芸能

箭内道彦氏の母 息子の紅白出場を「恥ずかしかった」と告白

 2011年12月31日、『NHK紅白歌合戦』に初出場した猪苗代湖ズ。涙を浮かべ、力の限り声を振り絞るようにして『I love you & I need you ふくしま』を歌った。

 彼らは、メンバー全員が福島県出身者というだけで、グループも所属事務所もバラバラ。それをまとめたのが、普段はCM制作やライブイベントなどを手がけるリーダーの箭内(やない)道彦(47)だった。芸能関係者は次のように話す。

「実は箭内さんは以前から“福島が嫌い”と公言してきた。でもそれは、人目を気にしたりする自分の嫌な性格を福島人の気質のせいにしていただけということに気づいたそうなんです。そんな矢先に震災が起きて…。それで生まれ故郷への恩返しの気持ちを込め、福島への愛を大声で叫ぶようになったわけです」

 そんな息子を誰よりも応援しているのが、福島県郡山市に住む箭内の母・伸子さん(73)だ。とはいえ紅白出場が決まったとき、母の思いは「嬉しい」というより「恥ずかしい」という気持ちのほうが強かったという。

「正直、歌手じゃないから、ほかの3人の迷惑にならないようにサポートしてほしいです。ライブなども見ますが、いつもドキドキしていますよ」(伸子さん)

 震災後、箭内は故郷に税金を納めたいと事務所のひとつを福島に移した。福島を訪れることが多くなった箭内だが、伸子さんは「実家には帰らなくていい」と話している。「この周りはホットスポットで、いまも家の中は(1時間あたり)0.36ミリシーベルト、外は1.7ミリシーベルトですから」(伸子さん)

 その箭内はかつて、南野陽子(44)と結婚秒読みとまでいわれたが、2010年夏に破局が報じられた。現在も、「結婚願望は全く感じられない」と伸子さんはいう。

「あんな綺麗な女優さんと結婚なんてありうるわけないわと思っていましたよ。でも、独りは寂しいから“60才になったら結婚してね”といってるんです。それまでは、一生懸命、世の中のために頑張って欲しいです」

※女性セブン2012年1月19・26日号

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト