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中畑清監督が連日スポーツ紙1面を飾る理由の一つが明らかに

 横浜DeNAの監督に就任してからというもの、スポーツ紙では「中畑清」の名前と顔を目にしない日がない。キャンプ開始の週だけを見ても、ニッカンとスポニチで4日、サンスポで3日と、中畑監督の「1面ジャック」が続いている。新球団の監督で、注目の人であることは間違いない。しかし、「12球団最弱チームをここまで執拗に扱うのはやりすぎではないか」と思うファンは少なくないはずだ。

 そもそも取り上げられるのは野球と関係ない内容が目立つ。例えば、「妹の店で散髪」(31日)とか、「妊婦のお腹を撫でた」(1日)というものだ。インフルエンザに罹った(3日)ことで、しばらく紙面から消えるかと思いきや、翌日は「宿舎の部屋からグラウンドに手を振る」写真で1面に登場した。スポーツ紙のデスクは、中畑まみれになった各紙の1面を見ながらこう語る。

「中畑さんは選手時代からサービス精神旺盛で、こちらの意図する“絵作り”に応じてくれる。ちなみに、妊婦のお腹を撫でたのは監督のアドリブでした。ああいうことが自然にできるから、こちらも記事を書きやすい。

 新任の栗山英樹・日本ハム監督は、まるで評論家がキャンプを訪れているようなコメントしかしないし、和田豊・阪神監督もコーチと区別がつかない。高木守道・中日監督を含め、他球団の監督は総じて地味。そうなると元気な中畑監督で1面を、となるんです」

※週刊ポスト2012年2月24日号

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