ビジネス

地震で損失を被った場合は確定申告すれば税金が還付される

通常、サラリーマンの場合は勤務先の会社が納税を行なってくれるが、確定申告を行なう必要があるケースもある。確定申告すれば税金が戻ってきたり、逆にきちんと確定申告をしないと追加で税金を払わなくてはならなくなったりすることがあるので、要注意だ。ファイナンシャル・プランナーの山中伸枝氏が解説する。

* * *
サラリーマンの場合、天引きによって会社が代わりに納税しますが、下図のような場合には、自分で税務署に申告して、納税する必要があります。確定申告は、前年の1月1日から12月31日までの内容について、2月の中旬から3月中旬までの期間に行ないます。

医療費がかさんで10万円以上かかった場合などは、税金が戻ってくる可能性がありますので、ぜひ申告してください。

また、2011年は東日本大震災など、多くの天災に見舞われました。地震・火災・風水害や盗難などで損失を被った場合には税金が還付されます。また、一定の団体に2000円以上の寄付をした場合も、その可能性があるので、領収証を保管しておいたほうがいいでしょう。

会社以外から20万円以上の所得があった場合には、申告して追加で税金を払う必要があります。また、競馬・競輪や懸賞などで50万円以上が当たった場合(車のような商品を含む)は、「一時所得」として課税されます。うっかり忘れて後で税務署から指摘されると、延滞金が加算されるので注意しましょう。

最近は、「e-Tax」というインターネットを利用した申告ができますし、国税庁のホームページで申告書類の作成もできるので、活用してみてください。

【こんな時は確定申告を!】
※税金が還付される可能性あり
●マイホームを購入した
●住宅ローンを組んだ
●医療費がかさんで10万円を超えた
●災害や盗難に遭った
●会社を辞めて、年末時点で就職してない
●2000円以上の寄付をした

※追加で納税する必要がある可能性あり
●会社からの給与のほか、20万円以上の所得があった
●懸賞や競馬・競輪などで50万円以上の一時所得を得た(ただし、日本の宝くじは課税されない)
●2か所以上の会社などから給与の支払いを受けた

※『サラリーマンのための安心税金読本』(小学館)より

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン