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高配当狙いの株投資 時価総額1000億円以上企業ならリスク小

 株式投資の大きな魅力のひとつは、株主になっている企業からインカムゲイン、つまり配当金や株主優待が得られることだ。 今、高配当銘柄狙いの投資法には、日本株の上昇期待という追い風も吹いている。
 
 世界的な金融緩和で、各国が通貨供給量を増やしているため、投機資金などが日本株に流入することが予想されている。さらに、円相場の下落や復興需要などを背景に、日本企業の2013年3月期の業績回復期待が膨らんでいる。
 
 そうした好材料から、日本株は堅調に上昇し、今年中には日経平均株価は1万2000円台に乗せると予想するアナリストも少なくない。
 
「高配当銘柄を買っておけば、配当金というインカムゲインだけでなく、株価上昇による値上がり益というキャピタルゲインも期待できる」(立花証券執行役員・平野憲一氏)

 では、どういう銘柄に注目すべきか。
 
「高配当狙いの株投資は、長期間の安定的な配当収入を狙うもので、その銘柄の株価が乱高下しても慌てる必要のない長期保有が基本です」(T&Cフィナンシャルリサーチ取締役副社長・野田和宏氏)
 
 とはいえ、長期保有だろうが短期保有だろうが、過去の実績がいくら高配当だったからといって、その企業が突然無配に転じるようなことになってしまえば元も子もない。
 
 つまり、高配当銘柄への投資では、企業が減配や無配に転じることが最大のリスクとなる。そのため、破綻懸念がないことや財務や利益水準などが安定した企業を選ぶことが肝心になる。
 
「その基準としては、株式の時価総額が1000億円以上という比較的高いハードルを設けた上で選ぶのが得策だと思います。時価総額が1000億円以上の企業は、市場から財務などに健全性が担保されていると一定の評価を得ていると考えられる。そのため、すぐに株式が紙屑になったり、配当がなくなったりする懸念は少なく、投資先として安心感があるといえます」(前出・平野氏)

※週刊ポスト2012年3月23日号

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