ライフ

日吉の慶大生御用達『マリーン』 ピンク電話に電話よく来た

昔から日吉の慶大生たち御用達の『マリーン』

学生時代、懐かしく思い出すのは大学近くの定食屋。今も店主たちは、変わらぬ味と笑顔で出迎えてくれる。そんな「わが大学の人情定食屋」のひとつ、慶應義塾大学日吉キャンパス近くにある『レストラン マリーン』を紹介しよう。

「今日最初のお客さんは、仕事で近くに来たので懐かしくて寄ったという40代の卒業生でした」と、店主の厚川隆雄さんが嬉しそうに教えてくれた。

創業昭和59年、浜銀通り商店街にあるスパゲティ店『レストラン マリーン』は、店内に読売ジャイアンツ・高橋由伸選手の新聞記事、ラグビー部の写真などが飾られる慶應一色の店。

「開店当時は高等学校の生徒の隠れ家でした。その子たちが大学に進んで友達を連れて来て、いつの間にか学生の溜まり場になったんです」(厚川さん)

携帯電話のなかった時代は店のピンク電話に『○○君いる?』と電話がしょっちゅうかかり、学生たちの待ち合わせ場所だったという。

OBたちの名刺がびっしり貼られる一角もあり、月1回は顔を出すOB、転職するたびに報告に来るOBも。

「トレンチノを女房に作らせたけどどうも味が違うんで、本物を食べに来ました、なんていわれるとやっぱり嬉しいですね」(厚川さん)

【住所】神奈川県横浜市港北区日吉2 -2 -10
【営業時間】11~15時半、18~21時半(土日曜・祝日は10~15時半)
【定休日】水曜

撮影■伊坂英彰

※週刊ポスト2012年2月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン