国内

ライブ中被災したクミコ 「何かしたいと思ったら一度現地へ」

 東日本大震災の後、被災地には多くの有名人が支援に訪れたが、中には現地でのライブ中に被災した例もある。

 宮城・石巻市でのライブ直前に大震災にあった、歌手のクミコ(57才)は、地震の後、すぐに裏山の採石場に避難。一命はとりとめたものの、会場は水没。地元住民たちと不安な一夜を過ごしたという。

「そのとき、カーラジオから“まわりにひとり、人がいたら声をかけてください。つらい夜ですが朝はきます。待ちましょう”という呼びかけが聞こえてきました。人とつながる大切さを強く感じました」(クミコ)

 帰京後、現地でラジオが不足していると知り、すぐにラジオを手配。被災地に送る活動を行った。また、津波で泥まみれになったピアノの存在をツイッターで知り、昨年6月から修復に協力。再生できたピアノを伴奏に、9月からは石巻など被災地で無料のライブも行っている。

「地元のかたと一緒に歌うと皆さんも元気になれるし、私にとっても家族のようなつながりの人がたくさんできるんです」(クミコ)

 復興への願いを託した曲『きっとツナガル』は、石巻市民やボランティア、総勢200人もレコーディングに参加し、4月に発売する予定だ。

「何かしたいと思ったら、とにかく一度、現地に足を運んでほしいと思います。そこで、何かを感じたら、できることが見つかると思います」(クミコ)

 被災地で震災に直面した彼女の、被災地を見てほしいという思いが伝わってきた。

※女性セブン2012年3月22日号

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