ライフ

63歳元商社マン 28歳風俗嬢のヒモになれた経緯を語る

 以前なら“還暦”というと、それこそ“お年寄り”というイメージだったが、今や60歳などまだまだバリバリの現役。60代でもまだまだ元気に男を諦めていない人たちは存在する。こちらは元商社マンの63歳の男性のケースだ。

 * * *
 60歳を過ぎてソープ嬢と付き合ってしまった。昨年、大学時代の友人と飲んだとき、酒の勢いで10数年ぶりに吉原に行ったんです。

 28歳のソープ嬢でしたけど体を洗ってくれてお風呂に入った。しかし、体力がないから肝心の行為が最後まで続かなくてね……。すると彼女は、「ごめんね」と優しくタオルで僕の全身を拭いてくれた。僕はなんだか申し訳なくなって、「バスタオル貸しなさい――」と彼女の背中を拭いてあげたんです。最後は足の指までゆっくりとね。

 そしたら「こんなこと、お客さんにしてもらったの初めてです」って嬉しそうな顔をして。どうやら、おっぱいとか前の方を拭く男はいたらしいんですけど、濡れた背中から拭く客はいなかったみたいなんですよ。

 若い頃はソープに行ったら「早くやりたい!」しかないし、終わっても「もう1回」でしょ(笑い)。でも、この年になると、何かしてあげてないと、時間ももちませんからね。これはいけるぞ、と1週間後、もう一度店に行ったんです。今度も行為をせずに同じことをしてあげた。すると、彼女の方から「外でゆっくり会いたい」といわれてね。

 彼女の部屋で手料理をご馳走になったりして。そのときも「仕事休みぐらい、体を休ませた方がいいよ」と抱きませんでした。そしたら「何でそんなに優しいの」って涙ぐまれたんです。僕にしてみたら「体力がない」だけなんですけどね。

 以来、1週間に一回は彼女と会っています。彼女の財布でメシをご馳走になることもあります。昔、風俗嬢のヒモってどんな気分なんだろうなぁと羨ましく思った時がありましたが、まさか還暦を迎えてからそうなるとはねぇ(笑い)。

※週刊ポスト2012年3月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン