ライフ

“木嶋語録”使って男が女にモテる方法をコラムニストが考察

 大人力コラムニスト・石原壮一郎氏の「ニュースから学ぶ大人力」。今回は出会い系事件で裁判進行中の「木嶋佳苗被告から学ぶ、異性を引きつける極意」です。

 * * *
 殺人など10の罪に問われて、さいたま地裁で裁判が続いている木嶋佳苗被告。本人は2件の詐欺は認めていますが、3件の殺人罪などほかの容疑は否認しています。真相はまだ明らかになっていないし、もちろん無罪の可能性もあります。

 それはそれとして注目を集めているのが、被告人質問で木嶋被告が発した衝撃的な発言の数々。「女性として本来持っている機能が普通の女性よりも高い」「道具を使うセックスは邪道」などなど、裁判とは思えない色っぽさに満ちたフレーズに、法廷や傍聴席は微妙な雰囲気に包まれているとか。
 
 そうした“木嶋語録”は、彼女のキャラクターを浮き彫りにするとともに、多くの人が抱いている「なぜ、あのタイプに、多くの男性が彼女に引きつけられたのか……」という疑問を解くヒントを与えてくれます。

 木嶋被告的な発言で男性の心を揺さぶっているのは、木嶋被告だけではありません。男性としては、その手の発言を駆使する女性にコロッといかないように、あらためて自分を戒めたいところ。と同時に、もしかして木嶋被告的な発言にひそむ魔力を会得して女性に繰り出せば、ハートを揺さぶることができるかもしれません。あの木嶋被告から学ぶノウハウだけに、どんなタイプの男性が使っても効果がありそうな気もします。

 まず学びたいのが、臆面もない自画自賛っぷり。デートクラブで「愛人契約」を結んでいた男性たちは、「今までした中であなたほどすごい女性はいない」と彼女をホメてくれたとか。前出の「女性として本来持っている機能が普通の女性よりも高い」という衝撃的なフレーズも、そう称賛する男性が多かったという話で飛び出しました。

 そこまで自信たっぷりに言われると、「よっぽどすごいのかな」と興味をかきたてられます。機会があったら、憎からず思う女性の前で「たまに、あなたほどすごい男性はいないって言われるんだよね……」「自分じゃわかんないんだけど、男性として本来持っている機能が高いらしいんだよね……」と、さりげなく呟いてみましょう。たいていはスルーされるか鼻で笑われるかでしょうけど、興味を持ってくれる可能性も少しはあります。

 あなたが既婚者で、口説いた女性に「だって、奥さんがいるじゃない」という理由で拒絶されても、ひるむ必要はありません。木嶋被告は、当時“本命”の恋人がいたのに、ほかの男性と付き合うことをどう考えていたのかと聞かれて、「私はほかの男性とセックスしても裏切りと感じるような価値観は持っていません」と答えました。「奥さんがいるじゃない」と言われたら、このセリフの「男性」を「女性」に変えて、堂々と言い放ちましょう。もしかしたら迫力に押されて、「じゃあ大丈夫ね」と思ってくれる……かも。

 念のために申し上げておきますが、あくまでご自分の判断と責任においてお試しを。悲惨な展開になったとしても、「詐欺じゃないか!」と責めないでください。

関連キーワード

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン