって、それ以降はおとなしくなりましたね。合コンにずっと参加していると、いまどの業界に勢いがあるかだいたいわかるんです。男性は景気がいいときに遊ぶ傾向がありますからね。リーマンショック以降は、出会い系サービスの企業に勢いがあったのが印象的でした。出会い系サービスの企業が台頭してきた時期とリーマンショックが重なったからだと思いますが。

――では、いま女性に人気の企業は?
絵音:長らく続く不況からか女性は、いままで以上に安定志向を求める傾向があるので商社、証券、家電や医療メーカーが人気ですね。いつの時代も高収入で安定した将来が望める相手を女性は求めますから。商社や証券、家電メーカーの男性は年収1000万円以上の人も多いですし、医療メーカーは住宅手当など福利厚生が充実していると聞きます。女性同士で“どの業界が安定した収入で、手当てがいい”など情報交換をしているものなんですよ。

――女性は現実主義なんですね…。
絵音:ただし、相手に安定志向を求めるのは結婚を本気で考えはじめるアラサー世代。20代前半はまだ結婚がリアルではないのか、イケメン社長とかに目が行きがち。女子大生になると今度はバブルを知っているアラフォー男性が人気ですね。

――どうして若い女性にアラフォー世代が人気なんですか?
絵音:バブル期を知っている彼らは遊び方も派手。もちろん経営者やクリエイター系など遊びも知っていて、お金も持っている男性に限られますが、彼らはグルメサイトにも載っていないような会員制のバーに連れて行ってくれたりもするし、お店のセレクトもセンスがいいので、まだ世間を知らない女子大生にとっては魅力的に見えるんですよ。

――彼らは独身?
絵音:バツイチが多いですね。結婚に失敗したとはいえ、一度、結婚を経験しているから、とにかく余裕がある。そして女性のもてなし方もスマートだから、女子大生からすると同じ世代の男の子が物足りなくなるんでしょうね。派手な遊びを知っている彼らはモデルやレースクイーンにも人気です。

――社長業に飛びつく女性は相変わらず多いもんなんですか?
絵音:一概に社長だからといってモテるわけではありません。いまは社長業も資金なしでできることを女性たちはちゃんと知っていますからね。むしろコンスタントに収入がはいってくる大手メーカーの社員のほうがお金を持っているから、モテます。結婚を意識するような20代後半以降の女性はシビアに見ていますよ。

――ひと昔前は医師も人気の職業だったようですが。
絵音:開業医なら“儲かっている”というイメージがありますが、勤務医は薄給で忙しい人も多いので、医師だからといって一概に女性が飛びつくとは限りません。勤務医はいつ呼び出されるかわからないので、合コンの場でもお酒を飲まないので、女性からすると“つまらない”と思われがちなんです。

――開業医の中でも、どういうジャンルの医師が人気なんでしょうか。
絵音:美容整形や、レーシックを扱っているような眼科医ですね。いずれも雑誌で派手に広告を出しているので、経済力があるというイメージがつきやすいのでしょう。

【絵音(えのん)】
28才。元グラビアアイドルで現在は合コンシェルジュとして活動。5年で2000回以上の合コンを経験し、2009年に合コンをキーワードにした総合ビジネス事業「ビッグリボン」を設立。現在、サイト「恋愛jp」 (http://ren-ai.jp/)の運営や合コンパーティなどを展開。オフィシャルブログ「ENON’S BAR」http://ameblo.jp/enon0820/

撮影■浅野剛

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト